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UXの改善がホームページに与える影響や改善時のポイントについて

2024
.09.09

UXの改善がホームページに与える影響や改善時のポイントについて

ユーザーが製品やサービスを使用する際に感じる様々な体験・印象をUX(ユーザー体験、ユーザーエクスペリエンス)と呼び、ホームページにおいては、文章の可読性やクリエイティブの訴求力、ホームページ自体の利便性など様々な要素がUXに該当します。
ホームページを訪れたユーザーの離脱を防ぐため、UXは大切な要素の一つであり、定期的に見直し、必要に応じてホームページ内のコンテンツやデザインを修正することが重要です。そこで、本記事ではUXの改善がホームページに与える影響や、改善を行う際のポイントについて解説します。

【目次】
1.UXとは?
2.UXの改善例について
a.コンテンツの配置の改善
b.掲載する画像の改善
3.UXを改善する際の注意点について
4.UX改善を行う頻度について
a.UXの改善によって必ずしも検索順位が向上するわけではない
5.今回のまとめ

UXとは?

UXとは「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略で、先述したとおり、ユーザーが製品やサービスの利用をとおして感じる様々な体験や印象のことを指します。特に、ホームページにおいては、「画像や動画が充実していて楽しい」「文章が読みやすくて内容が理解しやすかった」「購入までの手順が分かりやすくスムーズに商品を買うことができた」といったユーザーの体験・印象を指します。
ホームページのUXを改善することによって、可読性や利便性が向上するため、ユーザーの離脱を防ぎ、コンバージョン率の向上を期待することができます。

ホームページにおける主なUX

-画像や動画の見やすさ・分かりやすさ・魅力
-文章の読みやすさ・理解しやすさ
-コンテンツの配置
-メニューボタンの位置・文言
-コンバージョン(問い合わせ・資料請求など)につながる導線設計
-対応言語
-ページの読み込み速度

UXの改善例について

UXを改善することで、コンバージョン率を高めることが期待できるものの、自社ホームページのどの箇所を改善すれば良いか分からない方が少なくありません。そこで本章では、例として「コンテンツの配置」「掲載する画像」の2つのポイントに焦点を当てて、改善方法をご説明します。

コンテンツの配置の改善

「User Heat」や「Microsoft Clarity」といったヒートマップツールを活用することで、特定のページにおいて、ユーザーが熟読している箇所やクリックしている箇所、離脱している箇所などを視覚的に確認することが可能です。
例えば、ユーザーが熟読している箇所を確認することで、該当のページに訪問したユーザーが、どのようなコンテンツを求めているかを知ることができます。熟読されている箇所がページ下部に集中している場合は、ページに訪れたユーザーがすぐに知りたい情報を見ることができるよう、該当のコンテンツをページ上部に移動させることが重要です。
このようにコンテンツの配置を改善することによって、ユーザーの知りたい情報をすぐに見せることができ、離脱を防ぐことが期待できます。

掲載する画像の改善

ホームページに掲載する画像は各ページ内のテーマや内容、ターゲット層に沿ったものが望ましく、例えば、テーマと全く関係がない画像をアイキャッチ画像として設定した場合、訪問したユーザーが「求めていたページと違うページに来てしまった」と感じてしまい、離脱してしまうおそれがあります。
また、ターゲット層にあわせた写真を使用することも重要です。例えば、40〜60代向けの介護サービスを取り扱うホームページの場合、若者をモデルとした写真ではなく、高齢者をモデルとした写真を使用してユーザーに「自分ごと」として意識させることが大切です。
前節でお伝えしたとおり、ヒートマップツールを活用することで、ユーザーが離脱している箇所を確認することができるため、設置した画像の直下で離脱しているユーザーが数多く見られる場合は、画像の変更を検討してみましょう。

UXを改善する際の注意点について

UXの改善を行う際、一度に数多くの要素を変更することで、改善後に得られた結果について、どの要素が起因して生じたのかを把握しづらくなってしまいます。そのため、「今回はコンテンツの配置だけ」「今回はアイキャッチ画像だけ」など、特定の要素に限定し、改善を行うよう努めましょう。
また、ABテストツールを活用することで、複数のパターンに対する反応を比較でき、効率的にUXの改善を行うことが可能です。

UX改善を行う頻度について

ホームページの運用状況によって、UXの改善を実施する適切な頻度は様々です。例えば、Web広告やSEO対策により、日々数多くのユーザーが訪問する場合は、1〜2日に一度の頻度でクリック率やコンバージョン率などのデータを確認し、必要に応じてUXの改善を試みることが大切です。
また、定期的にホームページのアクセス数や検索順位の推移を確認し、急激にアクセス数が減少したタイミングや検索順位が下落したタイミングがあれば、UXの改善を検討してみましょう。

UXの改善によって必ずしも検索順位が向上するわけではない

UXの改善によって、ユーザーへの訴求力や利便性が向上するものの、必ずしも検索順位が向上する訳ではありません。
Googleの検索結果の順位を決定するアルゴリズムは、UXだけでなく、記事の更新頻度や権威性、独自性など様々な要因から評価しています。そのため、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなど複数のツールを使用してホームページの運用状況を把握し、UX以外の課題を見出すことが重要です。

今回のまとめ

本記事では、UXの改善がホームページに与える影響や、改善を行う際のポイントについて解説しました。UXを改善することで、ユーザーにとって可読性や利便性が向上し、コンバージョン率を高めることが期待できます。UXを改善する際は、主にヒートマップツールを活用してホームページの課題を見出し、テキストや画像などのコンテンツを修正しましょう。
ただし、UXの改善によって必ずしも検索順位が向上するとは限らないため、複数の解析ツールを使用して多面的にホームページを分析するよう心がけましょう。

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

T.T.

建設会社で施工管理として勤務後、フリーランスでコンテンツマーケティングを請け負い、WEBライターとして活動。株式会社オンカに入社後は、WEBマーケティングに関する知見を活かし、WEBディレクターとして幅広い顧客のホームページ制作に携わる。

  • YMAA(薬機法医療法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • KTAA(景表法・特商法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • ウェブマスター検定1級

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