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WEBデザインのトレンド分析に有用なアワードサイトとは
2022
.05.09
WEBデザインのスキル向上を図るためには、他のデザイナーが手掛けたWEBデザインを見て、分析することが重要です。WEBデザインにおける参考サイトの重要性については「ホームページデザインの参考になるギャラリーサイト5選」「ホームページをデザインする前の参考サイトの選び方」などでもお伝えしてきましたが、一般的な日本のギャラリーサイトは個人や一企業が運営しているケースが多く、掲載基準も曖昧です。日本の企業の特色を生かしたブランディングや、それに適応した近代的なデザインの参考にはなりますが、日本企業の気質が反映されたような保守的なデザインのホームページが多く、WEBデザインのトレンドや傾向を分析するには心もとない一面もあります。そこで今回は、WEBデザインのトレンド分析、アイデア取集に役立つ、海外のアワードサイトについてお伝えします。
【目次】
1. アワードサイトとは
2.世界の主要なアワードサイト
a.AWWWARDS
b.CSS Design Awards
c.FWA (favouritewebsiteawards)
3.今回のまとめ
アワードサイトとは
応募されたWEBサイトを審査員が採点し、順位付けをするとともに、最も優れたWEBサイトを選出するプラットフォームがアワードサイトです。審査員はデザイナーやディレクターをはじめとするプロが審査委員会として行うケースや、ギャラリーサイトのような公開されたプラットフォームから一般投票が行われる場合もあります。審査基準もデザインだけでなくコンテンツの内容、UIの操作性やイノベーションの有無など多岐にわたります。もちろん賞自体にもデザイン賞や広告賞に劣らぬ権威があります。
世界の主要なアワードサイト
アワードサイトは基本的にノミネートされたサイトやその評価を発表するプラットフォームですが、WEBデザインを一覧にして見ることができるのでギャラリーサイトのようにWEBデザインの参考を探すのにも役立ちます。ここでは、世界3大アワードと呼ばれるアワードサイトをご紹介します。
Awwwards
「Awwwards」は１日で最も優れたWEBサイトである「Sites of the day」をはじめとして、月や年毎に最も優れた評価を得たWEBサイトに賞を認定しています。評価基準としてデザインとユーザビリティが重要視されていることから、最新WEBデザインの傾向を掴むヒントになるかもしれません。また、ノミネートされたサイトを業界や色などカテゴリーに分けて探すこともできるので、ギャラリーサイトに近い使い方をすることもできます。
CSS Design Awards
「CSS Design Awards」は「Awwwards」と評価体制や賞の種類は似ていますが、評価基準が異なります。「CSS Design Awards」では、UI、UXデザイン、新しい技術を採用しているかなどのイノベーションの有無が重要視されます。そのため、操作性やユーザー体験の面で秀でたホームページが多くノミネートされています。
FWA (favouritewebsiteawards)
FWAは、媒体に限らず先進的なクリエイティビティを評価する賞です。ノミネートされている作品はホームページも多数ありますが、アプリ、VR、インスタレーションなどデジタル媒体を絡めた最新のプロジェクトも多く世界の技術力の高さや斬新なアイデアがWEBデザインの刺激になるかもしれません。
今回のまとめ
ギャラリーサイトは国内の市場に合わせてデザインされた同業他社の参考サイトなど、具体的なイメージを探るのには向いていますが、新しいアイデアの発見や、最新トレンドのリサーチに向いているとは言えません。ギャラリーサイトや今回ご紹介したアワードサイトだけではなく、複数のメディアからWEBデザインの傾向をリサーチするようにしましょう。
