COLUMN

コラム

イッソップ童話「うさぎとかめ」から学ぶ会社経営を成功させる大切なこと

2017.06.25

コラム


日本人なら誰もが知っているイソップ物語の「うさぎとかめ」。
小学校の教科書にも掲載されているこの物語には、実は会社経営を成功させるための素晴らしいマーケティングのコツが隠されていたのです。
今回は、そんな会社経営で参考にしたい、「うさぎとかめ」でかめが勝った理由をマーケティングに照らしてお伝えしていきます。

イソップ物語「うさぎとかめ」の物語

日本で育った人であれば、イソップ物語「うさぎとかめ」を知らない人はほとんどいないかと思います。
(ご存じない方は、最後に原文も載せておきますので一度読んでみてください。)
このイソップ物語の歴史は、古代ギリシャ時代まで遡ります。

当時、奴隷として働かされていたイソップ(アイソーポスともいう)という人物が考えた物語を「イソップ物語」と呼び、2500年以上経った今もなお世界中で愛されています。
このイソップ物語は国によって様々な解釈がなされているため、本来の物語とは若干違った形で伝わっているものもたくさんあります。
今回お話しする「うさぎとかめ」についても、国や地域によっては様々な伝わり方をしていますが、今回は一般的に日本で語られているオーソドックスな物語について触れてみたいと思います。
この物語は、うさぎとかめが山のふもとまでかけっこをして、どちらの足が速いかを競う物語です。
当然、身体のつくりが違うためうさぎの方が早いのですが、あまりの大差がついたことで余裕をこいて途中で居眠りをしている隙に、かめに抜かれて負けてしまうというお話です。
これは、どんなに余裕があっても気を抜いてはいけない「油断大敵」の教訓、または小さなことでも継続して取り組めば結果がついてくる「継続は力なり」の教訓として、日本の教育現場においてもよく取り上げられています。

うさぎが負けてかめが勝った本当の理由

この物語において、「なぜうさぎが負けたのか?」という問いに対しては、おそらくほとんどの人が「うさぎが油断したから」という答えを思い浮かべるかと思います。
しかし、根本の原因はうさぎが油断したからではなく、うさぎとかめの勝負における考え方の違いにあるのです。

かめは、競走の中で常に自分のゴールを見て走っていました。
一方、うさぎは常に対戦相手であるかめを見て走っていました。
ここに決定的な違いがあるのです。
うさぎも自分のゴールだけを見据えて走っていればすぐにゴールにたどり着いたはずなのに、対戦相手のかめに目を向けてしまったためにいらぬ余裕が生まれてしまったのです。

「うさぎとかめ」から学ぶ会社経営を成功させる方法

人はいつも、このうさぎのように他人を見てそこに優越感や劣等感を感じて生きてしまいがちです。
そういった「他人との差」に目を向けすぎて、結局は自ら「負け」の原因を作ってしまいます。
しかし、本当に競争に勝つ人は、周りのペースに惑わされることなく、常にゴールだけを見て自分のペースで走り続けます。
周りの人が遅いからといって手を抜くこともなく、逆に自分が遅れているからといって無用に焦ることもありません。

これは、会社の経営でも同じです。
ライバル企業の経営や立地、価格設定や広告の方法など、会社を経営しているとあらゆることが気になりがちです。
しかし、会社の本当の目的は「ライバル会社に勝つこと」ではなく、「お客様に自社を選んでもらうこと」です。
これは似ているようで、実は全く別物です。

2017年は、自社のゴールを見失わないよう、もう一度、会社経営のゴールを見直してみてはいかがでしょうか。
なお、ライバルを意識することが必ずしも悪いわけではなく、互いに切磋琢磨しながらも、経営の本質を見失わない関係が最も理想的です。

(参考)「うさぎとかめ」翻訳文

ある日のこと、かめの脚がお遅くてのろまなのを、うさぎがバカにして嘲笑いました。
それを聞いたかめは、「あなたは確かに脚が速いけれども、実際にかけっこをしたら私が勝ちますよ。」と答えました。
するとうさぎは「それならば、かけっこで競走してみようか?そうすればわかるさ。」と言いました。
それを聞いたかめは「だれがかけっこのコースとゴールを決めて、審判をするのですか?」と聞きました。
「きつねが公平で利口だから、あれに頼もう。」とうさぎは提案しました。

その後、かけっこの時間が訪れ、きつねがスタートの合図をしました。
たちまち、脚の速いうさぎがかめを引き離し、みるみるうちに差がつきました。
それでも、かめは諦めずに歩き続けました。
うさぎがゴールの手前までたどり着いて後ろを振り返ると、もうすっかりかめは見えなくなっていました。
まだまだ余裕があることがわかったうさぎは、辺りを見回して大きな木を見つけると、その木かげでひと休みすることにしました。

それからしばらくして、いつの間にかすやすやと眠ってしまったうさぎが目を覚ましました。
「あれ、少し眠ってしまったな。まあ、どうせかめはまだまだ追いつけないはずだから。」そう言ってうさぎは大きく伸びをすると、そのままゴールに向かいました。
「よーし、もうすぐゴールだ。・・・あれ?」
なんと、まだまだ後ろにいると思っていたかめが、先にゴールしてきつねと一緒に喜んでいたのです。

今回のまとめ

イソップ物語の「うさぎとかめ」でうさぎが負けてかめが勝った根本の原因は、うさぎが油断したからではなく、うさぎとかめの勝負における考え方の違いにあるのです。
かめは、競走の中で常に自分のゴールを見て走っていた一方で、うさぎは常に対戦相手であるかめを見て走ってたことに決定的な違いがあるのです。
うさぎも自分のゴールだけを見据えて走っていればすぐにゴールにたどり着いたはずなのに、対戦相手のかめに目を向けてしまったためにいらぬ余裕が生まれてしまったのです。
これは、会社の経営でも同様であり、ライバル企業の経営や立地、価格設定や広告の方法など、あらゆることが気になりがちですが、「お客さまに自社を選んでもらう」というゴールを見失わずに経営することが大切です。

CONTACT US

ホームページ制作や集客に関するご質問など、
こちらからお気軽にお問い合わせください

お問い合わせ onca
お問い合わせ