WORKS
制作実績
SCROLL
CLIENT
株式会社シー・スリーエス 様
CATEGORY
ポータルサイト
BUSINESS
男性の悩み
AREA
東京都港区
RELEASE
2024.01
存在価値の危機に瀕したおじさんの居場所を作る
「男たちの郷」は、40-60代の男性をターゲットとしたポータルサイトです。誹謗中傷や誤解、偏見などのネガティブな感情をぶつけられやすい対象となる、所謂オジサンが帰る居場所を作りたいという目的で制作を依頼いただきました。
ポータルサイトとしては、人間関係や健康、金銭などの悩みに関するコンテンツに加え、昭和世代に生まれた映画やドラマ、小説などの作品から当時の男たちを読み解くコンテンツ、そして歴史や社会学的な観点から男という存在を紐解くコンテンツの3つを柱としています。
第一フェーズとしてはアクセス数向上を目的としてホームページを制作しましたが、シミュレーション通りに運用を進めることで目標数値を達成した後は、ただのポータルサイトとしての活動だけではなく、会員機能やEC機能など、様々なコンテンツの拡充を想定しています。
マーケティング戦略・ペルソナ
前項に記載のとおり、本ポータルサイトは40-60代の男性をメインターゲットとしているため、奇を衒ったような尖ったホームページではなく、使いやすさを重視したシンプルな設計で制作しました。ただし、シンプルに設計しすぎてしまうと、ユーザーに退屈な印象を与えてしまい、かえって悪影響を及ぼすおそれがあったため、フォントやカラーリングなどを何度も繰り返し調整しました。
また、本サービスは、新規サービスであることから知名度はまだまだ低く、指名検索による流入を見込むことはできず、情報検索をベースとしたクエリでの流入を確保していく必要があります。ユーザーの局所的なニーズは、今後のブログ記事制作で対応していくため、弊社におけるライティングは、同サービスの世界観に影響を及ぼさない程度にキーワードを選定・修正しています。
デザイン制作・UX/UI設計
メディアの特性に加え、主賓メッセージにもある「承前啓後」というワードをテーマとして「普遍的かつ根源的な男らしい格好よさ」と「革新的でいて型にはまらない新しさ」という2つのデザインコンセプトを設定しました。
男性ユーザーに直感的に「格好いい」と思ってもらうため、40~60代の男性の嗜好に適合しているアウトドアブランドや雑誌を徹底的に分析し、ボールドな書体やコントラストの高いカラーリングを採用することで、メインターゲットとなる男性の好みに合った「読み物」となるようにデザインしました。一方で革新的な新しさに関してはネガポジ反転、ダイナミックなタイポグラフィなどWEBデザインのトレンドを取り入れ、競合ポータルサイトとの差別化を可能にしています。
また、機能面については、インタラクティブな動きを取り入れすぎると年配のユーザーにはかえって使いづらくなってしまうことが予想されるため、スクロールなど主導線に関わる箇所には極力動きをつけず、ホバーアクションなど操作感に関わる箇所を中心にアニメーションを取り入れ、UXの向上を目指しました。