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Googleの生成AI機能 SGEの活用方法
2023
.10.04
既に利用している人も多くいると思いますが、2023年8月30日よりGoogle検索の生成AI機能として「SGE」(Search Generative Experience)と呼ばれる新しい検索表示が試験的に導入されました。2022年11月30日に公開されたChatGPTが記憶に新しく、筆者も次々に登場するAIツールになかなかついて行くことができていませんが、WEBマーケターやホームページの運用担当者にとっては、仕組みや使い方について理解しておいた方が良さそうです。
今回は、SGEの基本知識と活用方法についてご紹介します。
【目次】
1. Googleの生成AIツール「SGE」の基本知識
2. SGEの導入方法
3. SGEの活用方法
4. 今回のまとめ
Googleの生成AIツール「SGE」の基本知識
SGE(Search Generative Experience)は、Googleが開発した新しい生成AIツールで、米国時間の2023年5月10日に発表され、日本では同年8月30日に試験提供が開始されました。
今まで私たちは、検索結果に表示される複数の情報の中から取捨選択し、理解するというステップを踏んでいましたが、SGEによって複数の情報が文章化され、瞬時に検索結果の内容を把握することができるようになりました。また、検索結果に表示される文章と合わせて、さらに検索結果について深掘りすることができる質問がいくつか表示され、質問をクリックすると回答が表示されます。
このように、会話形式で調べることができるため、深掘りすることができるだけでなく新たな観点を得ることができます。
SGEの導入方法
Google ChromeのブラウザとGoogleアカウントがあり、18歳以上であれば誰でも使うことができます。ブラウザの右上に表示されているフラスコマークをクリックし、SGEを有効に切り替えた後、Google利用規約と生成 AIの追加利用規約の遵守に関する内容に同意すると使用することが可能です。
詳しい使い方は以下のページに記載されています。
■Search Labs の試験運用版を試す
SGEの活用方法
SEGは、複数の情報をもとに回答を生成するため、情報収集を行う場面ではとても有効です。例えば、ホームページのSEO対策を調べる際には、複数のホームページがSEO対策について紹介しているため、検索結果に表示される上位のホームページをチェックするだけでもかなりの時間と労力が必要です。SGEでは、複数のホームページに記載されているSEO対策に関する情報をこちらの図のように簡潔にまとめて表示するほか、おすすめのリンクも紹介してくれるので、そちらを確認することでより詳しい内容を確認することができます。
他にも「髪が痛みにくいドライヤー」と調べると、複数のホームページで紹介されているドライヤーについて調べると、マイナスイオンが搭載されたドライヤーについてだけでなく、速乾機能のあるドライヤーや、髪を痛めないドライヤーのポイントについても回答します。このように、調べた内容に+αの情報を提供してくれることも、SGEを活用する大きなメリットです。
そのほか、 YMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる人々のお金や健康に関することを検索した場合は、他の検索と同様に詳細な回答を示しますが、以下のように斜体の文字で専門家に確認するよう注意書きが表示されます。
今回のまとめ
今回は、Googleが提供する生成AI SGEについて紹介しました。使い方を調べるよりも使ってみることが機能を理解する上で一番有効ですので、まずはブラウザの右上のフラスコボタンを押してみてください。
なお、SGEをオンにすると、「site:」が使用できなくなってしまいますので、インデックス数を確認する際はSGEを解除してから調べてみてください。