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タブなどでコンテンツを整理する際のSEO対策上の落とし穴
2022
.12.27
ホームページに掲載するコンテンツ量が多い場合や情報のカテゴライズなどを行いたい場合は、タブや折り畳み機能を実装することでコンテンツを整理することができます。しかし、これらの方法はSEO対策やアクセシビリティの観点であまりお勧めできないため、万全のSEO対策を行いたいのであればその理由も含めて確認しておきましょう。
そこで今回は、ホームページに掲載するコンテンツをタブなどで整理する際のSEO対策上の落とし穴についてお伝えします。
【目次】
1. ホームページに掲載したい情報が多い場合の主な対処法
a. タブでコンテンツを切り替える仕組みを取り入れる
b.クリックで詳細が表示される仕組みを取り入れる
2. タブでのコンテンツ切り替え等におけるSEO対策上の注意点
3. 今回のまとめ
ホームページに掲載したい情報が多い場合の対処法
ホームページ上に掲載したい情報量が多い場合は、ページを分ける方法も挙げられます。しかし、1ページに情報を集約したい場合や予算を上げられない場合は、以下のような仕組みを取り入れることで分かりやすく表示させることができます。
タブでコンテンツを切り替える仕組みを取り入れる
コンテンツをカテゴライズする際には、タブでコンテンツを切り替える仕組みを取り入れることで、ユーザーがひとめでわかりやすいコンテンツを作ることができます。例えば、新着情報を「ニュース」「コラム」「採用情報」などにカテゴライズする際や、商品一覧のカテゴライズを行うときに活用される方法です。
クリックで詳細が表示される仕組みを取り入れる
長文の説明を記載することでコンテンツの幅を取ってしまう場合は、「詳しく見る」などのボタンをクリックすると詳細が表示される仕組みを取り入れることで、興味のないユーザーの離脱を避けることに繋がります。
例えば、サービスの対応地域や注意事項を羅列する際に活用される方法です。
タブでのコンテンツ切り替え等におけるSEO対策上の注意点
上述したようなタブでのコンテンツの切り替えや、折りたたみコンテンツを活用することで、ユーザが必要な情報の取捨選択を行うことができます。しかし、タブや折り畳みによって隠されたコンテンツは、Googleに隠しコンテンツとみなされ、検索結果に表示する対象として認識されないおそれがあります。
また、インターネットに使い慣れているユーザーはタブの切り替えや折りたたみの展開等の操作を直感的に行うことができるかもしれませんが、リテラシーの低いユーザーは隠された情報を見つけることができない可能性があります。さらに、視覚障害のある方はブラウザの読み上げ機能(スクリーンリーダー)を活用することが多い傾向にありますが、隠しコンテンツはスクリーンリーダーで読み上げられないため、アクセシビリティが下がる可能性があります。
このような観点から、万全なSEO対策を行いたいのであれば、タブや折り畳みでの隠しコンテンツは極力使用しないことをお勧めします。
情報量を抑えることでCV数向上に繋がる場合もあります
情報社会の現代においては、ホームページに情報を掲載すればするほど問い合わせなどのCVに繋がりやすいとお考えの方も多くいらっしゃいます。しかし、情報量が過多なホームページは、ユーザーを迷わせたり、ページの表示速度に多くの時間を要してホームページからの離脱率を上げる可能性があります。
むしろ「少し気になる」程度に情報量を抑えることでCV数の向上に繋がる場合もあるということを念頭に、少し余白を持たせたホームページ制作を行うことが重要です。
今回のまとめ
ホームページ上に掲載したい情報が多い場合は、タブでコンテンツを切り替える仕組みを取り入れたり、クリックで詳細が表示される仕組みを取り入れることで情報を整理することができます。しかし、これらの方法は隠しコンテンツとみなされてGoogleの検索結果に表示されない懸念や、アクセシビリティを下げる懸念があるため、SEO対策上ではお勧めしません。どうしても多くの情報を掲載したいという場合は、ページを分ける方向でホームページを制作すると良いでしょう。