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自社のホームページに適したレンタルサーバーを選びましょう
2022
.12.29
ホームページを新規開設・リニューアルする際には、ホームページのデータを保管するサーバーの存在が必要不可欠であり、自社サーバーを保有していない殆どの企業では、外部業者のレンタルサーバーを利用するケースが多く見られます。
しかし、一口にレンタルサーバーと言っても様々な種類に分かれているだけでなく、各社から様々なサービスが世の中にリリースされており、どれを選択すべきか迷っている担当者も多いのではないでしょうか?
安易にレンタルサーバーを契約してしまうと、ホームページ公開後の乗り換え作業は非常に手間がかかり、難しい作業を要求されるケースも少なくありません。
今回は、企業のホームページ担当者が自社のホームページに適したレンタルサーバーを選ぶ際に、知っておくべき基礎知識や選び方のポイントなどをご紹介します。
【目次】
1.レンタルサーバーとは
2.レンタルサーバーには4つの種類がある
a.共用サーバー
b.専用サーバー
c.VPS(仮想専用サーバー)
d.クラウドサーバー
3.一般的なコーポレートサイトであれば共用サーバーがおすすめ
4.レンタルサーバーを選ぶ際のポイント
a.CMSに対応しているか
b.求める機能が搭載されているか
c.適した容量・価格のプランがあるか
d.信頼性・将来性があるか
e.サポート体制が充実しているか
5.今回のまとめ
レンタルサーバーとは
レンタルサーバーとは、ホスティングとも呼ばれ、プロバイダや通信事業者が保有するサーバーを、ネットワーク経由で顧客に貸し出すサービスのことを指します。自社専用のサーバーを構築する場合、多額のコストや高度な専門知識などが求められますが、レンタルサーバーは、専門的な業者が準備や管理を行ってくれるため、利用する企業はコスト削減やリスク回避など様々なメリットを得ることができます。
レンタルサーバーを利用してホームページを公開する場合、ホームページの制作者がデータをまとめてサーバーにアップします。その後、ユーザーがレンタルサーバー業者の運用するサーバーにアクセスし、ホームページを閲覧するという仕組みになっています。
レンタルサーバーには4つの種類がある
レンタルサーバーは、主に4つの種類が存在します。それぞれに特徴がありますので、自社に最適な種類を選びましょう。
共用サーバー
共用サーバーは、一つの物理サーバーを複数のユーザーで共有して利用するサービスです。住宅で例えるのであれば、シェアハウスのようなイメージでしょう。
レンタルサーバーを提供している業者がサーバーの設定や運用などを行ってくれるため、知識がなくとも簡単に利用することが可能です。また、一つのサーバーを複数人で分割して利用しているため、利用料金も比較的安価というメリットがあります。一方で、一つの物理サーバーを複数人で共有しているため、同じサーバー利用者のアクセス負荷の影響を受けてしまうおそれがあることに加え、ユーザーごとの個別のオーダーでサーバーの設定を変更することが困難というデメリットも存在します。
専用サーバー
専用サーバーは、一つの物理サーバーを占有して利用することができるサービスです。住宅で例えるのであれば、注文住宅のようなイメージでしょう。
自社の求めるスペックや設定などを自由に選ぶことができることに加え、共用サーバーと異なり他の利用者の影響を受けないため、柔軟で安定的な運用を行うことが可能です。一方で、共用サーバーと比較して利用料金が高額なこと、サーバーの設定や運用を契約者自身が行う必要があるため、専門的な知識を有していなければ利用しにくいことなどがデメリットと言えるでしょう。
VPS(仮想専用サーバー)
VPS(仮想専用サーバー)とは、前述した共用サーバーと専用サーバーを合わせたようなサービスです。一つの物理サーバーを複数人で共有する点に関しては共有サーバーと同様ですが、利用者ごとの領域があたかも一つのサーバーのように設定(仮想化)されているのが特徴です。住宅で例えるのであれば、分譲マンションのようなイメージでしょう。
共用サーバーの安価な価格設定であるにも関わらず、専用サーバーのような自由度の高さを有しているため、非常にバランスの良いサービスと言えますが、一方で共用サーバーのようにサーバーの設定や運用などを業者が行ってくれるわけでないため、ある程度の専門知識を有している企業に向いています。
クラウドサーバー
近年シェアを広げているクラウドサーバーは、物理サーバーの利用できる領域を、仮想的に割り当てて利用者に提供するサービスです。住宅で例えるのであれば、分譲住宅のようなイメージでしょう。
物理的なサーバーを仮想化して利用する点では前述したVPSと同様ですが、VPSは、一つのサーバーを仮想化しているため、あらかじめ決まったリソースが割り当てられているのに対し、クラウドサーバーの場合は、複数のサーバーに干渉して柔軟なリソースの増減を行うことができるのが特徴です。
一般的なコーポレートサイトであれば共用サーバーがおすすめ
一般的なコーポレートサイトの運営であれば、専用のカスタマイズや柔軟なリソース変更が必要になるケースは少ないため、安価な共用サーバーを選択すれば問題ありません。
一方で、大量のアクセスが集まるホームページやセキュリティの高さが求められるホームページは、求められる機能・スペックに応じて専用サーバー・VPS・クラウドサーバーなどから最適な種類を選択しましょう。
レンタルサーバーを選ぶ際のポイント
ここまでにレンタルサーバーの種類をご説明しましたが、世の中には様々なレンタルサーバー業者が存在し、そこから多種多様なサービスがリリースされているため、どのサービスを選んだらよいか迷う担当者も多いのではないでしょうか。本項では、レンタルサーバー(共用サーバー)を選ぶ際のポイントを解説します。
CMSに対応しているか
CMSとは、Contents Management Systemの略称であり、HTMLやCSSなどの専門的な知識を有していなくとも、簡単にホームーページを制作・編集することができるシステムです。外注コストの削減や、作成・編集時間の短縮、SEO対策などを実現することが可能なため、現在では多くのホームページに導入されています。
CMSは、多種多様な種類やバージョンなどが存在するため、サーバーを選択する際は該当するCMSが適切に機能する環境なのかを確認する必要があります。
求める機能が搭載されているか
共用サーバーは、後からカスタマイズすることが困難なため、必要な機能があらかじめ用意されたサーバーを選ぶことが大切です。具体的には、SSL化やバックアップ機能、セキュリティ機能、複数人での管理機能、使用フォントなどが挙げられます。
適した容量・価格のプランがあるか
各社サービスは、様々なニーズに対応できるようにディスク容量やスペックに幅を持たせている場合が多く、その中から自社のホームページに最適なプランがあるのかを確認しましょう。
求めているスペックを満たしているかどうかの確認はもちろん必要ですが、問題なく運用することができるスペックを大きく上回るプランしか存在しない場合は、無駄な費用を払うことになりかねないため、こちらも注意が必要です。
サポート体制が充実しているか
共用サーバーを選択する一般企業は、内部にITリテラシーの高い人間が在籍しているとは限りません。そのため、突然のトラブルや悩みに対して迅速に対応してくれるサポート体制の充実度も重要な選定基準です。業者によっては、「メールのみで電話対応不可」「平日の所定の時間のみ」といった制限を設けている場合もあるので注意しましょう。
今回のまとめ
今回は、企業のホームページ担当者が自社のホームページに適したレンタルサーバーを選ぶ際に、知っておくべき基礎知識や選び方のポイントなどをご紹介しました。
レンタルサーバーには、主に共用サーバー・専用サーバー・VPS・クラウドサーバーという4種類が存在し、業者ごとに様々なサービスを提供しています。提供されているサービス・プランごとに機能やスペック、価格などが異なるため、自社が求めるサービス・プランを選定し、安全で快適なホームページホームページ運営を行いましょう。