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ホームページ閲覧時に表示されるCookieポリシーの種類について

2022
.12.29

ホームページ閲覧時に表示されるCookieポリシーの種類について

ホームページの閲覧時に、「Cookieを有効にしてください」「すべてのCookieを受け入れる」のようなポップアップが表示された経験はありませんか?
特に何も意識せずCookie(クッキー)を有効・受け入れている方が多いかと思いますが、近年は、大手企業のホームページをはじめとしてCookieポリシーを複数個表示されるケースが多く、どれを選択して良いのか迷ってしまうかと多います。
そこで今回は、Cookieポリシーの種類について紹介します。

【目次】
1.Cookieとは
2.Cookieの利用目的と種類
a.動作に必要なCookie
b.機能性Cookie
c.パフォーマンスCookie
d.ターゲティングCookie
3.今回のまとめ

Cookieとは

Cookieの利用目的について説明する前に、Cookieの概要に触れていきます。Cookieとは、年齢・性別といったユーザーの情報や、パスワード・IDといったログイン情報、ユーザーの行動などを保存・利用することができる機能のことです。
例えば、Amazon・楽天などのECサイト内へ再アクセスした際に買い物カゴに商品の情報が残っていたり、一度入力したログイン情報を再入力する必要なくサービスを利用することができた経験が一度はあるかと思いますが、これらはすべてCookieによる機能です。Cookieの情報は、利用している端末に保存されるため、過去にスマホでアクセスしたホームページにパソコンでアクセスしてもCookieは適用されません。
Cookieには、セッションCookieとパーシステントCookieの大きく2つに分けることができます。セッションCookieはユーザーがホームページを閲覧中のみ有効なCookieで、パーシステントCookieはホームページ(ブラウザ)を閉じた後も有効なCookieです。
なお、ヨーロッパでは、法令によってCookieが個人情報として取り扱われているため、ヨーロッパに支社を設けていたり、商品・サービスを提供しているホームページは、Cookieポリシーを掲載する必要があります。

Cookieの利用目的と種類

本項目では、ホームページ閲覧時によく見かける4種類のCookieを紹介します。

動作に必要なCookie

「不可欠なCookie」「厳密に必要なCookie」と表示されるケースがあり、ホームページ内部のシステム等が正常に動作するために必要不可欠なCookieです。
Cookieの機能は、ユーザー側でON/OFFを選択することが可能ですが、動作に必要なCookieのみはユーザー側で切り替えることができないケースがほとんどです。
この機能は、Cookie利用の同意有無を記憶するほか、ホームページによって利用用途は様々ですが、ログインやフォーム入力、ショッピング機能、支払い処理のシステムなどに関連しているため、このCookieをOFFにしてしまうとホームページを満足に利用することができなくなります。

機能性Cookie

機能性Cookieは、ユーザーが過去に実施した設定や行動などをブラウザが記憶し、そのデータに合わせてパーソナライズ化した情報を提供するために使用されるCookieです。ユーザーの利便性を向上させるためのCookieと理解いただいて問題ありません。
例えば、ユーザーが過去に選択した国や言語、カラー、フォントサイズなどが次回アクセス時に自動で反映されたり、一度入力したIDやパスワードなどのログイン情報を再度入力する必要がなくなるため、よりストレスなくホームページを利用することができるようになります。

パフォーマンスCookie

パフォーマンスCookieは、ユーザーのアクセス数や滞在時間、ホームページ内の行動を保存するCookieです。収集したCookieデータを利用してユーザーの興味関心やホームページの問題点など分析し、ホームページを改善する目的で利用されています。
一般的にはこのようなユーザーデータを収集するために、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleといった外部ツールを利用するケースがほとんどです。なお、上記のような外部システムを利用していることから、サードパーティーCookieと勘違いされるケースがありますが、Googleが公表している通り、Google AnalyticsはファーストパーティーCookieです。

ターゲティングCookie

ターゲティングCookieは、上述のパフォーマンスCookieと同様にユーザー情報を収集し、興味・関心を分析するCookieです。そのユーザーと関連性が高い情報や広告などを表示させる目的で利用されています。
上記3つのCookieのようなファーストパーティーCookieではなく、基本的にサードパーティーCookieが利用されているため、そこで収集されたデータが他ドメインのホームページにアクセスした際にも活用されます。

今回のまとめ

今回のブログを読むことで、Cookieの概要とその種類について理解することができたかと思います。
今回のブログでは、あくまでも代表的なCookieを紹介しているだけであり、実際には様々な種類のCookieが存在しています。また、Cookieの利用用途についても各ホームページで異なるケースが多いため、詳細については閲覧・利用予定のホームページに記載されているCookieポリシーをご確認ください。
また、Cookieの消去方法について知りたい方は、「クッキー(Cookie)って何?あなたの個人情報を守るために理解しておくべきこと」からご確認ください。

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

K.I.

前職では、設備メーカーで電気工事士として従事しながら、個人事業主のWEBコーダーとしてホームページ制作にも従事。株式会社オンカに入社後は、WEBコーダーとしての知見や、学生時代の留学で培った語学力を活かしたグローバルな情報収集力により、数々の顧客のWEBマーケティングに尽力している。

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