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UIやUXがSEOに影響するページエクスペリエンスアップデートとは

2023
.05.01

UIやUXがSEOに影響するページエクスペリエンスアップデートとは

ページエクスペリメンスアップデートとは、2021年から2022年にかけて段階的に行われてきたGoogle検索エンジンのアルゴリズムアップデートのことです。このアップデートは、名前の通りユーザー体験についてのアップデートのことを指し、Google検索を利用するユーザーがホームページを訪れ、有用かつ快適な体験ができるかどうかといった点が評価の対象になり、ホームページのUX(ユーザー体験)がSEOにも影響するようになった重要なアップデートでもあります。2021年に1回目のアップデートとしてモバイル検索にこのアップデートが適応され、2022年にPC版の検索にも同様に適応されています。今回はページエクスペリメンスアップデートで、SEO上評価のポイントとなるUXの要素をご説明します。

【目次】
1.コアウェブバイタル
a. LCP(Largest Contentful Paint):読み込み時間
b. FID(First Input Delay):インタラクティブ性
c. CLS(Cumulative Layout Shift):ページコンテンツの視覚的な安定性
2.インタースティシャル
3.モバイルフレンドリー
4.HTTPSセキュリティ
5.今回のまとめ

コアウェブバイタル

コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは、優れたUXを実現するために重要と思われるガイドを提供するGoogleの取り組みのうち、現在最重要としている3つの柱のようなものです。ちなみに「優れたUXを実現するために重要と思われるガイドを提供するGoogleの取り組み」のことがウェブバイタル(Web Vitals)と定義されており、この核となっているのがコアウェブバイタルです。その3本の柱とは下記の通りです。

  • LCP(Largest Contentful Paint):読み込み時間
  • FID(First Input Delay):インタラクティブ性
  • CLS(Cumulative Layout Shift):ページコンテンツの視覚的な安定性

注意点として、この3本の柱はあくまで現在の設定として語られていることなので、今後GoogleのアップデートでSEO上重視されるUXの構成要素は変化する可能性もあり得る点に注意しましょう。

LCP(Largest Contentful Paint):読み込み時間

読み込み時間は一番分かりやすく明確な判断基準です。その名の通りホームページにアクセスしてホームページ内のコンテンツが表示されるまでの時間がこれにあたりますが、厳密にいうとLCPとはホームページの主要なコンテンツ、つまり画像とテキストがレンダリングされる時間のことを指します。レンダリングとはHTMLやCSSなどのコードデータを元に内容を整形しブラウザ上に表示する仕組みことを意味します。もう少し具体的に言えば、ホームページのHTMLやCSSと呼ばれるコードから情報を読み取り、コードの記述内で指定された外部ファイルや画像データを組み合わせ、ブラウザのウィンドウに最適な形で描画が行われます。読み込みから2.5秒以内が「良好」という判断基準になっており、当然高解像度の画像、どうしてもデータの重い動画、アニメーションをホームページに多く組み込んでしまうことで読み込み速度も遅くなります。読み込み速度が遅くなるとコアウェブバイタルの観点からSEO上不利になってしまうだけでなく、読み込みを待ちきれないユーザーの離脱からホームページの離脱率が上がり、SEO上のマイナスはコアウェブバイタルが及ぼす影響以上になります。

FID(First Input Delay):インタラクティブ性

インタラクティブとは「対話」「双方向」を意味する言葉で、ここではユーザーがホームページ内でクリックなどのアクションを起こした際、ホームページ側がどれほどの速度で応答をするかの時間を指します。前述のLCPがホームページを表示するまでの時間なら、FIDはリンクをクリックしてからホームページを表示する動作を開始するまでの時間で、人間でいう神経伝達のようなものです。インタラクティブという言葉自体はホームページ制作やWEBデザインの領域でもアニメーションを指してよく使われますが、FIDはリンクのクリックやダウンロードボタンの応答速度のみを評価しているためスクロールやそれに対応するアニメーションでホームページの動作が遅くなったとしてもFIDの評価には直接関係せず、そういった評価は前述のLCPや操作性の観点でSEOに影響します。このFIDの評価はLCPよりシビアで、100ミリ秒(0.1秒)未満が良好とされています。

CLS(Cumulative Layout Shift):ページコンテンツの視覚的な安定性

CLSは予期しないホームページのレイアウトのずれのことを指します。具体的にいうと、ホームページが表示された数秒後に広告などのバナーがホームページ下部に出現する仕様など、ユーザーのスクロールなど挙動に関係なく変化する要素の表示領域及び距離の比率が大きいほどホームページの評価が低くなります。ユーザーの行動を阻害、妨害する恐れのある強制力のある広告は、後述するインタースティシャルにも該当する恐れがあり、ホームページのUXを低めSEO的にもマイナスになる可能性があるため、使用しないようにしましょう。

インタースティシャル

インタースティシャルとは、ホームページ全体を覆い隠すように表示されるフルスクリーンの広告のことを言います。コンテンツとコンテンツの中間に配置されることがほとんどですが、そもそもユーザーが求めている情報ではなく、ホームページ発信側が一方的に表示させている訳なので当然UXの減点対象となり、SEOの観点からも大きなデメリットがあります。

モバイルフレンドリー

モバイルフレンドリーとはモバイル向けにホームページが最適化されているかという指標です。レスポンシブWEBデザインなど昨今ではマルチデバイス・ユーザーファーストの考え方が普及しつつありますが、UXについてのモバイルファーストでは携帯端末では一般的でないソフトウェア(Flashなど)を使用していないことや、スマートフォンなどのディスプレイが小さくても横スクロールやズームをする必要がないこと、タッチでも誤ったリンクを選択しないようにリンク同士に十分な間隔が設けられていることなど、あくまでユーザー体験に基づいたポイントが評価されるようになっています。あくまでモバイル対応の話なので、2022年に行われたPC版のアップデートでは対象となっていません。

HTTPSセキュリティ

ホームページのURLに含まれるhttpとhttpsはサーバーとWEBクライアントの間でHTMLなどの情報をやり取りするための通信手段のことを指します。httpsはhttpにセキュリティ機能が追加されたもので、httpsの「s」はSecureの頭文字です。httpsのURLでホームページにアクセスすることで情報が暗号化されセキュリティの強化につながります。
https対応を行なっていないとSEO上のマイナスになるばかりか、ブラウザ上でホームページにアクセスした際警告が表示されるなど、ユーザーの不安を煽ることにもつながってしまいます。UXとは単純な操作性、反応速度だけでなく、安心にホームページを閲覧できるための環境をホームページ側で用意することも一つの要素になります。セキュリティ面に不安があるユーザー相手にマーケティングの成果を上げるのは難しいため、できるだけ早くhttps対応を行うようにしましょう。

今回のまとめ

今回ご説明した要素からホームページのページエクスペリエンスが算出され、ホームページの表示順位などSEO上の評価に影響します。しかし、このページエクスペリエンスはあくまでSEO評価の1要素であり、全てではありません。Googleからもページエクスペリエンスが優れていたとしても、総合的な評価が低ければ上位表示はされず、その逆も然りというアナウンスがされています。ホームページのインデックス数を増やす、キーワード数を増やすなど、持続的にホームページの内容を充実させていく施策と合わせて定期的にホームページのWEBデザイン、UIなどを見直し、ホームページのユーザー体験をアップデートできるようにしましょう。

AUTHOR

著者情報

WEBデザイナー

T.S.

デザイン事務所でグラフィックデザイナーとしての勤務を経て、株式会社オンカにWEBデザイナーとして入社。クリニックやサロンなど高級感のあるデザインを得意としながら、サービスサイトやコーポレートサイトなど幅広いジャンルのホームページにおいて緻密な計算に基づいたデザインで顧客の集客力向上に尽力している。

  • カラーコーディネーター AD
  • ウェブマスター検定 1級
  • フードコーディネーター 3級

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