名古屋でホームページ制作を通じてWEB集客を支援する(株)オンカの「お知らせ・コラム」ページ

TEL.0120-038-517 CONTACT

NEWS & COLUMN

お知らせ・コラム

SCROLL

MARKETING

LighthouseなどのSEOツールを活用する際の注意点

2023
.11.06

LighthouseなどのSEOツールを活用する際の注意点

世の中にはホームページの運用に役立つ様々なSEOツールがリリースされています。主なツールとして、検索順位を観測するツールや、ページの表示速度を点数付けするツール、ホームページの品質を評価付けするツールなどが挙げられますが、これらのツールの点数はどこまで信用することができるのでしょうか。また、GoogleはSEOツールによるホームページの評価付けを検索順位などに反映しているのでしょうか。
今回は、SEOツールがホームページに与える影響や信憑性、SEOツールの使用時に留意していただきたいポイントに関してお伝えします。

【目次】
1. GoogleはSEOツールの点数をもとにホームページを評価しない
2. SEOツールは完全なものではない
3. SEOツールの使用時に留意しておきたいこと
  a.意図的な演出が原因の場合がある
  b.点数のためにユーザーからの見られ方を蔑ろにしない
  c.実行する環境によって点数が異なることを念頭に置く
  d.SEOツール上で100点満点だからと言って気を抜かない
4.今回のまとめ

GoogleはSEOツールの点数をもとにホームページを評価しない

Googleのジョン・ミューラー氏は、SEOツールなどのサードパーティのデータをGoogleが活用することはないと公言しています。つまり、GoogleはSEOツールの点数をもとにホームページを評価しているわけではありません。
検索順位やコンバージョン率などに問題がないにも関わらず、SEOツールで出された点数を改善することに躍起になり、本当は必要ない無意味な修正にコストや労力を費やしてしまっては本末転倒です。SEOツールの点数だけを指標にし、点数を高めることが目的になっている場合は考えを改めた方が良いかもしれません。

SEOツールの有効活用に関しては推奨

GoogleはSEOツールの点数をもとにホームページを評価するわけではありませんが、SEOツールで発見した課題の修正など、ホームページの修正に活かすことに使う場合には非常に有効です。
例えば、SEOツールを活用してホームページ内の不必要なソースコードを発見した場合や、SEO上重要なタグ設定が行われていないといったミスが見つかった場合は、迅速に改善しましょう。

SEOツールは完全なものではない

自社のホームページの状況を調べたり分析するSEOツールは、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどGoogleが公式に提供するツール以外に外部の企業が開発して提供しているツールが多く存在しますが、公式・非公式のどちらのツールにおいても、数値に多少の誤差やバグが生じます。自社ホームページの点数が通常よりも著しく低い・高いといった場合もツールのバグの可能性があるため、慌てずに数日間様子を見てみましょう。
例えば、Googleアナリティクスで「アクセス数が通常より大幅に多い」という現象が見られた場合、スパムアクセスの可能性もあるため確認の必要はありますが、原因がスパムではなく数時間〜数日程度で通常の数値に戻ったのであれば、多額のコストや労力をかけてまで原因を徹底的に解明する必要はないと考えて良いでしょう。

なお、Googleアナリティクスのサービス障害やサービス停止状況に関しては、Googleが提供するGoogle 広告 ステータス ダッシュボードから確認することができます。

SEOツールの使用時に留意しておきたいこと

上述したとおり、SEOツールにはバグが生じる可能性があり、点数が低くても気にしなくて良い場合があります。
しかし、修正すべき課題を見逃してしまうことに不安を感じる方もいるかと思いますので、一部の例ではありますがLighthouseというツールを例に「気にすべきこと」「気にしなくても良いこと」に関する考え方を説明します。

もちろん、以下はあくまでも考え方の一つあり、ホームページの状況によって適切な対応は異なります。気になることがあれば、都度ホームページの制作会社に確認してみると良いでしょう。

Lighthouseとは


Chromeの拡張機能であるLighthouseは、「Performance」「Progressive Web App」「Accessibility」「Best Practices」「SEO」の項目からホームページを100点満点で評価付けし、以下のようなホームページのパフォーマンスを向上する上での課題を検出してくれます。各項目の点数は、0-49点、50-89点、90-100点の三段階で色分けされます。

■ページの読み込み速度
■ページ遷移時のレスポンス速度
■CSSやJavaScriptなどソースコードにおける問題点
■ホームページのセキュリティ(HTTPS化)
■サーバ等利用回線の読み込み速度
■アクセシビリティ(使いやすさや見やすさ)の問題点
■モバイル対応の問題点
■タグやrobots.txtの問題点

意図的な演出が原因の場合がある

例えば、ページの読み込み速度を評価する「Performance」の項目が45点で「Failed Audits(失格)」と表示されたとします。この時、「画像サイズが大きい」「サーバの回線速度が遅い」などといった問題が検出されたら、画像の圧縮やサーバの乗り換えなどを検討しましょう。
ただし、ホームページにリッチな動きを意図的に付けることでメインコンテンツの表示までに時間がかかっている場合、問題点がなくても点数が低くなります。実際に端末で使用してみてストレスがなければ、点数が低く表示されてもGoogle評価上は問題ない場合もあります。

点数のためにユーザーからの見られ方を蔑ろにしない

例えば、ページの読み込み速度を評価する「Performance」の点数を上げることにこだわって画像を圧縮した結果、画質が著しく落ちてしまってはユーザーからの評価を落とすことになります。原因をすべて改善してみても点数が上がらない場合があるため、機械的な点数を上げることだけに固執せずユーザーからの見られ方を考慮しましょう。

実行する環境によって点数が異なることを念頭に置く

ページの表示速度を評価する「Performance」の項目においては、ユーザーの利用するサーバなどの使用状況によって評価が左右されます。そのため、点数が悪いのは自分の端末だけという可能性があることを念頭に置きましょう。
時間を置いたり、別の端末で試してみたり、サーバを変えたり、様々な環境下での点数を確認してみると良いでしょう。

SEOツール上100点満点だからと言って気を抜かない

Lighthouseはある程度信憑性の高いツールではありますが、100点満点の評価がついたからといってホームページのSEO対策やコンバージョン獲得において100点満点というわけではありません。あくまでもLighthouseによる機械的な評価上で欠点がないだけで、競合に負けないようコンテンツの充実やデザインの洗練を図り、改善を続けていく必要があります。
繰り返しになりますが、ツールの評価だけに振り回されるのではなく、課題の発見という目的を見失わないようにしましょう。

今回のまとめ

SEOツールは、ホームページ上の課題や問題点の発見に役立ちます。発見した課題や問題点を改善することで、ホームページのSEO効果やユーザビリティなどを高めることにつながります。
ただし、GoogleはSEOツールの点数をもとにホームページを評価しているわけではないため、SEOツールで出る点数だけに振り回されないよう注意しましょう。また、SEOツールの点数をあげようとした結果、ユーザビリティを下げしまわないよう本来の目的を見失わないことも大切です。何かあれば、まずはホームページの制作会社に相談してみてください。

AUTHOR

著者情報

ライター

M.H.

人材派遣会社で営業職としての勤務を経て株式会社オンカに入社。ホームページ制作の企画・監修を行うWEBディレクターとしてアーティストやメーカー、公益法人、観光協会など多種多様なホームページの制作に携わり、現在はライターとしてホームページ制作に尽力している。

  • YMAA(薬機法医療法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • KTAA(景表法・特商法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • ウェブマスター検定1級

PAGE TOP