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日本語対応の生成AIリートン(wrtn)を使ってホームページのコンテンツを作成してみよう

2023
.11.27

日本語対応の生成AIリートン(wrtn)を使ってホームページのコンテンツを作成してみよう

ホームページを運用するにあたって、コンテンツマーケティングは欠かせないSEO対策の一つですが、通常の業務を行いながら定期的にコラムを執筆することに負担を感じている人は少なくありません。このような悩みを抱えている人にとって、生成AI「ChatGPT」の登場は画期的だったと思いますが、実はChatGPTとは別に新たに2023年4月に「リートン(wrtn)」という日本語向け生成AIツールがローンチされており、こちらのツールを活用してコンテンツマーケティングを行っている方も少しずつですが増加傾向にあるようです。
今回は、この生成AIツール リートンの使用方法や特徴について紹介します。

【目次】
1.リートンは韓国発のChatGPT-4を活用した生成AI
2.リートンを使ってできること
3.リートンを使ってコラム記事を執筆してみよう
4.今回のまとめ

リートンは韓国発のChatGPT-4を活用した生成AI

リートンは2022年10月に韓国のスタートアップ企業リートンテクノロジーズ(Wrtn Technologies, Inc.)からリリースされました。韓国では、わずか4ヶ月でアクティブユーザーが10万人を超えており、追加の機能としてノーコードでAIツールを作成することができる「リートン・スタジオ」や、外部データと連携する「リートン・プラグイン」を提供されるなど、進化を続けている生成AIです。日本では2023年4月に日本語対応生成AIとしてベータ版がローンチされ、同年11月には日本法人も設立されました。
リートンは、openAIであるChatGPT-4.0が最適化されています。ChatGPT3.5の処理性能は約5,000文字程度ですが、ChatGPT4.0は約25,000文字までテキスト処理が可能なため、長文の作成や解析を行うことができます。また、現在はベータ版のため正式版のリリース後は変更があるかもしれませんが、通常月額20$が必要なGPT-4の機能を無料で使用することができる点はお得と言えるでしょう。
さらに、イギリス発のオープンソースの生成AI企業Stability AI Ltd.の開発した「table Diffusion」のほか、LINEヤフー株式会社とNAVER株式会社が共同で開発した日本語に特化した基盤モデル(生成AIの一種)「HyperCLOVA」も搭載されており、日本語対応がさらに強化されることが期待できます。

リートンを使ってできること

リートンは、GoogleアカウントもしくはLINEアカウントさえあれば会員登録でき、すぐに利用することができます。ChatGPTの場合、プロンプトの内容を適切に入力しなければ、求めているものと異なる回答や今ひとつな回答が返ってくることがありますが、リートンの場合は、次のような6つのメニューが設けられており、それぞれ様々な目的に合わせた文章を作成することが可能です。

■マーケティング

リスティング広告のキーワード選定やSNS投稿用のキャッチーな長文の生成、汎用的に使用できるキャッチコピーを作成することが可能です。

■メール

メールの件名や英文メールの作成、お礼やお断り、謝罪に関する内容まで、シチュエーションに合わせたメールを作成することが可能です。

■動画/SNS

YouyubeやTikTokのシナリオ、Instagramのハッシュタグやフィードなど、様々なSNSに合わせたコンテンツを作成することが可能です。

■記事作成

リートンにはニュース記事と記載されており、一見ニッチなユーザー層向けの機能のようですが、ニュース記事に限らず論文やコラムなどのタイトルや導入分、本文まで作成することが可能です。

■業務効率化

商品やサービスの企画・開発を行っている人など一部のユーザー層向けではありますが、商品名や商品説明、発表用のイントロコメントの作成することが可能です。

■作文サポート

短文を長文に膨らましたり、元の文章を文脈は変えずに別の文章に作り変えたり、いくつかのキーワードによって長文を作成することが可能です。

■英作文サポート

長い英文を英文もしくは日本語に要約することが可能です。

上記の機能の他にも、ChatGPTと同様のチャット機能もあります。コンテンツマーケティングを行う上では、チャット機能のほかに記事作成や作文サポートの機能さえあれば十分ですが、その他の機能も面白いのでぜひ一度試してみてください。

リートンを使ってコラム記事を執筆してみよう

では、早速リートンを使ってコラム記事を執筆してみましょう。先ほど紹介した機能のうち、「記事作成」「作文サポート」に加えて多くの生成AIで一般的な「チャット」を使ってみます。まずは、簡単に以下のようなベースとなる文章を作成します。

タイトル:生成AIを使ってコンテンツマーケティングを行うことは可能か
コンテンツマーケティングを行う上でブログ記事を定期的にホームページに投稿していくことがホームページの運営担当者にとって大きな負担となっていた。生成AIの誕生により長文の作成は誰でも簡単に行うことができるようになった今、多くのホームページ運用担当者が生成AIを活用している。
しかし、ホームページの権威性や専門性を高める上で生成AIを活用するだけでは、不足している。生成AIは世の中にあふれる情報を組み合わせてコンテンツを作成しており、実体験に基づいた内容は含まれないためオリジナリティが欠けてしまうからだ。(249文字)

記事作成

元の文章の文字数は249文字でしたが、458文字まで増加しました。言葉を補うだけでなくコンテンツマーケティングの目的に関する情報が追加され、より充実したコンテンツに変化していると感じます。コンテンツを作成する中で、少し言葉を細くして深みを出した時は作文サポートを使ってみると良いでしょう。

作文サポート

3~40文字の文章を100文字程度に増やす機能として設けられているようで、元の文章の249文字と文字数のボリュームがある場合は少し言葉を補う程度で、新しい情報を追加して長文を生成してくれる機能ではないようです。執筆する材料が出揃っていて添削して欲しかったり、少し表現を変えたい場合などには有効な機能かもしれません。

チャット

文章全体をスクリーンショットできないため、全文をお見せすることはできませんが「1500文字以上に膨らまして」と指示しているため、言葉を補うだけでなくたくさんの情報を追加することで1500文字以上にまで文字数が増えています。ChatGPTと比べると少し文章の生成に時間がかかりますが、十分なボリュームのコンテンツを作成することができました。しかし、文章を読み込んでみると結局は250文字程度の内容を膨らましただけに過ぎないため、専門性の高い文章とは言えません。リートンに限らずすべての生成AIに言えることですが、ある程度のボリュームの文章を執筆するには、材料となる情報をプロンプトとして入力する必要があります。

今回のまとめ

今回は韓国発の生成AIリートンについて紹介しました。リートンは、マーケティングやメール、動画/SNS、記事作成、業務効率化、作文サポート、英作文サポートといった6つのメニューからそれぞれ特化した文章を作成することが可能です。
本コラムでは、リートンを使って短い文章を膨らませてみましたが、あくまで提示された情報に基づいて文を拡充するだけであり、専門的な内容や高度な情報が含まれた文章を作成することは困難でした。それでも、文章を添削したり、テーマの概要について執筆するには非常に有効であり、コンテンツマーケティングを行う上ではぜひ活用いただきたいです。

AUTHOR

著者情報

執行役員 ディレクター

C.K.

不動産会社・人材派遣会社で営業職としての勤務を経て、株式会社オンカに入社。WEBディレクターとして名古屋港水族館やのんほいパークなど大規模なホームページを始めとして数多くのホームページ制作を企画・監修する。現在は取締役・ディレクターチームのマネージャーとして取り纏めや品質向上に努めている。

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