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ホームページの問い合わせフォームに「ファイル添付」機能を設けるリスクを解説

2021
.12.15

ホームページの問い合わせフォームに「ファイル添付」機能を設けるリスクを解説

近年、問い合わせフォームにファイル添付機能を設けるホームページが増えたように感じます。
問い合わせ時に何かしらのファイルをいただく必要があるサービスを取り扱っている企業にとって、ファイル添付機能は必要不可欠な機能ですが、実は様々なリスクを孕んだ怖い機能でもあります。
そこで今回は、ホームページの問い合わせフォームに「ファイル添付」機能を設けるリスクを説明します。

問い合わせフォームにおけるファイル添付機能とは

ファイル添付機能とは、次の画像の赤枠部分のように画像データやpdfファイルなどを添付することできる機能のことで、フォームに記入された情報とあわせてファイルデータを受け取ることができます。
ユーザーからの問い合わせの後、別途、ファイル送付に関するやり取りを行う必要がなくなり、利便性が高いことから様々なホームページで利用されています。
なお、問い合わせフォームに添付することができるファイル容量の上限やファイル形式(pdfやjpgなどの拡張子)を指定することができます。

問い合わせフォームにおけるファイル添付機能を設けるリスク

上述のとおり、問い合わせフォームにファイル添付機能を設けることで、ファイル送付に関するやり取りを行う必要がなくなります。
そんな便利なファイル添付機能ですが、メリットだけでなく当然リスクも存在し、本項目では、問い合わせフォームにファイル添付機能を設けるリスクを2つ紹介します。

サイバー攻撃の標的となりやすい

ユーザーがファイルデータを添付して「送る」ことができるということは、裏を返せば、中身が分からないデータを「送りつける」ことができるということも意味しています。
ファイル添付機能が設けられているホームページは、サイバー攻撃の標的となりやすく、悪意ある第三者からウイルスが入ったファイルを送りつけられることで情報流出やデータを改ざんされてしまうおそれがあります。

サーバー容量を圧迫します

お問い合わせメールは、ホームページからメールソフト(OutlookやMac Mailなど)に直接届くのではなく、サーバーと呼ばれるデータを保存する場所を経由し、問い合わせメールの内容や添付ファイルなどのすべてのデータがサーバー内に蓄積されます。
ファイルが添付されたメールは、文字だけが記述されたメールと比較してファイル容量が遥かに大きく、サーバー容量を圧迫するケースが多々あります。サーバー容量が限界を超えてしまうと、ホームページの閲覧やブログ・コラム記事の投稿、メールの送受信などを行うことができなくなるという障害が発生します。
この対策として、サーバー内のデータを定期的に削除もしくは自動的に削除する機能を実装することで、容量圧迫の問題を解決することはできますが、労力とコストがかかることを忘れないようにしてください。

今回のまとめ

今回のブログを読むことで、ホームページの問い合わせフォームにファイル添付機能を設けるリスクをご理解いただけたかと存じます。
問い合わせフォームにファイル添付機能を設けることで、ファイル送付に関する工程を省くことができるというメリットがある一方、データの改ざんや情報の流出、サーバー容量の圧迫といったデメリットもあります。
ファイル添付機能を設けるデメリットがメリットを遥かに上回るため、ファイル添付機能がどうしても必要な企業以外は、本機能を実装しないことをお勧めします。

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