NEWS & COLUMN
お知らせ・コラム
SCROLL
MARKETING
ホームページの表示速度を改善してユーザーの離脱を防ぎましょう
2022
.10.03
企業のホームページ担当者は、インターネット上を目まぐるしく巡回するユーザーの目を留めてコンバージョンに繋げるため、ホームページに魅力的なコンテンツを制作・掲載する必要があります。しかし、ユーザーにとっての使いやすさ(ユーザビリティ)を向上させなければ、いくらコンテンツを充実させてもユーザーがホームページから離れてしまうおそれがあります。
ユーザビリティを向上させるポイントの一つに、ページ表示速度の改善が挙げられます。Googleの調査によると、モバイルデバイスを利用するユーザーは、ホームページの読み込みに3秒以上かかると53%が閲覧を止めてしまうという結果が出ており、表示速度がいかにユーザーの行動に影響しているかが分かります。
今回は、ホームページの表示速度を確認・改善する方法を解説します。
出典:“Top 12 marketing insights from 2017 to carry you into 2018″(Think with Google)
ホームページの表示速度が重要な理由
ホームページの表示速度が遅いと、ユーザーは読み込みを待ちきれず離脱してしまうおそれがあります。Googleは、読み込み時間が長ければ長いほどモバイルユーザーの離脱率が上昇するという報告をしており、読み込み時間が1〜3秒の場合は32%、1〜5秒の場合は90%、1〜6秒の場合は106%、1〜10秒の場合は123%上昇するというデータが公表されています。
また、Googleは、表示速度の遅いホームページに低い評価を与えるアルゴリズム「スピードアップデート」を設けているため、表示速度の改善はユーザーの離脱を防止するだけでなく、検索順位にも影響を与える重要な施策です。
出典:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
ホームページの表示速度の確認方法
Googleが提供している「Page Speed Insights」というツールを用いることで、ホームページをモバイル・PCそれぞれのデバイスで表示した場合の表示速度を計測することができます。Page Speed Insightsは、ページごとに表示速度を測定することが可能なため、改善すべき項目をピンポイントで探ることが可能です。
なお、以前は「Googleアナリティクス」でも表示速度を測定することができましたが、UAからGA4へとバージョンアップしたことで、表示速度を確認することができなくなってしまいました。
ホームページの表示速度が低下する主な原因と改善策
ホームページの表示速度が低下する主な原因として、掲載している画像・動画の容量が大きい、JavaScriptやCSSなどの外部ファイルによる動きや装飾が多いことが挙げられます。不要な画像・動画の削除やファイルの圧縮・リサイズなどを行うことにより、表示速度を改善することが可能なため、Page Speed Insightsにより改善すべきページを探し出した上で、最適な改善策を実施しましょう。
今回のまとめ
今回は、ホームページの表示速度を確認・改善する方法を解説しました。Googleは、ホームページの表示時間がユーザーの行動に大きな影響を与えると報告しています。Page Speed Insightsを用いて自社のホームページの表示速度をしっかりと把握し、問題のあるページに対して最適な改善策を実施しましょう。なお、改善策を実施しても表示速度が改善されない場合は、外部のホームページ制作の専門家に相談することが大切です。