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SEO対策やユーザビリティのためにリンク階層構造を最適化しましょう
2022
.10.11
リンクの階層構造とは、ホームページを訪れたユーザーがトップページからリンクをたどって目的のページに到達するまでの構造のことです。ページに到達するまでにいくつものページを経由しなければならない構造では、ユーザーが目的のページに辿り着く前にホームページから離脱してしまうおそれがあります。また、クローラーは、リンク階層の深いページを重要でないと判断する傾向があるため、SEOの観点からもホームページ全体のリンク階層を最適化する必要があります。
今回は、SEOやユーザビリティにとって重要なリンクの階層構造についてご説明します。
【目次】
1.リンク階層とディレクトリ階層の違い
2.リンク階層を最適化する方法
a.グローバルナビゲーションを設ける
b.フッター内にサイトマップを設ける
c.サイトマップページを設ける
3.今回のまとめ
リンク階層とディレクトリ階層の違い
リンク階層は、しばしば「ディレクトリ階層」と混同されます。ディレクトリ階層とは、ページをジャンルごとに分類した際に階層的に管理するものであり、階層が深くなるごとに「/」で区切られたページ名がURLに追加されていきます。
ページのディレクトリ階層が第4階層まであったとしても、トップページから第4階層に遷移するリンクを設置すれば、そのページはリンク階層としては第2階層です。リンクを辿るGoogleのクローラーは、このリンク階層によってページの深さを判断するため、SEO対策を考える上ではディレクトリ階層ではなくリンク階層を意識しましょう。
ホームページのリンク階層構造を最適化しよう
ホームページのリンク階層を最適化するためには、現在のリンク階層構造を可視化し、リンク階層が深いページに対して階層が浅い関連ページからリンクを設置する必要があります。しかし、複雑に張り巡らされたリンク構造を把握して対策を行うことはとても労力がかかるため、以下のような対策を行うことをおすすめします。
グローバルナビゲーションを設ける
グローバルナビゲーションとは、ホームページ内のすべてのページに共通で表示される主要ページへのリンク集のことで、一般的には、ホームページの上部やサイドバーにボタンやタブ、テキストで表示されます。このグローバルナビゲーションを設けることにより、第1階層であるトップページから下層ページへ直接つながるリンクが設置されるため、リンク階層構造が最適化されます。
フッター内にサイトマップを設ける
フッターとは、ホームページ内のすべてのページ下部に共通で表示されるメニューのことです。このフッター内にサイトマップ(リンク集)を設けることで、第1階層であるトップページから下層ページへとリンクが繋がるため、リンク階層構造が最適化されます。
サイトマップページを設ける
第2階層にサイトマップページを設けることで、すべての下層ページを第3階層以内にすることが可能です。グローバルナビゲーションやフッターへのサイトマップ設置が困難な場合に設けることをお勧めします。
今回のまとめ
今回は、ユーザービリティやSEO効果の向上にとって必要不可欠なリンクの階層構造の最適化についてご説明しました。グローバルナビゲーションやサイトマップを設けることは、リンク階層構造の最適化にとって有効な施策です。しかし、階層を浅くすることばかりを意識すると、ユーザーに御社の魅力を伝えるページを経由させつつ、最終的に問い合わせや購入を促すことができません。コンテンツとリンクをうまく組み合わせながらホームページ全体のリンク構造を最適化させましょう。