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トップページの構成を決める際のポイント

2023
.02.14

トップページの構成を決める際のポイント

ホームページを制作する際に、トップページの構成をなんとなく決めていませんか?ホームページの中でもトップページは、ユーザーが求めている情報が記されているページまで素早く的確に誘導するための重要なコンテンツです。その構成次第で離脱率やコンバージョン率に影響を与えてしまうおそれもあるため、ホームページを制作する際はトップページの構成をしっかりと考える必要があります。
今回は、そんなトップページの構成を決める際のポイントをご紹介します。

ホームページを制作する目的を明確にする

当たり前のことですが、まずはホームページを制作する目的を明確にしましょう。新規顧客を獲得したいのか、リピーターを獲得したいのか、新入社員を獲得したいのかなど、企業が持つ目的によってトップページの構成は大きく異なります。ただぼんやりと「ホームページを新しくしたい」という企業も、深掘りしていくと必ず何かしらの制作背景や課題が浮かび上がってくるはずです。ホームページのデザインに入る前には充分にヒアリングを行い、制作目的を明確にしてから次の段階へステップアップしましょう。

新規サービスのホームページの例

サービス内容:お取り寄せスイーツのサブスクサービス
ホームページを制作する目的:サービスの周知。新規顧客の獲得。

ターゲット層を明確にする

誰に対して伝えたいのか、誰がホームページを見るのかは、絶対に曖昧にしてはいけない要件定義です。ターゲット層の性別や年代、趣味等によって、アピールすべき要素やトップページの構成は異なります。可能であれば、ターゲット層よりもより詳細なペルソナを設定すると良いでしょう。ただし、サービスの周知などを目的としている場合は、ターゲット層を絞り込みすぎてしまうと顧客の獲得が難しくなってしまうおそれもあるため、ある程度広範囲のターゲットに対して訴求できるホームページを制作することをお勧めします。

新規サービスのホームページの例

サービス内容:お取り寄せスイーツのサブスクサービス
ホームページを制作する目的:サービスの周知。新規顧客の獲得。
ターゲット層:カフェ巡りやスイーツのお取り寄せが趣味で、Instagramを活用している20~50代女性

企業の強みを洗い出す

制作目的やターゲット層などのホームページを制作する上で重要な要件定義を行った後は、いよいよ企業が持つ強みの洗い出しを行います。SWOT分析などを行い、自社にしかない強みは何か、ターゲット層に対して何をアピールしたいのかを考え、大きく打ち出すべきコンテンツを検討しましょう。

新規サービスのホームページの例

サービス内容:お取り寄せスイーツのサブスクサービス
ホームページを制作する目的:サービスの周知。新規顧客の獲得。
ターゲット層:カフェ巡りやスイーツのお取り寄せが趣味で、Instagramを活用している20~40代女性
強み:お届け商品は毎回異なるため、毎月違う店舗のスイーツを楽しめるだけでなく、Instagramで話題性の高い抽選型のお取り寄せスイーツや予約困難なスイーツなども定期的に取り入れている。

トップページに掲載する要素を洗い出す

トップページは、下層ページの目次のような役割を担っています。ユーザーが求めている情報や伝えたい情報が記されているページまでスムーズに誘導するためにも、トップページに掲載する要素の洗い出しを行いましょう。この際、下層ページの内容を全て取り入れる必要はありませんが、まずは全ての情報を書き出し、その中からユーザーに求められる情報や企業が伝えたい情報を選別すると良いでしょう。

ホームページ全体の情報

・料金プラン
・ご利用のお申し込み
・サービスの紹介
・過去のお届けスイーツ
・お客様の声
・サービスの強み
・よくある質問
・ご利用の流れ
・利用規約
・特定商取引法に基づく表記
・運営会社
・お知らせ
・SNSの紹介
・お問い合わせ

トップページに掲載する情報

・料金プラン
・ご利用のお申し込み
・サービスの紹介
・過去のお届けスイーツ
・お客様の声
・サービスの強み
・ご利用の流れ
・お知らせ
・SNSの紹介

掲載する順番を考える

トップページに掲載したい情報を絞り込んだ後は、いよいよ順番を考えていきましょう。
ここで、仮にユーザーが求めている料金プランやご利用の流れなどの情報を上にまとめて載せてしまった場合、企業がアピールしたい強みやサービスの紹介を読み飛ばされてしまい、サービスの魅力を感じられずに離脱してしまうおそれがあります。逆に、企業がアピールしたい強みばかりを上の方にまとめて載せたとしても、ユーザーが求めている情報になかなか辿り着けず、離脱につながってしまうおそれもあります。それらを避けるためにも、ユーザーが求めている情報と企業が見せたい情報の2つを上手に組み合わせて構成を考えましょう。

トップページの構成例

1.メインビジュアル(グローバルナビゲーションにご利用のお申し込みボタンを配置してコンバージョンに繋げる動線を確保)
2.サービスの紹介
3.サービスの強み
4.ご利用の流れ
5.料金プラン
6.過去のお届けスイーツ
7.お客様の声
8.お知らせ
9.ご利用のお申し込み
10.フッター(SNSリンクを配置)

企業の業種やホームページの制作目的、ターゲット層によって構成は異なりますが、B to Bサービスのホームページの場合は、料金プランや実績などを下の方に配置してもユーザーが探して見にいくことが想定されます。そのため、今回のような新規サービスのホームページではユーザーに訴求したいポイントであるサービス紹介や強みを上部に配置し、ユーザーが探して見にいくことが想定されるご利用の流れや料金プラン、過去のお届けスイーツなどは下の方に配置する構成で組んでいます。
ただし、トップページでサービスの紹介や強みを長々と語ってしまうと、先ほどもお伝えしたとおりユーザーが求めている情報になかなか辿り着けずに離脱してしまうおそれがあります。トップページはあくまでも目次の枠割を担っているページであるため、ユーザーのストレスにならず、読み飛ばされてしまわない程度の分量に収めるようにしましょう。

今回のまとめ

ホームページを制作する際にトップページの構成をなんとなく決めてしまっている場合は、事前調査や要件定義がしっかり行えていないおそれがあります。トップページの構成を考える前にホームページの制作目的やターゲット層、企業の強みなどを明確にすることにより、どのような構成でトップページを制作すれば良いのかが分かりやすくなるため、いきなり構成を考えるようなことはせず、事前調査や要件定義は必ず行うようにしましょう。
また、トップページはホームページの目次のような役割を担っているページです。企業が伝えたい情報ばかりをアピールする構成で制作したり、トップページで全てを伝えようと長文で語りすぎるようなことは極力避けて、ユーザーが求めている情報と企業が伝えたい情報を上手に組み合わせながら、適切な分量、構成で制作することを心がけましょう。

AUTHOR

著者情報

執行役員 デザイナー

N.H.

大学を卒業後、新卒で株式会社オンカに入社し、WEBデザイナーとしてコーポレートサイトやポータルサイト、採用サイト、ECサイト、LPなど様々な種類かつ多種多様な業種のホームページ制作にオールマイティに対応。現在は、執行役員・デザイナーチームのマネージャーとしてWEBデザインのさらなる品質向上に尽力している。

  • カラーコーディネーター AD
  • フードコーディネーター 3級
  • WEBデザイナー検定エキスパート

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