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集患に最適なクリニック・医院のホームページデザインのポイント

2025
.10.15

集患に最適なクリニック・医院のホームページデザインのポイント

クリニックや医院のホームページを作ってみたはいいものの、問い合わせや予約が増えず運用費だけをただ支払うだけという現状に悩まされていませんか?

クリニックや医院にとってホームページは「単なる紹介」で終わるべきではありません。ホームページは患者が来院を決めるための情報リサーチにおいて、重要な接点の一つであり、集患において重要なツールです。

クリニックや医院のホームページをデザインする際には、信頼感や専門性という印象だけではなく、医療広告ガイドラインなどの法規制の観点や、医療の現場で情報格差を生まないためのアクセシビリティ(分かりやすさ・見やすさ)への配慮など、倫理的な視点が求められます。

この記事では、患者から選ばれるクリニックや医院のホームページを制作するために、押さえておくべきポイントや、重視するべきページやコンテンツデザイン、具体的な参考事例をご紹介します。

【目次】
1.クリニック・医院のホームページにおけるデザインの重要性
a.患者の印象に関わるデザイン要素

2.クリニック・医院のホームページ制作におけるデザインの基本ポイント
a.安心感・信頼感を得るためのホームページの「カラーリング」
b.求める情報を引き出しやすく、使いやすいホームページの「機能性」

3.患者から選ばれるためのコンテンツ設計
a.患者目線で来院基準の分かる「診療科目の最適化」
b.知りたい情報を引き出せる「診療日・料金・予約方法への導線構築」
c.実際の雰囲気を伝える「写真・メッセージ」
d.安心感を与える「初診向けコンテンツ」

4.クリニック・医院のホームページデザイン事例4選
a.タケダビューティークリニック
b.Yard Dental Clinic
c.すずきレディースクリニック
d.しらき内科クリニック

5.今回のまとめ

クリニック・医院のホームページにおけるデザインの重要性

クリニック・医院のホームページのデザインが担う役割は、清潔感・親しみやすさなどの雰囲気を訴求する役割のみではありません。患者にとっての第一印象から、来院を決めるまでの検討材料としての、重要な判断軸の一つです。

厚労省が2023年に実施した受療行動調査では、外来患者の79.4%が診療前に「予約をした」と回答しています。併せて、Web予約システムの普及率は年々増加傾向にあり、近年ではクリニック・医院において「予約前提」の環境は拡大傾向にあり、同時に「接点」としてホームページの重要性も高まっています。

デザインにおいても清潔感や親しみやすさなど「視覚的な演出」だけでなく、実際の診療写真などを用いた「安心感の得られるコンテンツ設計」や、予約時間や料金体系などを明瞭化した「信頼感のある情報設計」など、包括的なデザイン設計がユーザーの印象に大きく関わります。

患者の印象に関わるデザイン要素

・親しみやすさ:色や形などでイメージを演出する
・専門性:診療科の情報などサービス内容を詳しく載せる
・優位性:「女性のみのクリニック」「痛くない治療」など他院と差別化できる内容を組み込む
・リアルさ:クリニックの雰囲気が伝わるよう画像やメッセージを入れる
・信頼性:情報を整理したり定期的に情報を最新情報へと更新する

クリニック・医院のホームページ制作におけるデザインの基本ポイント

クリニックや医院のホームページにおいて、患者との最初の接点となるホームページには、第一印象を大きく左右する「カラーリング」と「機能性」が特に重要です。

安心感・信頼感を得るためのホームページの「カラーリング」

特にクリニックや医院のホームページデザインにおいて、カラーリングは清潔感や親しみやすさを演出するための重要な要素の一つです。

清潔感を演出することのできる白や青、親しみやすさを演出することのできる淡いオレンジやピンク、視覚的にも優しい緑などはクリニックや医院のホームページのカラーリングに最適だと言えます。濁った色や極端に暗い色は、怪しい雰囲気やサービスへの不信感につながってしまうケースも考えられるため、カラーリングを考えるときはできるだけ避けるようにしましょう。

一方で、プロフェッショナルな雰囲気・高級さを演出できる黒色や、女性的なニュアンスを演出できるくすみカラーなども、クリニック・病院の特色によっては選択肢としても挙げられるため、演出したい雰囲気や自院の印象を踏まえカラーリングを決めるようにしましょう。

求める情報を引き出しやすく、使いやすいホームページの「機能性」

カラーリングなど、印象に関わる「見た目」のデザイン要素以上に重要なのが、「機能性」です。細かい点と感じられるかもしれませんが「診療時間の表が初見ユーザーにも分かりやすくデザインされているか」や、「診療科目や料金の目安など求めた情報にアクセスしやすいデザインになっているか」などの機能性的な観点は、緊急性や倫理観の求められるクリニックや医院のホームページデザインには非常に重要な要素となります。

機能性の観点でユーザーから「使いにくい」と感じられてしまうことは、初見ユーザーだけではなくリピートユーザーの離脱につながってしまうケースもあります。クリニックや医院のホームページにおいては見た目から感じるやさしさ・誠実感だけでなく、機能性という「中身」にもこだわったデザインが重要だと言えます。

患者から選ばれるためのコンテンツ設計

クリニックや医院のホームページ制作においては、カラーリングや情報設計などホームページ全体に関わるデザイン要素だけがデザインの印象を左右する要素ではありません。より細かな点として、コンテンツごとのデザイン要素も、ホームページ全体の印象を構築していく要素となります。ここではそれらの要素をコンテンツや素材別に分類しご紹介します。

患者目線で来院基準の分かる「診療科目の最適化」

クリニックや医院のホームページ制作において、最も重要なコンテンツの一つが診療科目の一覧です。多くの場合、クリニック名や院名に科目は含まれているため、診療科目を詳しく説明する必要もない、という意見もあるかもしれません。しかし、これは医療従事者の視点偏重の意見です。

患者目線に立てば、「頭痛がひどいけど、どの医院に行ったら分からない」というケースや、「内視鏡クリニックって、どんな時に行けばいいんだろう」といったケースも当然考えられます。

そのため、クリニックや医院のホームページにおいては、診療のできる科目を一覧化しトップページに配置するだけでなく、「こんな方はご相談ください」など、症状起点のコミュニケーションを下層ページなどに設けることで、患者の悩みを払拭する内容とすることができます。

加えて、診療科目や症状のリストアップは文字だけでは事務的な印象になってしまう恐れもあるため、アイコンやピクトグラム、区分けが可能なら写真などを視覚情報として取り入れたデザインを行うことで、ユーザーが直感的な判断を下しやすくなります。

知りたい情報を引き出せる「診療日・料金・予約方法への導線構築」

ホームページを見たユーザーがどれだけクリニックや医院を魅力的に思おうと、診療日や料金体系、予約方法が分かりづらければ、実際の予約や問い合わせにはハードルが生じてきます。

集患効果を最大化したいという思いがあるのならば、ホームページの閲覧中、常に診療日、予約への導線が確保できるようUIを設計する必要があります。また、特に自費診療は料金が高いことから料金を掲載しないクリニックや医院もありますが、可能な限りでも料金を提示することでユーザーが迷いなく予約・問い合わせを行えるようになります。

加えて、「よくある質問」など、患者のペインポイントを解決するコンテンツに迷わずアクセスできるUI設計とすることで、よりユーザーの需要にあったホームページとすることができます。

実際の雰囲気を伝える「写真・メッセージ」

ホームページはあくまでデジタル接点の一つであり、実際に来院する際のクリニックや医院の雰囲気を100%表現し患者に伝え切ることは困難だと言えます。しかし、その割合を「実際の診療風景などの写真」や「ホームページで発信するメッセージ」で高めていくことは可能です。

ホームページに使用する画像はモデルが登用された素材写真を診療イメージとして用いる判断も選択肢としてはありますが、できるだけリアリティのある実際の写真を用いることで、患者が来院を想起できるだけでなく、実際の来院の際、ギャップや違和感を生まないというメリットがあります。

また、ホームページに使用する文章についても、淡々とクリニックや医院の説明をするだけではなく、院長メッセージのようなコンテンツを設けることで、スタッフの人間性をホームページ上でも表現することが可能となります。デザインにおいてもメッセージを語る箇所は装飾要素を加える、書体を変えるなど、他の箇所とトーンを変えることによってユーザーの印象に残るような工夫を行いましょう。

安心感を与える「初診向けコンテンツ」

上記の院長メッセージなどのコンテンツにも関連しますが、ホームページを初めて閲覧するユーザーに対し安心感を与えることは、緊張感や警戒心の払拭といった点で非常に重要です。

院長メッセージだけでなくスタッフの紹介や、実際の患者の声(診療科目によってはガイドライン上不可の場合も多くあります)、初診当日の流れなどのコンテンツを作成することも、ユーザーに安心感を与えるという点において重要な施策の一つとなります。

クリニック・医院のホームページデザイン事例4選

上記でご説明したポイントも踏まえ、優れたクリニック、医院のホームページを8つご紹介します。併せて、他院との差別化要素として印象に残るデザインは何か、良いホームページのデザインに共通している点についても分析していきたいと思います。

タケダビューティークリニック


https://tsc-h.com/
福岡県福岡市の皮膚科・美容皮膚科クリニックであるタケダビューティークリニックのホームページは、審美性はもちろん、情報整理や初診向けコンテンツの充実度の高いホームページです。

特に美容皮膚科や、矯正歯科などの自由診療を中心とした美容医療の分野では、ホームページにおける訴求方法も商業に寄った消費的な表現になりがちですが、タケダビューティークリニックのサイトでは、ナビゲーション内での診療時間・アクセス方法などの明示、悩み起点の治療例など、患者目線かつ倫理に沿ったアプローチで適切な情報整理を行っています。

肌感や温もりの感じられるカラーリング、清潔な印象のある写真だけでなく、想いあふれるメッセージなどからも、第一印象から来院動機を創出し、保ち続けるUXが設計されています。

Yard Dental Clinic


https://yard-dental.com/
愛知県半田市の歯科クリニックである「Yard Dental Clinic」は、「新しい時代の歯科クリニック」というコンセプトを掲げたクリニックです。コンセプトに違わず、WEBデザインだけでなく店舗デザインなどにも最新のトレンドを取り入れた工夫が見て取れ、単一のホームページとしても他院と一線を画す存在感を放っています。

特筆すべきは、そんなコンセプティブなホームページでありながらも、前衛的な使いづらさ、抽象的な不明瞭さを全く感じないという点です。ナビゲーション内にはしっかりと診療時間や各ページへの導線が用意されており、ユーザビリティを最重視している姿勢が感じられます。また、費用を一覧化して紹介しながら、治療ごとの説明を深掘りのできる内容となっており、新しさを提案しながら既存の歯科クリニックの価値観を再解釈したホームページであるとも言えます。

すずきレディースクリニック


https://suzuki-ladies-clinic.jp/
福島県郡山市の産婦人科クリニック、すずきレディースクリニックのホームページは診療風景の写真だけでなく、動画を取り入れた表現が目を引くホームページです。また、画面下部に設置された予約への導線、予約状況、診療時間へのナビゲーションも、患者目線の設計だと言えます。

実際の診療風景を撮影した写真をホームページに使用することでユーザーにとっての現実に即した解像度は上がりますが、それが動画なら尚更のことです。特に、笑顔ばかりで撮影された診療風景の写真や、広角レンズで撮影された院内の内観写真に現実とのギャップがあることは、ユーザーのほとんどが感じ始めていることです。

ビジネスの必然として生じるメディアと現実のギャップを埋めるための工夫や、患者目線ですぐに知りたい情報への近道を導線として確保する点など、患者というユーザーの心理を理解し、ホームページを閲覧する上での体験にまで落とし込んだ設計は本サイトにおいて特筆すべき長所だと言えます。

しらき内科クリニック


https://shiraki-cl.com/
しらき内科クリニック様のホームページは、弊社にて制作を担当したホームページです。診療スケジュールや診療科目の一覧化など情報設計の最適化だけでなく、リハビリへの対応をはじめとしたクリニック独自の特徴や、設備の説明など、専門性を明確に伝えた上でSEOにも寄与するコンテンツデザインを行なっています。

また、ビジュアル表現においては淡い配色のグラデーションやオーガニックシェイプを用いたモチーフを用いて柔らかで清潔な印象を担保する一方で、ボタンなどの注目箇所には硬度のある配色や形状を用いることで、対比的にボタンへの誘目性を高め、サイト回遊率やCVRを高める工夫を行なっています。

今回のまとめ

今回はクリニック・医院のホームページ制作におけるデザインの重要ポイントについて紹介しました。
本記事で重要なポイントは以下の通りです。

・清潔感や親しみやすさを演出するカラーリングが第一印象を左右する
・診療時間・料金・予約方法などを分かりやすく提示する機能性が必須
・診療科目や症状に基づく情報設計で患者の不安を解消する
・写真や院長メッセージでリアリティと安心感を高める
・初診向けコンテンツやFAQでユーザー体験を向上させる

これらを意識して取り組みましょう。ホームページ制作について相談がある方は、名古屋のホームページ制作会社、株式会社オンカにお問い合わせください。

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著者情報

WEBデザイナー

T.S.

デザイン事務所でグラフィックデザイナーとしての勤務を経て、株式会社オンカにWEBデザイナーとして入社。クリニックやサロンなど高級感のあるデザインを得意としながら、サービスサイトやコーポレートサイトなど幅広いジャンルのホームページにおいて緻密な計算に基づいたデザインで顧客の集客力向上に尽力している。

  • UX検定基礎
  • HCD基礎検定
  • ウェブマスター検定 1級
  • カラーコーディネーター AD
  • フードコーディネーター 3級

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