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ホームページの数値集計を行うGoogleアナリティクスの見方

2022
.01.14

ホームページの数値集計を行うGoogleアナリティクスの見方

ホームページは、新しくリニューアルするだけでアクセス数や問い合わせ数が右肩上がりで増え続けるわけではありません。ホームページのアクセス数やユーザーの行動を計測・分析して問題点を洗い出すことにより、改善し続けることが大切です。
そこで今回は、ホームページの数値集計を行う際に最も使われるツール「Googleアナリティクス」の基本的な見方についてお伝えします。

【目次】
1.Googleアナリティクスのトップページで確認できる項目
2.Googleアナリティクスの各メニューの機能
a.ホームページへのアクセス数や滞在時間が知りたい
b.ページごとのアクセス数を知りたい
c.ユーザーの流入経路を知りたい
d.媒体の種類ごとの流入経路を知りたい
e.問い合わせなどのコンバージョン数を知りたい
3.今回のまとめ

Googleアナリティクスのトップページで確認できる項目

Googleアナリティクスを開くと、はじめに①メニュー、②アクセス数等の数値、③リアルタイムの閲覧者数を確認することができます。トップページでは、様々な項目のサマリーが掲載されているため、より詳しい数値を確認したい場合は、①メニューから見たい項目を選択します。

Googleアナリティクスの各メニューの機能

Googleアナリティクスでは、アクセス状況やユーザーの流入経路、問い合わせのCV(コンバージョン)数などを確認することができます。今回は、ホームページを運用するにあたって確認すべき主要なページを紹介します。

ホームページへのアクセス数や滞在時間を知りたい

ホームページへのアクセス数が知りたい場合は、メニューの「①ユーザー」→「②概要」をクリックします。
右上の日付ボタン(③)をクリックすると期間を絞り込むことができます。

ユーザーページでは、ホームページに訪れたユーザーの人数や、閲覧されたページ数、閲覧時間など項目ごとの数値が表示されます。数値だけでなく、折れ線グラフで視覚的に「土日にアクセスが集中している」「今週はアクセスが多い」など状況を確認することができます。
ユーザーページに表示される「ユーザー」や「セッション」、「ページビュー」などは、似ているようで異なる意味を持つため、一つひとつ確認しておきましょう。

ユーザー

ホームページに訪れたユーザーの人数を指します。1人のユーザーが複数ページを閲覧した場合も、1カウントとなります。なお、同日に再度サイトに訪問しても、1カウントとなります。

新規ユーザー

ホームページに初めて訪れたユーザーの人数を指します。

セッション

ホームページへのアクセス数を指します。1人のユーザーが複数ページを閲覧しても1カウントとなりますが、30分以上経過後に再度同じユーザーが訪問した場合、2カウントとなります。

ユーザーあたりのセッション数

ユーザーの訪問頻度の指標となり、「セッション÷ユーザー」で算出される数値です。

ページビュー数

閲覧された累計のページ数を指します。ユーザーが3ページ閲覧した場合は、3カウントとなります。

ページセッション

ユーザーが1回の訪問あたりにアクセスしているページ数を指します。

平均セッション時間

ユーザーがホームページに滞在している平均時間を指します。なお、ページを遷移して最後に訪れたページのセッション時間は計算されません。

直帰率

ホームページを1ページのみ閲覧してすぐに離脱したユーザーの割合を指します。

ページごとのアクセス数を知りたい

ページごとのアクセス数が知りたい場合は、「①行動」→「②サイトのコンテンツ」→「③すべてのページ」をクリックします。ユーザーページ同様、右上の日付ボタン(④)をクリックすると期間を絞り込むことができます。
また、折れ線グラフの下に表示されるページ一覧は、デフォルトがURL形式ですが、「⑤ページタイトル」をクリックすると、ページ名に変更され、比較しやすくなります。

閲覧数が少ないページは、ページへの動線やページタイトルなどを改善し、多くの人に見てもらえるよう改善するとより良いでしょう。また、閲覧数が多いページは、掲載するコンテンツを改善することによって予約や問い合わせなどCVの向上に直結しやすいため、継続的に見直すことが大切です。

ユーザーの流入経路を知りたい

ユーザーの流入経路を知りたい場合は、「①集客」→「②概要」をクリックすると、検索結果やSNSごとでのアクセス数が表示されます。流入経路の分類は、Organic Search、Direct、Paid Searchなど、英語で表示されるため、一つひとつ意味を確認しておきましょう。

Organic Search

GoogleやYahoo!などの検索エンジンからのアクセスを指します。

Social

TwitterやFacebookなどのSNSからのアクセスを指します。

Refferal

他のホームページからのアクセスを指します。

Direct

ブラウザのお気に入りやメールからのリンクなど、直接的なアクセスを指します。

Paid Search

Googleなどのリスティング広告からのアクセスを指します。

Display

バナーなどによるディスプレイ広告からのアクセスを指します。

媒体の種類ごとの流入経路を知りたい

例えば、SNSの中でもFacebookとTwitterなど媒体ごとでより詳しくユーザーの流入経路が知りたい場合は、「①集客」→「②すべてのトラフィック」→「③参照元/メディア」をクリックします。「参照元/メディア」では、GoogleやYahooなどの検索エンジンや広告、TwitterやInstagramなどのSNS、アプリ、メールマガジンなど、様々な媒体ごとでのアクセス数を確認することができます。
なお、アナリティクス側で媒体の種類が自動的に分類されますが、個別にタグを設定しなければ媒体の種類が判別できない場合もあるため、必要に応じて準備しましょう。

問い合わせなどのコンバージョン数を知りたい

電話や予約数、リンクのクリック数などのCV(コンバージョン)数を知りたい場合は、「①コンバージョン」→「②目標」→「③概要」をクリックします。なお、CV数を計測するためには、あらかじめホームページ内の計測したい場所にタグを設置する必要があります。

例えば、メールフォームでのCV数が少ない場合は、メールフォームへの動線や入力項目が複雑などの問題がある可能性があります。CVは、ホームページからの集客において非常に重要な部分のため、CVポイントを定期的に見直すことが大切です。

今回のまとめ

今回は、Googleアナリティクスの主要な機能を紹介しましたが、この他にも様々な機能があります。一度で覚えきることはなかなか難しいと思いますので、使用する中で徐々に覚えていきましょう。また、Googleアナリティクスを定期的に確認することで、いつもと違う数値が見られハッキングなどによる被害を早期発見できる可能性もあるため、習慣付けておくと良いでしょう。

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