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ホームページの検索順位・評価を高めるための10種類の強力な施策【上級編】
2022
.01.27
ホームページを公開してコンテンツマーケティングに取り組み、ある程度の数のキーワードで上位表示を実現し、一定の成果が出始めた会社も多いと思います。しかし、WEBマーケティングの可能性を実感し、これからさらにホームページの検索順位・評価を高めていこうと考えると、これまでと同じ方法ではなかなか上手くいきません。
今回は、そんな「さらにWEBマーケティングの成果を求める企業」に実践してほしい、強力な施策を10種類紹介します。
【目次】
1.被リンクの付け替えを実施する
2.Wikipediaからの被リンクを獲得する
3.オーソリティサイトとの関連性を高める
4.オーソリティページから下位ページにリンクジュースを渡す
5.まとめサイトからの被リンクを獲得する
6.記事の文字数を増やす
7.古い記事をアップデートする
8.専門家のホームページからの被リンクを獲得する
9.記事がランクインしていないキーワードの記事を執筆する
10.記事に関連性の高い無料オファーを設ける
11.今回のまとめ
【目次】
被リンクの付け替えを実施する
ahrefsなどのツールで、自社ホームページと関連性の高い大規模ホームページ(ブライダル業界であればゼクシィ、葬儀業界であれば小さなお葬式など)に張られた被リンクを調べ、リンク先の記事を確認し、その記事よりも優れた記事を執筆します。その際、自社の記事の方が優れた内容となるよう、次の4点を満たすように執筆しましょう。
■コンテンツ・情報量を増加させる
■デザイン性や視覚的要素を向上させる
■新鮮な情報を掲載する
■詳細かつ丁寧に解説する
その後、被リンクを張っているホームページの管理者にメールなどでアプローチし、自社ホームページの記事の方がより有益である旨をアピールして被リンクを付け替えてもらいましょう。
なお、この作業を、競合他社を相手に実施できれば、競合のホームページ弱らせながら自社のホームページの検索順位を効率的に高めることも可能です。
Wikipediaからの被リンクを獲得する
Wikipediaからの被リンクは、nofollow属性が付与されるため、それ単体でSEO効果はありません。しかし、Wikipediaからの被リンクがあることで、間接的に別のホームページからの被リンクを受けやすくなる傾向があります。
Wikipediaからの被リンクを得るためには、まず検索窓に「site:wikipedia.org 狙うキーワード + “リンク切れ”」と入力します(「狙うキーワード」の部分に任意のキーワードを入れてください。)。検索結果に出てきたページにアクセスして、「ctrl + f」を押して「リンク切れ」で検索すると、Wikipediaのページ内にあるリンク切れの発リンクを見つけることができます。
あとは、自社ホームページで有益な記事を執筆し、Wikipediaを編集してリンクを設定すれば、Wikipediaから自社ホームページへの被リンクを獲得することが可能です。
オーソリティサイトとの関連性を高める
オーソリティサイトと呼ばれる、Googleからの評価が高いホームページとの関連性を高めることも、SEO対策において重要な要素です。オーソリティサイトとは、SEO調査団体SEMリサーチによると次の要素を満たすホームページのことです。
■情報が充実し、整理されている
■一定の頻度で情報が追加・更新されている
■有益な情報源への発リンクがある
■オリジナリティの高い調査結果や研究が掲載されている
■長期にわたって運営されている
■多くの被リンクを得ている
オーソリティサイトからの被リンクを得ることができればそれに越したことはありませんが、なかなか狙って獲得できるものではないため、まずはオーソリティサイトに対する自社ホームページからの発リンクを張りましょう。発リンクを張ることで、Googleがオーソリティサイトと関連性が高いホームページと判断し、評価が高まる可能性があります。目安としては、一つの記事につき3-5つくらいの発リンクを張ることをお勧めします。
オーソリティページから下位ページにリンクジュースを渡す
自社ホームページの中で被リンクが多く集まっているページのことを、オーソリティページと呼びます。オーソリティページから被リンクを得ることで、オーソリティページの評価(これをリンクジュースと呼びます。)の一部がリンク先のページに渡されます。
この仕組みを利用して、自社ホームページ内のオーソリティページから、その他のページに内部リンクを張ることで、下位ページの評価を高めることができます。
まとめサイトからの被リンクを獲得する
インターネット上には「名古屋の有名なカフェ10選」のように、まとめサイトやまとめ記事を執筆している方がたくさんいます。こうしたまとめサイトに自社ホームページが掲載され、被リンクを得ることで、SEO効果を高めることができます。
まとめサイトの管理者にメールなどでアプローチし、自社ホームページの記事をアピールして被リンクを張ってもらいましょう。
記事の文字数を増やす
米国のSEO情報サイトBacklinkoが世界中にある約100万社を対象にホームページの検索順位と英単語数の関係を調査した結果をもとに考えると、最も検索順位が高くなりやすい文字数は4387文字となります。
また、ペンシルベニア大学の調査によると、文字数(情報量)の多い記事を見てユーザーがaweの感情(感動・驚き)を持った場合、シェアしてくれる可能性が約30%増加すると言われています。そのため、文字数の多い記事を執筆することで、検索順位が高まりやすく、その記事を見たユーザーからの被リンクを得やすくなります。
関連記事:ホームページのSEO対策における最適なページの文字数とはhttps://onca.co.jp/column/column/p4470/
古い記事をアップデートする
ahrefsの調査によると、過去1年以内に公開された記事のうち、検索順位10位以内に入ることができる記事は5.7%です。つまり、検索結果の上位に表示されるページは、長い年月をかけてGoogleからのインデックスや被リンクなどを獲得してきた歴史のある記事です。
SEO対策のために新しい記事をどんどん執筆することも大切ですが、古い記事のコンテンツをアップデートして上位表示を狙う方が近道かもしれません。古い記事をアップデートする際は、次の4つを意識して修正してみてください。
■発リンクのリンク切れを改善する
■古い情報を最新のものに更新する
■オーソリティページへの内部リンクを張る
■オーソリティサイトへの発リンクを張る
専門家のホームページからの被リンクを獲得する
自社ホームページと関連性の高い特定の分野の専門家(医師や弁護士、大学、大企業など)からの被リンクを獲得することで、高いSEO効果を得ることができます。しかし、被リンク掲載の依頼を行なっても承諾してもらうことは困難です。
そこで、その専門家を交えたインタビュー記事やタイアップ記事を作成し、被リンクの掲載を依頼すると、快く承諾してもらえることがあります。
大切なのは、いくら現実世界で有名な専門家であっても、その専門界のホームページの評価が低ければ意味がありません。有名な専門家で、かつそのホームページの評価が高いことが条件です。
記事がランクインしていないキーワードの記事を執筆する
競合ホームページがランクインしていて、自社ホームページがランクインできていないキーワードがあれば、それは大きな機会損失ですし、良いチャンスでもあります。
Semrushなどのツールを活用して、競合ホームページがランクインしていて、自社ホームページがランクインできていないキーワードを探し、そのキーワードで上位表示を実現するための記事を執筆することで、競合他社が独占していた市場に風穴を空けることができます。
もちろん、費用対効果を高めるためにも、検索ボリュームが多いものから優先的に記事を執筆します。その際、最初の項目でお伝えしたように、一緒に被リンクの付け替えも実施しておくとより効果が高まります。
記事に関連性の高い無料オファーを設ける
ホームページ内に無料オファー(メールアドレスなどを入力して資料をダウンロードするもの。)を設けることで、メールアドレスなどのリード獲得につながることは、すでに誰もが知っていると思います。
しかし、この無料オファーは、被リンクの獲得にも役立つことがあります。人間には、心理学でいう変法性という性質があり、無料で有益な情報をもらった相手に好印象を抱き、何かお返しをしなくてはならないという気持ちになります。こうした心理が働き、結果として自社ホームページへのリンクを張ってくれるユーザーが増加します。
もちろん、記事を読んだユーザーがダウンロードしたくなるような、関連性が高く有益な情報を無料オファーとして提供しなければなりません。
今回のまとめ
今回ご紹介した10種類の施策は、非常に効果が高い反面、しっかり実施しようとするとかなり手間と時間がかかります。だからこそ競合他社は二の足を踏んでやろうとしないため、頑張って取り組んでおけば、きっと成果につながると思います。
無料でできる上に非常に強力な施策ですので、さらなるWEBマーケティングの成果を目指す企業は、ぜひ挑戦してみてください。