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ホームページのコンテンツマーケティングはオリジナリティを意識しましょう
2023
.01.27

コンテンツマーケティングは、Googleからの評価を向上させてホームページの検索順位を上昇させるために必要不可欠な対策です。実際、本ブログを読んでいる方も、ホームページを検索結果の上位に表示させるために、コンテンツマーケティングに取り組んでいることかと思います。
2022年12月以降、大幅な検索順位の変動が散見されており、これは同年の8月から9月にかけてGoogleが実施した、ヘルプフルコンテンツアップデートと呼ばれる大型のアップデートによる影響と考えられています。本アップデートの実施により、今後のコンテンツマーケティングはどのように取り組むべきなのでしょうか?
そこ今回は、ヘルプフルコンテンツアップデートの概要と今後の対策をご紹介します。
【目次】
1.ヘルプフルコンテンツアップデートの実施によってコンテンツにオリジナリティが求められます
a.ヘルプフルコンテンツアップデートの日本語検索への影響
2.検索順位に大きな変動があったコンテンツ例
a.長文のまとめ系コンテンツ
b.オリジナリティのないコンテンツ
3.コンテンツのオリジナリティを評価するチェックリスト
4.今回のまとめ
【目次】
ヘルプフルコンテンツアップデートの実施によってコンテンツにオリジナリティが求められます
ヘルプフルコンテンツアップデートとは、Googleが2022年8〜9月にかけてロールアウトした大型アップデートで、ホームページ内のコンテンツ評価に関する指標を調整するために実施されました。
このアップデートが実施されたことで、ユーザーにとって有益なコンテンツがこれまで以上に高く評価される一方、検索エンジンにアピールするためだけに生成されたコンテンツの評価が大幅に低下するようになりました。
従来は、ブログ単体の評価がホームページ全体に及ぼす影響は少なかったものの、アップデート後はその影響度合いが大きくなったため、たった一本のブログであってもGoogleから低評価を受けてしまうとホームページ全体の評価が低下するおそれがあります。
そのため、コンテンツマーケティングに取り組む企業は、より一層コンテンツの質に磨きをかける必要があり、他のホームページには記載されていないオリジナリティのあるコンテンツの投稿が求められていくこととなります。
ヘルプフルコンテンツアップデートの日本語検索への影響
上述のとおり、ヘルプフルコンテンツアップデートは、2022年8〜9月にかけてロールアウトされたアップデートです。当初は、米国の英語検索にのみされており、日本を含むその他の国における検索には影響がありませんでした。
しかし、2022年の12月5日から2週間程度の期間をかけて、すべての国・言語においてアップデートが完了したため、現在は日本語検索においてもオリジナリティのないコンテンツはGoogleから低評価を受けるようになりました。
従来は、Googleがヘルプフルコンテンツアップデートのような大型アップデートをグローバル展開するまでには、1年程度の期間をかけることが一般的でした。しかし、本アップデートは、米国でのロールアウトからグローバル展開まで約3ヶ月であり、如何にGoogleが本アップデートを重要視しているか予想することができます。
検索順位に大きな変動があったコンテンツ例
近年、Googleからの評価向上のみを意識し、ユーザーの有益性を無視したコンテンツが散見されています。このようなコンテンツが増加し続けてしまうと、Googleのポリシーである「ユーザーファースト」からかけ離れてしまうため、今回のアップデートが実施されたと予想されます。
前述のとおり、2022年12月に日本においても本アップデートが実施されたことでホームページの検索順位が大きく変動しましたが、どのようなコンテンツがその対象となったのでしょうか?その具体例を2つ紹介します。
長文のまとめ系コンテンツ
最初の具体例は、長文SEOによる検索順位の向上を狙ったコンテンツです。特に、「おすすめ●選!」というコンテンツが対象となり、検索順位が大幅に低下しました。
まとめ系のコンテンツであってもユーザーにとって有益なコンテンツは、ヘルプフルコンテンツアップデートの実施後もGoogleから正しく評価されています。一方、キーワードを含めるために必要以上にサービスや商品を紹介する「おすすめ100選」「ランキング200」のような長文のまとめ系コンテンツは、Googleからの評価が大幅に低下しました。
オリジナリティのないコンテンツ
次に紹介する具体例は、オリジナリティのないコンテンツです。執筆者の経験談や体験談などが記載されていないアフィリエイトサイトなどが主な対象となり、コンテンツの評価が低下しました。
ほかには、アーティストの歌詞検索サービスも検索順位低下の対象となりました。歌詞という性質上、どのサイトにおいても記載されるコンテンツは同じであり、オリジナリティのないコンテンツと見なされることで検索順位が低下していると予想されます。
コンテンツのオリジナリティを評価するチェックリスト
前述のとおり、これからのコンテンツマーケティングには、オリジナリティのあるコンテンツの投稿が必要不可欠です。それでは、オリジナリティのあるコンテンツとは一体、どのようなコンテンツでしょうか?
Googleは、執筆したコラムのオリジナリティ性を判断するためのチェックリストを公開しており、これらすべてに自信を持って「はい」と答えることができるのであれば、それはオリジナリティのあるコンテンツとして認めると公式ブログで発表しています。
以下のチェックリストを確認し、自社のブログ・コラムがオリジナリティ性を満たしているか確認しましょう。
1. Does your content clearly demonstrate first-hand expertise and a depth of knowledge?
専門性や知識の深さなどの根拠が明確に示されているか?2. Does your site have a primary purpose or focus?
ホームページには、明確な目的や領域があるか?3. After reading your content, will someone leave feeling they’ve learned enough about a topic to help achieve their goal?
コンテンツを読んだユーザーは、そのトピックについて十分な情報を収集したと感じているか?4. Will someone reading your content leave feeling like they’ve had a satisfying experience?
コンテンツを読んだユーザーは、満足な体験ができたと感じているか?5. Are you keeping in mind our guidance for core updates and for product reviews?
商品レビューとコアアップデートに関するGoogleのガイダンスに注意できているか?
今回のまとめ
今回のブログを読むことで、コンテンツマーケティングにおけるオリジナリティの重要性を理解することができたかと思います。
ヘルプフルコンテンツアップデートは、ホームページのコンテンツ評価を調整するためのアップデートです。「ヘルプフルコンテンツアップデート」という名称で発表されたのは、最近の出来事ではありますが、実はコンテンツの内容を評価するアップデートは、これまでに異なる名称で幾度も実施されてきました。
つまり、すでにオリジナリティを意識してコンテンツマーケティングに取り組んでいる企業は、これまで通りコンテンツを作成していけば良く、何も変更する必要はありません。一方、自社ブログを読み返してコンテンツにオリジナリティが無いと感じた場合は、本ブログで紹介したチェックリストを確認し、コンテンツの品質向上に努めていきましょう。