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EEATとは?検索品質ガイドライン変更による影響と今後の対策

2023
.03.03

EEATとは?検索品質ガイドライン変更による影響と今後の対策

コンテンツマーケティングに取り組むホームページ担当者の多くは、EATという言葉を一度は耳にしたことがあると思います。EATとは、Googleが定める検索品質ガイドラインの一つの項目であり、ホームページの検索順位の向上において絶対に無視することができない評価指標です。
2022年12月、Googleは、この重要な評価指標であるEATに新たな要素E(経験・体験)を追加し、検索品質ガイドラインを更新しました。今回のブログでは、検索品質ガイドラインが更新されたことによる影響と今後の対策について説明します。

検索品質ガイドラインとは

EEATの説明の前に、まずは大元となる検索品質ガイドラインについて理解しておきましょう。
検索品質ガイドラインとは、Googleがホームページを評価する上で重要視している指標がまとめられているガイドラインのことで、そのページ数は一般公開されているもので200ページ弱にものぼります。
このガイドラインには、Googleが考える良いホームページ・悪いホームページの定義が記載されており、Googleから高い評価を得るホームページを制作するためには、ガイドラインの内容に準拠した制作が必要不可欠です。

EATのおさらいとEEATの概要

冒頭に記載のとおり、2022年12月、Googleは検索品質ガイドラインの項目の一つであるEATに新たな要素E(経験・体験)を追加し、EEATという新たなアルゴリズムに変更しました。Googleからの評価を向上させる上で欠かすことができない項目であり、ホームページ担当者であればその内容を理解しておくことは現代のSEO対策において必須事項の一つです。
ここでは、EATについておさらいした上で、追加要素のEについて解説していきます。

EATのおさらい

まずは、EATについておさらいしましょう。EATとは、Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の英単語の頭文字を合わせた造語です。Googleからの評価を向上させてホームページを検索順位の上位に表示させる上で重要な要素であり、どれか一つでも欠けてしまうとGoogleからの評価を向上させることは困難です。
それでは、EATの3つの指標について、次の項目で簡単に説明します。

Expertise専門性

まず、EATのE(専門性)は、ホームページに記載するコンテンツのテーマに関する評価指標であり、コンテンツのテーマが統一されているほどホームページの専門性が向上し、バラバラのテーマを扱っている場合は逆に低下します。
例えば、カフェのホームページを運用する場合は、コーヒー豆やコーヒーの淹れ方、焙煎方法のようなカフェというテーマに関連するコンテンツを記載していくことで専門性を向上させることができ、「桜の季節で花見に行きました」「社員の誕生日パーティーを開きました」のようなテーマと全く関係のないコンテンツを投稿してしまうと専門性が著しく低下します。
なお、金融機関や医療機関といった人の健康やお金に関するテーマ、いわゆるYMYL(Your Money Your Life)と呼ばれるジャンルを事業とするホームページは、この専門性がより重要となります。

Authoritativeness権威性

次に、EATのA(権威性)は、ホームページに記載されているコンテンツの評判に関する評価指標で、Googleはこの「評判」を被リンク数や参照ドメイン、サイテーション(引用や口コミ等)、インデックス数(ホームページの総ページ数)などを基に判断しています。上記それぞれの数値が高いほどホームページの権威性が向上し、数値が低いほど低下していきます。
多くのホームページ担当者の方は、被リンクの数が増えるとGoogleからの評価が向上することをご存知かと思いますが、これは被リンクの増加により権威性が向上することによるものです。

Trustworthiness信頼性

最後に、EATのT(信頼性)は、ホームページそのものの信頼や安全性に関する評価で、ホームページのセキュリティやアクセシビリティ、マークアップ(プログラミング)、運営者・企業情報の開示などを基に、Googleはホームページの信頼性を判断しています。
Googleは、ユーザーファーストをポリシーに検索エンジンサービスを提供しており、Googleが提供する検索エンジンサービスを利用したことでユーザーがトラブルに巻き込まれることなどあってはなりません。当然、Googleとしては、ユーザーがトラブルに見舞われるリスクを孕んだホームページを検索結果の上位に表示させることは避けたいです。つまり、Googleから高評価を得るためには、ユーザーがいつでも安心・安全に検索エンジンサービスを利用することができるよう、高いセキュリティレベルを担保し、適切な内部構造でホームページを制作することが大切です。
なお、専門性・権威性・信頼性のどの要素も欠かすことはできませんが、検索品質ガイドラインに記載されているとおり、EATの中で最も大切な要素は信頼性のEです。

The most important member at the center of the EEAT family is Trust.
EEATファミリーの中で中心にいる最も重要なメンバーは、信頼性である。

EEATの概要

前項でEATについて理解いただけたかと思いますので、本項では、EEATについて説明します。
繰り返しになりますが、EEATとは、従来のEATに経験・体験の要素であるEを追加した評価指標であり、「イーイーエーティー」もしくは「ダブルイーエーティー」と呼びます。
経験・体験という単語から読み取れるように、コンテンツ作者の経験や実体験に基づいたコンテンツが高く評価されるようになる一方、他のホームページで記載されている内容と似通っているコンテンツは評価されづらくなります。
なお、すべてのホームページにおいて大なり小なりGoogleからの評価変動があったことは確実ですが、中でもアフィリエイトサイトなどで大きな順位変動が見受けられました。

Which would you trust : a product review from someone who has personally used the product or a “review” by someone who has not?
商品を個人的に利用した方のレビューとそうでない人のレビューのどちらを信頼しますか?

経験・体験の要素Eが追加された背景

Googleが新たな要素Eを追加した理由は公表されていませんが、ユーザーの検索エンジン離れを防ぐために追加したと予想されます。
近年、ユーザーの利便性を無視し、Googleからの評価向上のみを目的としたコンテンツが多数投稿されており、Googleのポリシーである「ユーザーファースト」な検索エンジンからはほど遠くなっています。このようなコンテンツが増え続けてしまうと、Googleを利用するユーザー数の減少に伴ってGoogleの検索エンジンに広告を出稿する企業が減ってしまいます。当然、これはGoogleの収入が大幅に減少することを意味するため、Googleが早急に対策を施すことにも納得することができます。
また、EEATが実装される3ヶ月ほど前、Googleはヘルプフルコンテンツアップデートと呼ばれる大型アップデートを実施しています。これは、コンテンツのオリジナリティに関するアップデートであり、その中にコンテンツの経験・体験に関する内容が含まれていることからも、Googleからの評価を向上させるにおいて如何に経験・体験が重要な要素であるか、そしてGoogleの本気度を容易に想像することができます。

EEAT実装後における今後の対策

Googleは、検索エンジンの利便性を向上させるため、これまでも様々な変更・アップデートを実施してきました。今回のEEATの実装もその一つであり、ユーザーの有益性を追求したコンテンツの投稿がより大切となりました。それでは、有益性のあるコンテンツとは、具体的にどのようなものを指すのでしょうか?
結論から伝えますと、閲覧するユーザーによってコンテンツの有益性は異なり、こうすれば良いという画一的な方法は存在しません。どのようなキーワードで検索し、どのような情報を求めているのか。ユーザーの検索意図を正しく理解した上でユーザーが満足するコンテンツを提供することができていれば、そのコンテンツはユーザーにとって有益であるということができます。
コンテンツを読んだユーザーが満足な体験ができたと感じているか?十分な情報を収集することができ、他のページに遷移する必要はないと感じているか?結局のところ、これらを満たすコンテンツを作成することがSEO対策の近道であることに変わりなく、そのための要素として経験や実体験などを含めると良い、とGoogleは考えているということです。

今回のまとめ

今回のブログを読むことで、EEATの概要と今後の対策について理解することができたかと思います。
EEATは、Googleからの評価を向上させてホームページを検索結果の上位に表示させるにおいて、欠かすことができない評価指標の一つです。経験・体験のEが追加されたことで、コンテンツマーケティングにおいて、これまで以上にユーザーの有益性を追求してコンテンツの品質を高めていくことが大切となりました。
従来は、他のホームページとコンテンツの内容が似通っていてもGoogleから高評価を受けることができていた運の良いケースもあったかもしれませんが、今後はコンテンツにオリジナリティが求められます。しかし、よく考えてみると今回のEEATの実装は、Googleのポリシーを理解している担当者の方にとっては何も驚くようなことではなく、これまで実施されてきたアップデートの一つ程度かと思います。
Googleは、一貫してユーザーファーストをポリシーに検索エンジンサービスを提供しているため、今後Googleがどのようなアップデートを実施しても慌てることがないように、ユーザーの利便性・有益性を優先してホームページを運営していくことが何よりも大切です。

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

K.I.

前職では、設備メーカーで電気工事士として従事しながら、個人事業主のWEBコーダーとしてホームページ制作にも従事。株式会社オンカに入社後は、WEBコーダーとしての知見や、学生時代の留学で培った語学力を活かしたグローバルな情報収集力により、数々の顧客のWEBマーケティングに尽力している。

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