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マーケティングとホームページ制作の関係性とは
2023
.03.24
世の中には膨大な数のホームページが存在しますが、その中でもホームページを通して集客の仕組みづくりができている企業は極めて稀です。これには数多くの原因が考えられますが、その中の一つとしてホームページにマーケティングの視点を取り入れられていないことが考えられます。そこで今回はホームページで集客を達成するために欠かせない、WEBマーケティングの考え方をご紹介します。
【目次】
1.ホームページを作って終わりにしない
a.ブログなどを更新し続ける
b.ホームページを定期的に作り替える
2.ポジショニング分析で自社の強みや立ち位置を利用する
3.ターゲティングやペルソナマーケティングを徹底する
4.ユーザーにとって何がベネフィットになるのかを考える
5.今回のまとめ
ホームページを作って終わりにしない
最初にホームページを作った後の話をするのは、この「ホームページを作って終わりにしない」というポイントがWEBマーケティングにおいて一番重要であり、「ホームページから集客ができない」と嘆く企業の多くがこのポイントを達成できていないからです。では具体的に「作って終わりにしない」ためにはどうすればいいのか、これには2つのアクションを起こす必要があります。一つ目はホームページのブログなどを更新し続けること、二つ目はホームページを定期的に作り替えることです。ここではこの二つに分けてご説明します。
ブログなどを更新し続ける
ブログなどの更新は、後述するユーザーにとってベネフィット(利益)となるコンテンツをホームページに無限に追加することができるため、WEBマーケティングにおいて非常に重要な役割を担います。SEOの観点から見てもページ数、キーワード数、密度を上げるため検索順位の上昇を狙うことが可能で、情報を求めるユーザーがホームページ来訪する絶対数を上げていくために必要不可欠なアクションです。また、記事をホームページの更新が止まっているとどれだけ見栄えのいいホームページだとしても、現時点でホームページとして機能しているのか一目で分からないため、極論企業が営業しているのかもユーザーには判断することができません。時期的な休業日など、事務的な連絡だけでもホームページでアナウンスしておくだけでもユーザーは営業している企業だということが認識できるため、ユーザーに余計な不安を与えないように定期的にブログを更新しておくようにしましょう。
ホームページを定期的に作り替える
ホームページの定期的な作り替えはそれなりの費用がかかり、制作会社がこれをおすすめすると余計なセールスと思われてしまうかもしれませんが、マーケティングや経営においてたびたび取り上げられるPCDAサイクル(計画・実行・評価・改善)をホームページでも実践していくために必要不可欠な工程だと言えます。もちろんホームページを作りはじめる「計画」の段階で制作会社は実際のユーザーを想定した最適なホームページ制作を目標としますが、実際の運用の時点のユーザーとの差異や、もしくは顧客開拓によるユーザー層の変化が生まれるかもしれません。機能的な面でもリリース後のヒートマップ解析やアナリティクス分析を通して発覚することもあるため、2~3年を目処にホームページをよりよく改善していけるようにしましょう。
ポジショニング分析で自社の強みや立ち位置を利用する
マーケティングにおける企業やサービスのポジショニング分析も集客を目的としたホームページ制作に欠かせないポイントです。企業の持つ商品やサービスが市場の中でどんな位置づけになるのかを知っておくことで、強みや差別化のポイントを掴むことができ、このポイントはWEBデザインのトンマナやコンテンツの内容に直結します。例えば自社のサービスが競合に比べて高品質、高価格だった場合は高級感を感じるようなWEBデザインや、プライドを感じられる品質にフォーカスした文章のライティングによってもいいかもしれません。反対に、低価格を売りにしているようならセール感のある配色をWEBデザインに取り入れるなど、客観的な自社のアピール方法を自社の分析で見出すこともできます。ポジショニング分析をする際はマーケティングの分野でも用いられるポジショニングマップと呼ばれるフレームワークで自社と他社の立ち位置を設定してみましょう。これらのポジションや強みはWEBマーケティングにおける市場ではクライアントが思い込んでいるポジションと異なる場合もあるため、一地域の競合など実際の市場だけでなくWEB上の市場を中心にポジショニング分析を行うこともポイントの一つです。
ターゲティングやペルソナマーケティングを徹底する
マスマーケティングが主流の時代においては、広告のターゲット設定は曖昧でも広告のインパクトで多くの消費者の関心を集めることができました。しかし、現代のWEBマーケティングでは趣味嗜好が多様化したユーザーが自分の意思でホームページに訪れます。ホームページに訪れたユーザーの中でもコンバージョンに繋がるユーザーは一握りであり、その一部のユーザーを仮定しその人物像を満足させるものを作り上げるのがペルソナマーケティングです。架空のユーザーに特化したホームページを作るのは大衆受けを狙ったホームページを作るのに比べ決断を要すると思いますが、激化するWEBマーケティングの市場において、大衆受けを狙って作られたホームページは誰の印象にも残りません。ターゲットやペルソナを絞り、ただ一人の架空のユーザーを満足させるホームページを作ることで、その人物像に近い何千、何万というユーザーを獲得できる可能性がはるかに高まります。
ユーザーにとって何がベネフィットになるのかを考える
WEBマーケティングについて考える際、買い手側となるユーザーのベネフィット(利益)という言葉を挙げると分かりにくいかもしれませんが、企業がサービスや製品を買って欲しいのと同様に、ユーザーも課題を解決するための方法やサービスや製品を通して得られる利益を求めています。そして製品やサービスと同様に、何らかの情報を求めているユーザーも一定数存在します。製品やサービスを求めているユーザーにとってどんな情報が優先されるのか、情報を求めるユーザーにとってどんな情報が求められているのかを優先して考えることで、ユーザーにとって使いやすく、マーケティング目線のホームページを制作することができます。これはブログなどのコンテンツにも活かすことができ、ユーザーがどんな情報を求めているのかを知りそれについての記事を執筆していくことで、関連するキーワードで検索した際ホームページに辿り着く可能性が高くなります。また、記事が多くなる程各記事が流入経路として機能し、ホームページのページ数も増えていくため、SEO上の効果も大いに期待できます。
今回のまとめ
ホームページ制作において、ライティングやWEBデザイン、システム構築などが重視される傾向もありますが、ホームページを作りたい企業にとっての目的は今時の小綺麗なホームページを作ることではなく、ホームページを通してユーザーを顧客化することのはずです。そのために必要なのはマーケティングの考えをベースにホームページを制作していくことと、継続してホームページを最適化させていく流れを作ることです。目的に応じたホームページ制作と定期的な作り替えで集客効果を上げるホームページ制作を実現させましょう。