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検索品質評価ガイドラインの変更内容から考える良質なホームページ制作とは

2023
.12.28

検索品質評価ガイドラインの変更内容から考える良質なホームページ制作とは

2023年11月16日、Googleの公式ブログであるGoogle検索セントラルブログ内で検索品質評価ガイドラインを更新したことを発表しました。
検索品質ガイドラインには、ホームページのコンテンツを評価する基準がまとめられており、このガイドラインに則ってコンテンツを作成しているか否かが検索結果の順位に大きな影響を及ぼします。
そのため、ガイドラインの内容は、ホームページ制作会社だけでなく、企業のホームページ運用担当者も理解しておくべき内容ばかりです。ここをしっかりと理解してホームページを運用することが、ホームページ集客において重要となります。
そこで今回は、検索品質評価ガイドラインの更新内容と、今一度、良質なコンテンツについて説明します。

【目次】
1.検索品質ガイドラインとは
2.検索意図の各評価基準における定義の説明
a. 完全適合(Fully Meets)
b. 高適合(Highly Meets)
c. 中適合(Moderately Meets)
d. 小適合(Slightly Meets)
e. 不適合(Fails to Meets)
3. 更新内容から読み取る良質なコンテンツとは
4.今回のまとめ

検索品質ガイドラインとは

検索品質評価ガイドラインとは、Googleがホームページを評価する上での基準がまとめられている資料であり、簡単に伝えると、Googleが考える良いホームページと悪いホームページの基準が記述されています。
検索結果の適合性(ニーズメット)やページの品質、ユーザーエクスペリエンス、セキュリティ、プライバシーなど、様々な観点における基準がまとめられており、一般公開されているものだけでも200ページ以上にものぼります。

検索意図の各評価基準における定義の説明

2023年11月16日に実施された主な変更内容は、検索意図の各評価基準における定義の説明です。
ホームページのコンテンツは、Googleから「完全適合」「高適合」「中適合」「小適合」「不適合」の5段階で評価され、大きく振るい分けされていきます。今回のガイドライン変更では、このそれぞれの評価基準の定義が変更されています。
なお、一部のクエリには5段階の最上位の評価である「完全適合」に該当しないケースがあるため、その場合の最高評価は「高適合」となります。

完全適合(Fully Meets)

変更前:すべて、もしくはほとんどのユーザーが、その結果によって即座に、且つ完全に満足し、彼らのニースを満足させるために他のページを見ることはありません。
変更後: 特別な評価カテゴリで、特定の結果を見つけるためのクエリと、クエリに対応する特定の結果です。

高適合(Highly Meets)

変更前:ほとんどのユーザーにとって非常に有益なコンテンツではあるものの、一部のユーザーは他の検索結果も見るでしょう。
変更後:支配的、一般的、または合理的なマイナークエリの解釈とユーザーの意図に非常に有益なコンテンツです。

中適合(Moderately Meets)

変更前:多くのユーザーにとって有益、もしくは一部のユーザーにとって非常に有益なコンテンツではあるものの、多くもしくは一部のユーザーは他の検索結果も見るでしょう。
変更後:支配的、一般的、または合理的なマイナークエリの解釈やユーザーの意図に対する有益なコンテンツです。

小適合(Slightly Meets)

変更前:一部のユーザーにとって有益で、クエリとコンテンツに繋がりはあるものの、強い繋がりや満足のいく繋がりではない。ほとんどもしくは多くのユーザーは、他の検索結果も見るでしょう。
変更後:支配的、一般的、または合理的なマイナーな解釈や、ユーザーの意図に対する有益な結果ではない、またはありそうもないユーザーの意図に対して有益なコンテンツです。

不適合(Fails to Meets)

変更前:ユーザーのニーズを完全に満たしておらず、すべて、もしくはほとんどのユーザーが他の検索結果を見るでしょう。
変更後:すべて、もしくはほぼ全てのユーザーのニーズを完全に満たしておらず、コンテンツとクエリが関連していない、もしくは異なる解釈でクエリと関連しているおそれがあります。

更新内容から読み取る良質なコンテンツとは

前項で各評価基準の変更前後の定義の説明を確認いただいたかと思いますが、変更後の説明は内容が分かりづらく、特に「支配的、一般的、または合理的」という箇所については、解釈が難しいところかと思います。「支配的、一般的、または合理的」の解釈については、直接触れられてはいませんが、Highly Meetsの基準には以下のような説明がされています。

Highly Meets results are highly satisfying and a good “fit” for reasonable interpretations and intents. In addition, they often have some of the following characteristics (depending on the query)
● Entertaining or enjoyable for queries with a reasonable entertainment intent
● Representative of the opinions, perspectives and experience of real people for queries with no single right answer
● For informational queries, very helpful results that, for example:
○ Are easy to understand the content, e.g., helpful images or videos, an easy to understand summary
○ Provide in-depth or insightful content, e.g., a deep dive explanation, an expert analysis
● For queries that benefit from recently created content, fresh results that provide up-to-date content on “what everyone is talking about right now” e.g., breaking news on a topic or the latest viral video or a hot new fashion trend

 

「Highly Meets」の評価は、支配的、一般的、または合理的なマイナークエリの解釈とユーザーの意図に対して非常に有益なコンテンツで、クエリによって異なりますが、基本的に次のような特徴を持っています。

●エンターテイメントや娯楽を目的としたクエリに対する面白く・楽しいコンテンツ
●単一の正しい答えがないクエリに対して、実際の人々の意見、視点、経験が含まれているコンテンツ
●情報クエリに対して有益なコンテンツ
○分かりやすい要約や有益な画像、動画などが含まれたコンテンツ
○深い洞察や専門家の分析・意見が含まれたコンテンツ
●あるトピックやクエリに対して、最新の情報が記載されているコンテンツ(例:トピックに関する最新のニュースや最新のバイラルビデオ、新しいファッショントレンドなど)

ガイドラインの内容から考えると、基本的には、執筆者の経験や体験、意見が記載されていたり、最新の情報をベースに作成されたコンテンツであったり、ユーザーにとって分かりやすい構成や要素で作成されたコンテンツが高評価を受ける傾向にあります。
既に気づいた方もいるかと思いますが、ガイドラインが変更されたとは言うものの、どの内容も以前から大切と言われていることばかりであり、方向性が大きく変わるような変更はされていません。コンテンツの権威性や新規性は、依然として重要であり、今後はさらにその重要度が増すものと認識いただき、自社コラムを見直してみると良いかもしれません。

今回のまとめ

今回のブログを読むことで、2023年11月16日に実施された検索品質ガイドラインの主な変更点を理解することができたかと思います。
ガイドラインの変更だけでなく、コアアルゴリズムアップデートにも言えることではありますが、Googleが「ユーザーファースト」をポリシーに検索エンジンサービスを提供して以上、大元の考え方や方針が大きく変わることはありません。
今回のガイドラインの変更においても、以前から大切と言われていたことが明文化されているだけであり、どれもユーザーのとって有益な検索エンジンサービスを提供するために必要な要素ばかりです。
Googleから高評価を受けてホームページを検索結果の上位に表示させるためには、様々な施策に取り組む必要があり当然簡単なことではありません。しかし、高評価を受けるために必要な要素のほとんどは、「ユーザーにとって有益か否か」にフォーカスするだけで満たすことができます。
もちろん内容が技術的になるほど、判断が難しくなるケースもありますので、制作会社と相談の上で運営することをお勧めします。

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

K.I.

前職では、設備メーカーで電気工事士として従事しながら、個人事業主のWEBコーダーとしてホームページ制作にも従事。株式会社オンカに入社後は、WEBコーダーとしての知見や、学生時代の留学で培った語学力を活かしたグローバルな情報収集力により、数々の顧客のWEBマーケティングに尽力している。

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