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マーケティング視点から制作する動物病院のホームページ制作

2024
.01.11

マーケティング視点から制作する動物病院のホームページ制作

動物病院を開業するにあたり、土地探しや内装工事、医療機器や備品の調達などと同様に必ずやっておきたい準備は集患のためのPRです。PRにはチラシの配布や内覧会などもありますがどれも一時的な効果しか期待できないため、ホームページを使って継続的に集患を行うことが重要です。最近では、ほとんどの動物病院がホームページを運営しているため、ホームページ自体を開設しないという選択肢はないと思いますが、多くの動物病院がただただ情報を並べただけのユーザー目線やGoogleのアルゴリズムを無視したものになってしまっています。
そこで、今回はマーケティング目線による集患を目的とした動物病院のホームページの制作・運営方法をご紹介します。

【目次】
1. そもそも動物病院のホームページ制作においてマーケティング視点は必要か
2. 動物病院のホームページに掲載すべきコンテンツとその見極め方
a.自院の強みを掲載する
b.一般的な内容でも患者にとって有益な情報は掲載する
c.専門的すぎる内容は掲載しない
3. ホームページ公開後の運用方法
4. ホームページ制作の専門家に制作を依頼しよう
5. 今回のまとめ

そもそも動物病院のホームページ制作においてマーケティング視点は必要か

犬と猫で見てみると2004年には22,823千頭だった飼育頭数は2022年には15,890千頭とおよそ30%も減少しています。※1 また、動物病院数は2004年9,245でしたが、2022年には16,701と80%も増加しています。この数字を見れば、動物病院業界の競争が激化しており、新しい病院で新しい設備があれば集患できるわけではないということが明らかです。
数字だけを見ると動物病院を開業するリスクは際立ってしまいますが、実は、ペット市場の規模は拡大傾向にあり、2004年には13,788億円でしたが2022年は18,370億円と30%以上増加しています。※3 そのため、動物病院の競争が激化していることは事実ですが、マーケットとしての可能性はあるため、その可能性を無駄にしないようマーケティング視点を踏まえたホームページを制作し、継続的な集患に繋げていくことが大切です。
※1 一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査 結果」
※2 厚生労働省「都道府県別飼育動物診療施設の開設届出状況」
※3 株式会社矢野経済研究所「ペットビジネスに関する調査」

動物病院のホームページに掲載すべきコンテンツとその見極め方

ホームページに掲載するコンテンツを見極めるにあたって、ユーザー目線で考えることが重要です。ユーザー目線というと少し難しく感じてしまいますが、大切なペットの命を預ける動物病院ですから他院と比べて受診するメリットを感じさせ、安心させられるようなコンテンツを掲載しましょう。具体的に以下の3つを意識しながらコンテンツを選定します。

a.自院の強みを掲載する
b.一般的な内容でも患者にとって有益な情報は掲載する
c.専門的すぎる内容はメインコンテンツとしては掲載しない

自院の強みを掲載する

ユーザーから選ばれるためには、他院と比べて受診するメリットを感じてもらう必要があります。そのために、他院より秀でている点をリストアップしてみましょう。動物向けの医療機関として、獣医師の豊富な経験、専門分野、他にはない治療技術、最新の医療機器などが浮かぶと思いますが、その他にも新しく開院するわけですから施設が新しいこともメリットとしてアピールすることができます。

一般的な内容でも患者にとって有益な情報は掲載する

他院でやっていることを掲載しても仕方がないと考えてしまいがちですが、他院でもやっているからこそ、自院でもやっていることをアピールしなければユーザーに知ってもらうことができません。予防接種や避妊・去勢手術、爪切り・肛門絞りなどの日常のケアなど、多くの病院で行われている診療内容も自院の情報として掲載しましょう。また、「丁寧な診察」や「飼い主様とのコミュニケーション」など当たり前だから掲載する必要がないと見過ごしてしまいそうな情報もユーザーに安心してもらう情報として掲載しておくことが大切です。

専門的すぎる内容はメインコンテンツとしては掲載しない

競合が激しいと聞くと、ついつい自院の強みとして過去の手術や治療に関する専門的な内容を掲載しようと考えてしまいがちですが、これらは却ってユーザーの離脱率を上げてしまう可能性があります。専門的な内容は、興味のあるユーザーにとってはとても有益ですが、それ以外のユーザーにとっては限られたホームページのスペースを埋めている無駄な情報にすぎません。専門的な内容に関しては、後ほど説明しますがコラムページに掲載し、具体的な病名や手術名などのキーワードで検索してくるユーザー向けに投稿しましょう。

上述した3つのポイントを押さえてコンテンツを取捨選択していくと、多くのユーザーにとって必要な情報が整理されたわかりやすいホームページを制作することができるはずです。

ホームページ公開後の運用方法

ホームページは公開したら終わりではありません。ホームページは、Googleからの評価である「ページランク」を向上させ、検索順位を上位に上げなければ検索結果に表示されず、ユーザーに動物病院の存在すら気づいてもらうことができません。
ページランクの向上には様々な要素が関わってきますが、ホームページの公開後には特にコンテンツマーケティングが重要です。コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって有益なコンテンツをホームページ上に公開していくWEBマーケティング手法の一つです。ホームページのコラムやお知らせなどのページ上にコラムを定期的に投稿し、ユーザーにとって有益な情報を発信していくことで、ユーザーとの接触を重ね、自社の商品やサービスの理解を深めて最終的に購入・利用してもらうことが目的です。ここでは、専門的な内容も掲載しても問題ありません。コラムは多くの場合、ホームページのトップページから遷移してくるのではなく、ユーザが具体的なキーワードを使って検索し、コラムがヒットすることで閲覧されることがほとんどです。そのため、珍しい病名や具体的な治療方法、手術に関することなど、専門的な情報を掲載していても、集患に繋げることができます。
このコンテンツマーケティングは、見込み客から優良顧客に育てていくだけでなく、ホームページのページランクを向上させることが可能です。Googleは、ユーザーにとって有益な情報を定期的に発信しているホームページを評価するため、コンテンツマーケティングを続けていけば自ずとページランクが向上し、検索順位を上昇させることができます。
有益な情報を発信し続けていることが大切なため、コンテンツマーケティングに終わりはありませんが、まずは競合他社がどれほどの記事数を公開しているかをチェックし、その記事数は超えることを目標に記事をアップしていけば最短で検索順位を上げることができるはずです。

ホームページは3年を目安にリニューアルしましょう

Googleはホームページの評価基準であるアルゴリズムを日々、アップデートしています。アップデート数は年間3,000〜4,000回、検索順位が大きく変動してしまうような大きなアップデートは5〜10回程度実施されています。3年も経過すれば10,000回以上のアップデートが行われてしまうため、公開当時は最新のアルゴリズムに合わせたホームページであっても古くなってしまいます。また、パソコンやスマートフォンなどのデバイスは年間に100種以上発売され、ブラウザも何度もアップデートを実施されるため、ホームページの表示に崩れが出てしまったりロード時間が長くなってしまわないためにも定期的にリニューアルを行いましょう。

ホームページ制作の専門家に制作を依頼しよう

これまで紹介してきたホームページに掲載するコンテンツの選定や公開後のコンテンツマーケティングは、自院のことを最も理解しているオーナーや院長、スタッフの方々主導で行っていくべきですが、これらはホームページの制作の一部にすぎません。ホームページの制作には以下の4つの重要な側面があります。

1.ホームページにアクセスしてもらうこと
2.ホームページを閲覧したときに好印象を持ってもらうこと
3.他院と情報を比較して自院にメリットを感じてもらうこと
4.最後に予約してもらうこと

ホームページにいくら有益な情報を掲載しても、ユーザーがアクセスしなければ意味がありません。アクセス数を増やすためにはGoogleの評価を高める必要があります。評価基準には、コンテンツマーケティング以外にも表示速度やスマホ対応などの使いやすさが含まれます。これらを満たすにはGoogleのアルゴリズムを理解したコーダーによるコーディングが必要です。
また、ユーザーがアクセスしても、情報が整理されていなかったり、フォントやイラスト、画像の使い方を誤ってしまうと有益な情報も読み込みにくくなってしまうばかりか、予約ボタンを見逃されてしまい予約してもらえなかったということもありえます。そのため、UIや色彩・フォントを理解しているデザイナーによるデザインが重要です。
さらに、適切なコンテンツを掲載していても表現方法を誤ると、ユーザーに強みを伝えられないため、WEBマーケティングを理解したライターのライティングが必要です。
つまり、ホームページを制作する上では、プロフェッショナルによる協力が欠かせません。

今回のまとめ

動物病院を開業する際、PRは土地探しや内装工事と同じくらい重要です。そこで、ホームページを通じた継続的な集患が成功の鍵となりますが、今回の文章では、マーケティング視点からの動物病院ホームページの制作方法について以下4つのポイントに絞って紹介しました。

1.マーケティング視点の必要性
動物病院数の増加やペット市場の拡大に伴い競争が激化していますが、市場の成長性があることから、ホームページが集患において重要な要素であるため、マーケティング視点による制作を行うことが大切です。

2.掲載すべきコンテンツ
自院の強みだけでなく一般的に有益な情報を掲載し、専門的な内容はメインコンテンツに掲載することは避けることが重要です。あくまでユーザー目線での情報提供が重要です。

3.ホームページ公開後の運用
コンテンツマーケティングを通じてユーザーに有益な情報を提供し、ページランク向上や検索順位の上昇に繋げることが重要です。また、定期的なリニューアルも必要です。

4.ホームページ制作の重要性
アクセス獲得、好印象形成、他院との比較、最終的な行動促進のために、SEOやUX/UIの考慮が必要です。専門家の協力が効果的なホームページ制作に不可欠です。

有益な情報提供と最適化されたユーザーエクスペリエンスを提供するホームページは、動物病院の集患において重要な役割を果たすため、必ずマーケティング視点によるホームページ制作を行いましょう。

AUTHOR

著者情報

執行役員 ディレクター

C.K.

不動産会社・人材派遣会社で営業職としての勤務を経て、株式会社オンカに入社。WEBディレクターとして名古屋港水族館やのんほいパークなど大規模なホームページを始めとして数多くのホームページ制作を企画・監修する。現在は取締役・ディレクターチームのマネージャーとして取り纏めや品質向上に努めている。

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