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マーケティング視点で考える効果的なプレゼンテーションの作り方

2024
.02.15

マーケティング視点で考える効果的なプレゼンテーションの作り方

プレゼンテーションとは、特定のテーマやトピックに関する情報やアイデアを他の人に対して明確かつ効果的に伝えるためのコミュニケーション形式のひとつです。一般的には、口頭で行われることが多く、視覚的な資料を用意して情報をサポートします。
話し方が重要視されやすいプレゼンテーションですが、この資料のわかりやすさや見やすさもプレゼンテーションの伝わり方に大きく関わります。
今回は、マーケティング視点で考えた効果的なプレゼンテーションの作り方をご紹介します。

【目次】
1.プレゼンテーションをする目的
 a.情報の伝達
 b.説得と納得
 c.知識の共有
 d.協力や協業の促進
 e.意思決定のサポート
 f.商品やサービスの宣伝と販促
2.マーケティング視点で考えるプレゼンテーションの構成
 a.市場分析と目標設定
 b.ターゲット市場の選定
 c.差別化
 d.マーケティングミックス(4P)
 e.データ分析と評価
3.理想的な資料に近づけるコツ
 a.シンプルで簡潔な言葉選びをする
 b.効果的なイメージを使用する
 c.可読性と視認性に優れたフォント選びをする
 d.強弱をはっきりつける
 e.効果的な色の使い方をする
 f.視線の流れを意識する
 g.情報量を適切にして十分な余白をとる
4.今回のまとめ

プレゼンテーションをする目的

プレゼンテーションをする目的はさまざまで、ビジネスにおけるプレゼンテーションでは製品やサービスの説明、プロジェクトの進捗報告、新しいアイデアの提案などがあります。学校や大学では、研究結果や学術的な発表、卒業論文のプレゼンテーションが行われることがあります。また、セミナーや講演会、トレーニングセッションなどでもプレゼンテーションが行われます。この目的は、大きく分けると以下の通りです。

情報の伝達

プレゼンテーションの基本となる目的です。特定の情報やアイデアを効果的かつ明確に相手に伝えるための手段として使用します。ビジネスや学術の分野での新しいプロジェクトやアイデアの発表、製品やサービスの説明など、様々な情報を伝達する目的があります。

説得と納得

相手を説得し、提案やアイデアに納得させるための手段としてプレゼンテーションを使用します。説得力のあるプレゼンテーションは、相手を動かし、行動を促す力を持っています。

知識の共有

学術的な研究や知識を広く共有するために、プレゼンテーションが行われることもあります。セミナー、学会、研究発表などで、最新の知見や成果を共有することが目的とされます。

協力や協業の促進

チームや組織内でのプレゼンテーションは、メンバー間の協力を促進し、プロジェクトや目標達成に向けて理解度を高めることを目的とすることがあります。

意思決定のサポート

ビジネス環境では、プレゼンテーションが意思決定プロセスの一環として活用されることがあります。データや事実を提示し、経営者などの意思決定者に意見や提案を示すことで、意思決定のサポートをします。

商品やサービスの宣伝と販促

マーケティングや営業の分野では、プレゼンテーションが製品やサービスの宣伝や販促のために活用されます。顧客に対して魅力的なプレゼンテーションを行い、商品の特長や利点を伝えることが求められます。

マーケティング視点で考えるプレゼンテーションの構成

プレゼンテーションの資料を作る際に、いきなりスライドなどの視覚的な資料作りから着手していないでしょうか?効果的なプレゼンテーションは、「情報」も「資料」も良い状態であることが重要です。そのため、まずは必要な情報を収集し資料の構成をしっかり練ることが大切です。資料作りには具体的な情報が必要となるため、以下のマーケティング戦略で考えるべき項目を軸に資料作りに必要な情報を精査しましょう。

市場分析と目標設定

まず、企業は市場を分析し、ターゲットとなる顧客のニーズや競合状況を理解します。その上で、具体的な目標を設定します。目標は、売上向上、市場シェアの拡大、新規市場参入など、企業のビジョンやニーズに基づいて設定します。

ターゲット市場の選定

製品やサービスが最も効果的に受け入れられるであろうターゲット市場を選定します。これには、特定の顧客セグメントへの焦点化や地域的な要因の考慮が含まれます。

差別化

競合他社との差別化は重要です。他社との違いや独自の価値提案を強調し、顧客に対して自社の製品やサービスが他と比べて優れている点を伝えます。

マーケティングミックス(4P)

製品(Product)、価格(Price)、販売促進(Promotion)、流通(Place)などの要素を組み合わせ、顧客へのアプローチを計画します。これは、製品やサービスの設計から価格設定、宣伝・広告、販売チャネルの選定までを含みます。

データ分析と評価

マーケティング戦略の効果を評価するために、データ分析が重要です。企業は、市場の動向や消費者の反応をモニタリングし、必要に応じて戦略を修正していきます。

理想的な資料に近づけるコツ

ここからは、具体的な資料作りのコツをご紹介します。プレゼンテーションは、一般的に口頭で行われることが多いですが、資料のわかりやすさや見やすさはプレゼンテーションの伝わり方に大きく関わります。
以下の項目を参考にして、相手に伝わりやすい資料作りを心がけましょう。

シンプルで簡潔な言葉選びをする

プレゼンテーションで最も重要になるのは「言葉選び」です。
一般的に認知がされていないような難しい言葉や専門用語などはなるべく避けて、聞き手が理解しやすい言葉で構成しましょう。また、文章はできるだけ短くし、わかりやすく簡潔にまとめることが重要です。

効果的なイメージを使用する

言葉だけで伝えることが難しい情報は、画像やイラストを使用して積極的に活用しましょう。
数値的なデータの比較などは、テキストだけで表現するよりも図やグラフなどを用いて視覚的に情報を伝えるほうが理解度が高まるのでおすすめです。著作権フリーの写真の扱いがあるサイトも増えているので、プレゼンテーションの完成度を高めるために使用してみるのもおすすめです。

写真AC 
こちらのサイトは、著作権フリー画像サイトは海外発のサイトが多い中、国内の風景や日本人をモデルにした写真が豊富に用意されている著作権フリー画像サイトです。
写真の種類も豊富なので、プレゼンテーションの資料作りにおいてテーマに合った画像が見つかりやすいのが特徴です。誰でも会員登録をすれば無料で画像をダウンロード出来ますが、ダウンロードできる枚数には制限があるため、無制限でダウンロードしたい方は有料のプレミアム会員になるのもおすすめです。

可読性と視認性に優れたフォント選びをする

プレゼンテーションによっては文字をスクリーンへ投影したりする場合があるため、フォント選びも見やすさを左右する重要なポイントです。フォント選びに困ったら、まずは各OSに最初から用意されている以下のフォントを選ぶと良いでしょう。どのフォントも太字に対応しており、等幅であるため可読性と視認性のバランスが良いとされています。

・メイリオ(Windows)
・游ゴシック(Windows&Mac共通)
・ヒラギノ角ゴ(Mac)

また、複数のフォントを使用してしまうと資料が読みづらくなるだけでなく、デザイン的にも見栄えの悪い印象を与えてしまいます。デザイン的に意図がないのであれば、フォントの種類は統一するようにしましょう。

強弱をはっきりつける

資料で何を伝えたいのかをはっきりさせることも効果的な資料作りのポイントのひとつです。伝えたいことが多くある場合、そのまま情報を追加したくなりますが、情報に優先順位を付け、1番に伝えたい内容と補足の内容は切り分けて考えるようにしましょう。
また、人間が一度に認識できる文字数は限られているため、各資料のタイトルに設定する文字数は適度な文字数(9~13文字程度が理想)に収められるようにしましょう。
サイズ感でデザイン的にも強弱を付けることもおすすめです。以下のようなサイズ感で使用する文字サイズは1枚のスライド内で「タイトル用」「見出し用」「本文用」の3種類程度に抑えるようにしましょう。

・タイトル:大
・見出し:中
・本文:小

効果的な色の使い方をする

色は、資料の見た目に大きく影響する要素のひとつです。原色は避け、使用する色の種類も3色程度に抑えると、統一感がある視認性の高いデザインに近づけることができます。資料作りにおける色の使い方のコツは以下通りです。

・コントラストに配慮して、視認性と可読性を高める色を選ぶ
・色は強調したい情報だけに使う
・使用する色は、多くても3色までに抑える
・色を増やしたい場合は明度や彩度で調整する

配色が難しい方は、「使用する色名 組み合わせ」などのキーワードで検索をすると、調和が取れた色のパターンが見つかる可能性があります。以下のサイトのように希望の色を入力するだけで配色パターンを提案してくれる便利なサイトも増えているのでいるので、このような便利なサイトを利用して、効果的な資料作りに必要な「色」を選定するようにしましょう。

配色の見本帳
こちらのサイトは、ベースとなる希望色を入力すると、色彩情報や配色パターンを提案してくれます。色相環から色と色の位置関係と印象の変化を確認できるため、ノンデザイナーの方にもおすすめです。カラー成分測定機能では、写真画像のカラーデータを分析してくれます。使用するイメージとの調和を図りたい方は試してみると良いでしょう。

視線の流れを意識する

視線の流れには、大きく分けて「Z型」と「F型」があることをご存知でしょうか?日本語の横書き文書において、情報を見る際の視線の流れは一般的に左上に始まり右下に流れていくとされています(Z型)。
一方で、視線が左上→右上→左下→右下→さらに下の順に移動するパターンがあります(F型)。これは、ECサイトや、記事などのテキストが多い読み物やリスト、SNSなどを見る時に多い視線の動きです。
そのためスライドなどの資料作りの場合は、Z型へ視線が流れるように意識して情報を配置しましょう。
また、視線の流れの中に余分な情報を入れないことも重要なポイントです。関連している情報を近づけ、関連性のない情報を離すようにしましょう。イメージなどを使用する場合は、そのイメージに関する説明などは必ず視線の流れの先に配置するようにして、その間には余分な情報を入れないようにしましょう。また、この視線の流れの移動を少なく済むようにすると、情報が読み取りやすくなります。

情報量を適切にして十分な余白をとる

1枚の資料で伝える情報は、可能であれば1つに絞りましょう。
1枚の資料に複数の情報を入れてしまうと情報量が多すぎてしまい、相手が理解しづらくなってしまいます。文字の情報の量などは利用シーンによって調整すると良いでしょう。

・口頭で情報を伝えることがメイン
→写真が占める面積を大きくして、文字情報は少なくする

・記録が必要な情報の蓄積がメイン
→情報量を多めにして、プレゼンテーション後に見返せるようにする

今回のまとめ

マーケティング戦略は、企業や組織が製品やサービスを市場に導入し、競争環境で差別化し、顧客を引きつけるために採用する計画や戦術の体系的な計画です。この戦略は、マーケットの理解、目標の設定、顧客ニーズへの対応、競合他社との差別化など、さまざまな要素を包括的に考慮しているため、プレゼンテーションの資料作りに欠かせない情報になります。ご紹介した理想的な資料に近づけるコツと組み合わせて、理想的なプレゼンテーションを目指しましょう。

AUTHOR

著者情報

WEBデザイナー

A.K.

不動産会社でグラフィックデザイナーとしての勤務を経て、株式会社オンカに入社。アミューズメント施設やサービスサイトなど、ユーザーに魅力を訴求する大衆的なデザインを得意とし、長年培ってきたデザインのノウハウに基づきながらも顧客の要望を汲み取った柔軟な対応力でホームページ制作に尽力している。

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