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ホームページ制作時に素材画像やAI生成画像を使用する際の著作権について

2024
.02.27

ホームページ制作時に素材画像やAI生成画像を使用する際の著作権について

ホームページを制作する際に、視覚的に文章の内容を理解しやすいように写真や画像、イラスト等を使用することがあるかと思います。自社で撮影した写真や、オリジナルで制作した画像・イラストであれば問題ありませんが、素材を使用する場合は著作権を侵害しないよう十分に注意する必要があります。また、近年では気軽にAIで画像を生成する技術が浸透してきており、AI生成画像についても注意が必要となってきています。
今回は、ホームページ制作時に素材画像やAI生成画像を使用する際の著作権について、注意すべきポイントをご紹介します。

著作権とは

著作権とは、書籍や音楽、写真、映画、アート、プログラム等の著作物を創作した著作者に与えられる権利であり、法律によって著作物を保護するための著作権法が定められています。基本的には著作者に使用料金を支払うことで著作物を複製・使用することが可能ですが、著作者の同意なく著作物を複製・使用することは著作権侵害となるため、注意が必要です。

著作権の種類

本項では、ホームページ制作時に注意すべき著作権の種類についてご紹介します。
著作権を侵害してしまわないように、ホームページ制作会社はもちろんのこと、企業の担当者の方も、お知らせやコラム記事を公開する上で画像を使用する際は十分に注意しましょう。

複製権

著作者は著作物を複製する権利を専有しているため、著作物を複製するためには著作者の許可を得る必要があります。現時点ではインターネット上で公開されている写真や画像をダウンロードして複製すること自体は違法ではありません。(違法コンテンツであると知りながらダウンロードする行為は違法です。)しかし、その写真・画像を著作者の許可なくホームページに掲載したり、社内で配布する資料や社内報等に使用したりすることは複製権侵害となります。

公衆送信権

公衆送信権とは、インターネットやテレビ、ラジオ等により、著作物を公衆に対して送信することに関する権利です。先ほどの複製権侵害の例で挙げた「写真・画像を著作者の許可なくホームページに掲載すること」は、複製権だけでなく公衆送信権の侵害にも該当します。

素材を使用する際の注意点

インターネット上で公開されている写真や画像、イラスト等の素材は、無料で商用利用が可能なものや、私的利用に関しては無料ではあるものの商用利用の場合は料金を支払う必要があるものなど、様々な種類があります。素材として配布されているからといって安心して使用するのではなく、必ず規約を確認した上で、著作権違反となってしまわないよう正しく使用しましょう。
また、ホームページ制作時に素材を購入する際は、そのライセンスにも注意が必要です。例えば、従業員が個人的に登録している有料素材サイトがあるとします。ホームページを制作する際にその従業員が個人のライセンスを用いて購入した素材に関しては、その従業員個人に対して使用許諾をしていることとなるため、会社として他の従業員が素材を使用してしまった場合、その行為はライセンス違反です。さらに、素材提供者から著作権違反を主張された場合、素材を購入した従業員が退職してしまっていてはライセンス取得を証明することができません。ビジネスとして素材を購入する場合は、必ず法人として登録しているライセンスで購入し、著作権侵害のリスクを回避しましょう。

AI生成画像を使用する際の注意点

近年、Chat GPTなどの生成AI技術の発展に伴い、文章だけでなく画像もAIで生成できるようになりました。インターネット上では誰でも簡単に画像を生成することができるツールが数多く公開されており、AI生成画像は私たちの身近な存在となってきています。そんなAI画像生成ツールは誰でも簡単に使用できるという点から、ビジネスにおいても活用する方が増えてきているかと思います。しかし、AIが画像を生成するにあたってインターネット上の著作物を無断で使用していた場合、生成したAI画像が著作権侵害になってしまうおそれがあります。AI生成画像については歴史が浅く、権利関係や法整備が整っていないことから、著作権侵害をしないように設計されているAI画像生成ツールを使用することをおすすめします。また、ツールを使用して生成した画像をホームページ上で使用する際は、商用利用が可能であることを必ず確認しましょう。

おすすめの素材サイト

インターネット上で公開されているフリー素材は、権利関係について明確なものもあれば、著作権侵害を犯しているおそれがあるものも存在しています。そのため、ホームページで使用する写真や画像、イラストは、著作権やライセンスが明確である有料素材を使用することをお勧めします。
また、有料素材を使用することは法的な観点以外にも、クオリティの高い素材を使用することでホームページにアクセスしてきたユーザーに対して好印象を与えることができるというメリットもあります。ユーザーからの好感度や信頼性を高めるためにも、明らかにフリー素材だと分かってしまうようなクオリティのものは避け、クオリティの高い有料素材を使用すると良いでしょう。
本項では、ホームページ制作時に活用できるおすすめの素材サイトを2つご紹介します。

Adobe Stock

Adobe Stockは、Adobe株式会社が提供している素材提供サービスです。写真やイラスト、ビデオ、オーディオ、テンプレートからAI生成画像まで幅広いジャンルを取り扱っており、こちらで提供されている素材は基本的に商用利用が可能となっています。
万が一、購入した素材が著作権損害を犯していた場合、Adobe社は法人に対して補償対応を行っているため、安心して使用することが可能です。なお、この補償は素材だけでなくAI生成画像についても対象となっています。

  • Adobe Stock
  • Adobe Stock ライセンスに関する情報
  • PIXTA

    PIXTAも、Adobe Stockと同様に様々な素材を提供しているサイトです。規約の範囲内であればホームページから広告、書籍、商品パッケージ、テレビなど、幅広い用途に使用することが可能です。PIXTAはピクスタ株式会社という日本の企業が提供しているサービスであることから、Adobe Stockよりも日本人の素材が多く、国内のホームページ制作に使用する画像が探しやすいことが特徴です。

  • PIXTA
  • ライセンスのご案内
  • 今回のまとめ

    著作権という言葉は多くの方が聞き慣れている言葉だと思いますが、その内容について正しく理解できていないと、知らない間に著作権侵害を犯していたというおそれもあります。ホームページ制作会社がホームページを制作する際や、企業の担当者がお知らせやコラム記事を執筆する際は、どのような事が著作権侵害となるのかを理解した上で写真や画像、イラスト等を使用しましょう。なお、素材の使用規約は提供サービスごとに異なるため、素材を商用利用する際は必ず規約を確認することを心がけましょう。
    また、AI画像生成ツールは誰でも簡単に理想の画像を生成できる便利なツールではありますが、生成された画像が著作権侵害を犯していないとは言い切れません。そのため、ホームページ上でAI生成画像を使用する際は、画像を生成するにあたって使用している学習データが著作権侵害をしないよう設計されているツールを使用することをお勧めします。

    AUTHOR

    著者情報

    執行役員 デザイナー

    N.H.

    大学を卒業後、新卒で株式会社オンカに入社し、WEBデザイナーとしてコーポレートサイトやポータルサイト、採用サイト、ECサイト、LPなど様々な種類かつ多種多様な業種のホームページ制作にオールマイティに対応。現在は、取締役・デザイナーチームのマネージャーとしてWEBデザインのさらなる品質向上に尽力している。

    • カラーコーディネーター AD
    • フードコーディネーター 3級
    • WEBデザイナー検定エキスパート

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