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ブランディングの基礎とホームページ制作におけるブランディング

2024
.02.29

ブランディングの基礎とホームページ制作におけるブランディング

事業を行う以上、広告や売り場などにおける表現の方向性を統一して知名度や売上の向上を目指す「ブランディング」は必要不可欠です。ホームページ制作においても同様で、ブランディングに基づいてホームページを制作することで集客効果を高めることができます。
しかし、自社ブランドの方向性が定まっていなかったり、ブランディングノウハウのないホームページ制作会社に任せた結果、思うような結果が得られていないケースが見受けられます。
ホームページは集客を行うための重要なツールだからこそ、ホームページ制作会社と一緒にブランディングについて検討できるよう依頼者側も知識をつけることが大切です。
そこで今回は、ブランディングの概要からブランド価値を高める方法、ホームページ制作を行う上で知っておくべきブランディングについてお伝えします。

【目次】
1.ブランディングとは?
2.ブランディングの成功事例
3.ブランド価値を高める方法
 a.自社ブランドの位置付けを正確に把握する
 b.ブランド力を高めるターゲット層を見極める
 c.自社ブランドの見せ方を統一する
 d.長年に渡って信頼を積み重ねる
 e.パイオニアや老舗としての優位性を示す
4.ホームページ制作におけるブランディング
5.ホームページでのブランディング方法
6.今回のまとめ

ブランディングとは?

ブランディングとは、サービスや商品を取り巻く様々な価値を一貫性を持ってブラッシュアップし、最終的には知名度や売上の向上を目的に行う活動を指します。
そのため、例えばロゴマークのデザインはブランドイメージに影響しますが、ロゴマークを作ることだけがブランディングというわけではありません。商品や店舗の内装、スタッフの対応、サービス内容など様々な要素で構成され、ユーザーが感じる体験が集ってブランドイメージが醸成されます。ブランディングで雰囲気などの見えない価値を高めることにより、価格競争から抜け出して安定した収益を得るビジネスモデルを構築することにも繋がります。

ブランディングの成功事例

次にブランディングの成功事例を紹介します。

■100円均一は、オシャレな雑貨屋よりも商品の品質が低いかもしれませんが、コストパフォーマンスを飛躍的に向上させるブランディングによって認知度や売上の向上に成功しています。それに加え、全商品が100円という料金体系の分かりやすさによってそれ以下の価格競争が発生せず、「たった100円だしこれも買おう」というついで買いも促しています。

■iPhoneは、Androidよりも値段が高いですが「Apple製品を使う人はデキる」と思わせる先進感やスタイリッシュさを売りにしたブランディングでヘビーユーザーを増やすことに成功しています。

■サランラップは、ポリラップやクレラップなど他社商品も含めたキッチンラップの総称として呼ばれることが多く、「このサービスといえばこのブランド」と思わせることに成功しています。

このように商品やサービスの「見えない価値」を高め、知名度や売上を向上させることができればブランディングが成功したと言えるでしょう。

ブランド価値を高める方法

ブランディングは、事業ブランディングセールスブランディングに分かれ、ブランド価値を高める上ではどちらか一つに取り組むだけでは不十分です。例えば、インパクトのあるキャッチコピーを付けて集客してもサービスが誠実性に欠けるものであれば顧客は離れていくため、総合的なアプローチが必要となることを理解しておきましょう。
例えば以下のような方法が挙げられ、自社の商品やサービスの特性を鑑みてブランディングの方向性を決めた上でホームページなどの販売促進物を制作する必要があります。

自社ブランドの位置付けを正確に把握する

多くの競合他社が打ち出しているブランディングの真似をしても下位互換になるだけです。ブランディングを行うにあたり、まずは競合との差別化を図るために自社の強みを洗い出しましょう。
100円均一のダイソー・セリア・キャンドゥを例に出すと、ダイソーは100円均一のパイオニア的存在として、セリアは100円均一の中でもデザイン性の高さ、キャンドゥは豊富な品揃えと、ブランディングによる差別化に成功しています。自社の強みを活かして優位性を保つことができるよう、競合が少ないポジショニングを行いましょう。

ブランド力を高めるターゲット層を見極める

幅広い年代や性別、職業のターゲット層に訴求するブランディングが必ずしも良い影響を与えるとは限りません。
例えば、全国民に提供されているパーソナルジムサービスと、年収1,000万円以上の会員のみに提供するパーソナルジムサービスと聞くと、例え同じサービス内容だとしても後者の方が特別なサービスを提供している印象を受けます。あえてサービスを受ける対象を狭めてブランディングすることでブランド力が高まる場合もあります
もちろん、幅広いターゲット層に訴求するブランディングが有効な場合もあり、例えばユニクロはその成功例の一つです。ベーシックで機能的なファッションを提供することによってどの年代のユーザーにも愛されているというブランドイメージが確立されています。

自社ブランドの見せ方を統一する

ホームページや動画広告、SNS広告、店舗内の内装、POP、制服、振る舞いなど、商品やサービスの魅せ方を統一することで、ユーザーにブランドの方向性を示すことができます。
例えば無印良品は、商品自体に飾り気がなく非常にシンプルで、パッケージや店舗デザインなどすべてにおいてセールス感がなく素朴な雰囲気を感じさせるブランディング戦略が採られています。仮に無印良品の人気商品であるレトルトカレーに「極上の逸品!とにかく上手い!」などセールス感のあるコピーが付けられていては、ターゲット層から嫌煙されてしまうかもしれません。

長年に渡って信頼を積み重ねる

短期間で人々の生活に何かを浸透させることは至難の業です。ブランディングを行ってユーザーに「〇〇といえばA社」と認知してもらうためには、商品やサービスの品質を維持・向上して信頼を獲得することが大切なため、長年に渡って同じブランディング戦略を打ち出し続けましょう。
なお、何度も方向転換してしまってはイメージがブレてしまいますが、大枠の方向性の中で細かな軌道修正を行うことも重要です。昨今では、大企業のほとんどがサステナビリティや健康促進など社会的に意義のある方向性に舵を切っており、時代に迎合したブランディングの軌道修正が長年愛される秘訣なのかもしれません。

パイオニアや老舗としての優位性を示す

すでに様々な商品やサービスが存在する現代において簡単なことではありませんが、これまでにない商品やサービス、技術を新しく生み出せば、それだけでパイオニアとしてその業界での地位を高めることができます。競合他社が優れた類似サービスを提供したとしても、業界初という強みは他に代えることができません。
またパイオニアでなくても、「業界の黎明期から存在する老舗」という立ち位置でブランディングすることで優位性を示すことができる場合もあります。ただし、IT業界など先端技術を扱う場合、老舗という看板が「古い価値観を大切にしているということは新しい技術についていけないのではないか?」とマイナスの影響を与える場合もあるため注意する必要があります。

ホームページ制作におけるブランディング

セールスブランディングでは、各販売促進物のテイストを統一することが重要です。ホームページにおいても同様で、基本的には事業ブランディングに応じてホームページを制作します。
しかし、ホームページ制作会社の中でもテンプレートに当てはめて制作するスタイルの業者に任せると、「高級感」「大衆感」など大枠の方向性は合っていても、どこかで見たような普遍的なデザインになってしまいます。このような業者は格安で制作してくれるメリットがありますが、自社ブランドを唯一のものとして差別化するブランディングを行いたいのであれば、自社にしっかり向き合ってくれる制作会社に依頼することをおすすめします。
また、コンサルティング会社にホームページだけでなくチラシやCMなどのセールスブランディングをすべてひっくるめて任せることで、統一感を出すことができます。しかし、コンサルティング会社によっては実際の制作をすべて外注しているケースがあります。ブランディングノウハウの高い制作会社が対応してくれるかしっかり確かめましょう。

ホームページでのブランディング方法

ホームページにおけるブランディングは、ブランドのカラーやフォントに合わせて制作するという単純なものではありません。印象や雰囲気などの「見えない価値」を表現するため、ホームページに掲載する言葉や写真の一つをとっても慎重に検討する必要があります。
まずはブランドの業界におけるポジションやコンセプトを示してターゲット層に「自分に向けた商品やサービス」と認識させ、ブランドが自分に与えてくれるベネフィットを感じさせることが重要です。ブランディングでは「感じさせる」ことが重要であり、単にメリットの列挙では意味がありません。ホームページのデザインだけでなく、全体のページ構成やページ内の動線に至るまで緻密に計算する必要があります。
また、ユーザーをファン化するためには、ブランド誕生のストーリーや秘話、価値観、新しい取り組みなど、様々なコンテンツを絶えず発信することが重要です。継続的に追わせ、人々の生活にブランドを浸透させる仕組みづくりもホームページで実施できるブランディング戦略の一つです。

あえてブランドイメージに則らないホームページ制作が有効な場合も

ホームページやLP(ランディングページ)においては、検索キーワードに一致するホームページが検索結果に表示され、ユーザーがそこで初めて商品やサービスを知るケースも多々あります。この場合は、事業ブランディングとは別にホームページ単体でブランディング路線を変えても良いでしょう。例えば、企業としてのブランドイメージは「スタイリッシュ」「シンプル」でも、ブランドサイトではセールスポイントを派手に打ち出すことでユーザーにメリットがわかりやすく伝わり、短期的な売上向上に貢献してくれる場合もあります。
特にLPは、一ページで購買意欲を高めて購入や申し込みなどに導くためのアプローチが可能です。リスティング広告でLPを打ち出せば、自社ブランドと関連性の高いキーワードに興味のあるユーザーだけに効率的に訴求することができます。事業全体のブランドイメージとホームページの方向性が異なりすぎてはいけませんが、LPを単発的な集客目的と割り切り、異なるテイストで制作することも一つの手です。
効果的な方法はケースバイケースのため、ホームページ制作会社に相談しながら方向性を検討すると良いでしょう。

今回のまとめ

ブランディングは、サービスや商品に一貫性のある価値を付加し、知名度や売上を向上させる活動を指します。ホームページ制作もブランディング戦略の一環として重要であり、ターゲット層に合わせたデザインや内容で統一感を持たせることが集客効果を高めます。成功するブランディングは、自社の強みを活かし差別化を図ること、長期にわたり信頼を築くこと、ターゲット層を明確にすることなどが鍵となります。
また、ホームページ制作においては、ブランドのカラーやフォントに合わせるだけでなく、印象や雰囲気など「見えない価値」を表現するために、ページ構成や動線のほか、掲載する言葉や写真などの細部に至るまでを慎重に検討する必要があります。ブランディングは奥が深いため、ブランディングノウハウの高いホームページ制作会社に依頼することをおすすめします。

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著者情報

ライター

M.H.

人材派遣会社で営業職としての勤務を経て株式会社オンカに入社。ホームページ制作の企画・監修を行うWEBディレクターとしてアーティストやメーカー、公益法人、観光協会など多種多様なホームページの制作に携わり、現在はライターとしてホームページ制作に尽力している。

  • YMAA(薬機法医療法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • KTAA(景表法・特商法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • ウェブマスター検定1級

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