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2022年上半期におけるGoogleアルゴリズムの大型アップデートまとめ
2025
.03.19

Googleは、2022年の上半期に計3回の大型アップデートを実施しました。いずれのアップデートもホームページの検索順位に大きな影響を及ぼすもので、ホームページ担当者であれば知っておきたい内容ばかりです。
そこで今回は、2022年の上半期に実施したGoogleの大型アルゴリズムアップデートについて紹介します。
2月ページエクスペリエンスアップデート(デスクトップ版)
2022年2月23日から3月4日にかけて、ページエクスペリエンスアップデートのデスクトップ版が実施されました。
ページエクスペリエンスは、検索順位を決定する要素の一つで、Core Web VitalsのLCP・CLS・FIDに加え、HTTPS、インタースティシャル(煩わしい広告などの要素)、モバイルフレンドリーの6つの指標で構成されています。
これまではモバイル版のみに適用されていましたが、今回のアップデートによりデスクトップ版にも適用(モバイルフレンドリーを除く)されるようになりました。ただし、モバイルとデスクトップは別々に評価されるため、どちらの環境でも高評価を得られるように最適化が求められます。
3月プロダクトレビューアップデート
2022年3月に、商品・サービスのレビューコンテンツの評価基準を強化するアップデートが行われました。
プロダクトレビューアップデートは、2021年4月に導入され、同年12月にも実施されたため、今回で3回目となります。主にアフィリエイトサイトやまとめブログが対象となり、表面的な内容やコピーされた低品質なレビューの評価が低下し、一方で、専門性や実体験に基づいた詳細なレビューを掲載しているサイトの評価が向上しました。
「プロダクトレビューアップデート」という固有の名称が付いているため特別な変更のように感じますが、本質的にはコアアルゴリズムアップデートと同じです。Googleの基本ポリシーである「ユーザーファースト」に基づき、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを投稿することが大切です。
5月コアアルゴリズムアップデート
2022年5月26日から6月9日にかけて、約7ヶ月ぶりとなるコアアルゴリズムアップデートが実施されました。
今回のアップデートも、Googleの「ユーザーファースト」の方針に基づき、特にE-A-T(専門性・権威性・信頼性)の評価をさらに強化した内容となっています。
また、通常はGoogleの公式Twitterでアナウンスされるコアアップデートですが、今回はヘルプコミュニティや検索セントラルでも告知が行われ、その規模の大きさがうかがえます。なお、アップデート開始の数日前から検索順位に大きな変動が見られており、短期間の大きな変動に焦る方もいらっしゃるかと思いますが、ウェブマスター向けガイドラインに記載されている通り、ホームページに大規模な修正を行うことはせず、有益なコンテンツの提供を継続することが推奨されます。
今回のまとめ
2022年上半期には、3回の主要なアルゴリズムアップデートが実施されました。数としては控えめですが、それぞれのアップデートが検索結果に与えた影響は大きく、特にページエクスペリエンスやコンテンツの品質評価の強化が進んだことが特徴です。
引き続き、Googleの「ユーザーファースト」の方針に沿ったコンテンツ作成を意識し、質の高い情報提供を行うことが重要です。