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ホームページのライティングで意識したい3つの心理効果
2020
.11.29
ホームページのSEO対策を行う上で、ライティングは重要です。ホームページ制作ではもちろん、公開後もコラムの更新作業においてライティングは欠かせません。
しかし、文章の内容や制作意図がユーザーに伝らなくては、せっかくの努力も水の泡です。今回は、WEBマーケターやWEBライターも使っているライティングに使える3つの心理効果を紹介します。
WEBライティングで意識したい「初頭効果と新近効果」
WEBライティングでは、ユーザーに商品・サービスの使いやすさや効果など、ポジティブな側面を印象付けることが重要です。WEBマーケターやWEBライターに多く活用されている心理効果に初頭効果と新近効果があります。
初頭効果とは、最初の情報で商品・サービスの印象が決定することを言い、はじめにポジティブな情報を伝えることによって、ユーザーに好印象を持たせる効果です。一方、新近効果は、初頭効果と真逆の心理効果であり、最後にポジティブな情報を伝えることによって、ユーザーに好印象を持たせることを言います。
2つの効果は、使い方が重要です。商品・サービスに興味のないユーザーは、最後まで文章を読んでくれるとは限らないため、最後の内容を読み飛ばされてしまう可能性を踏まえ、ここでは、冒頭にポジティブな内容を伝える初頭効果を活用すべきです。逆に、ユーザーが興味を持っている場合は、重要度の低い内容を最初に、重要度の高い内容は最後に示す新近効果を活用すると効果的です。
これらの心理効果を踏まえてWEBライティングを行った場合、ホームページの制作においては、商品・サービスの内容の詳細を知らない、興味・関心が薄いユーザーが閲覧することを想定して初頭効果を意識しながら執筆しましょう。コラムでは、商品・サービスに関する一定の知識があり、より詳細な情報を知りたいユーザーが閲覧することを想定し、新近効果を意識しながら文章を作成することをお勧めします。
WEBライティングで意識したい「奇数の法則」
WEBライティングでは、ユーザーに商品・サービスの内容や魅力を知ってもらうことができるよう、最後まで読んでもらい、記憶に残すことができる文章を作成することが重要です。
数字には、読み手に具体的なイメージを持たせ、興味・関心を引き出す効果があり、中でも奇数は奇数の法則と呼ばれ、信憑性が上がると言われています。
実際にコラムのタイトルで「〇〇で重要な4つのポイント」を「〇〇で重要な5つのポイント」に変更するだけで、クリック率が20%近く上がったという調査結果も報告されています。また、「オーシャンズ11」や「ALWAYS三丁目の夕日」、「7つの習慣」など、映画や本のタイトルにも奇数が多く使われ、いずれも大ヒットしています。
また、本コラムの「3つの心理効果」のように奇数の中でも「3」は、より効果的な数字であり、「マジカルナンバー3」と呼ばれています。3は、人が認識しやすく記憶に残りやすい数字のため、根拠や例を示す場合は、3つのポイントに絞ってライティングすることをお勧めします。
WEBライティングで意識したい「フレーミング効果」
WEBライティングでは、商品・サービスの魅力を伝えたいがために、ネガティブなポイントを全く記載せず、誇大広告になってしまうようなことは絶対に避けたいものです。そこで、活用したい心理効果がフレーミング効果です。
フレーミング効果は、同じ内容であっても表現方法の違いによって、与える印象も変化することを言い、例えば、「この薬は、副作用がありますが、95%の確率で回復します。」と「この薬は、5%の確率で副作用を引き起こします」では、前者の方がポジティブな印象を与えることができます。また、「1日100円分電気代が節約できます」と「年間36,000円分の電気代が節約できます」では、数字が大きいほどお得な印象を与えられるため、前者の表現方法が多く活用されています。
このように、同じ内容でも表現方法によって与える印象が大きく変わるため、商品・サービスの魅力をライティングする際には、別の角度からスポットを当て、ポジティブな表現を意識しましょう。
今回のまとめ
今回は、初頭効果と新近効果、奇数の法則、フレーミング効果の3つの心理効果を紹介しました。WEBライティングは労力が必要な作業ですので、できる限り効率的にユーザーの関心を引き、コンバージョンにつながるよう、心理効果を意識して文章を制作しましょう。