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プロのような写真を撮るための3つのポイント
2022
.03.07
ホームページ制作において、写真をプロのカメラマンに依頼するのが最良の選択だということは言うまでもありませんが、撮影時、天候やスケジュールなどの関係で撮影できなかったシーンや、長期的に運用するCMSページに使用する写真については社内もしくは制作会社で撮影した写真を使用する場合もあります。定期的に更新するコンテンツとはいえ、その撮影した写真一枚でユーザーのホームページに対する印象が変わってしまうことも十分に考えられます。社内に広報用のデジタルカメラがあれば使用するようにし、スマートフォンで撮影する際も写真の構図や撮影場所、明るさを考えて撮影するだけで写真の仕上がりも大きく変わってきます。
今回は、広報担当者やデザイナーなりに写真撮影で押さえておきたいポイントをご紹介します。
できるだけ明るい場所、自然光で撮影をしましょう
新商品や新サービスの紹介、仕事の実績紹介など、ホームページを運用していく中で物の写真を撮る機会は多いと思います。自分のデスクや打ち合わせスペースで照明の下撮影するのもいいですが、窓際で自然光のもと撮影するなど被写体を照らす光にこだわるだけでも写真の印象は大きく変わります。室内の照明は写真を撮影する際も明るさの調整をすることが簡単ですが、部屋全体に光が反射しているため被写体の明暗がはっきりとせず、立体感を表現することが難しくなります。また、室内照明には「電球色」や「昼白色」など様々な種類がありますが、室内照明で撮影した場合照明の色に写真の色が偏ってしまいます。自然光は色味の偏りが少なく、方向も一方向のため、立体感があり見たままの色味に近い写真を撮影することができます。
構図やぼかしで空間の奥行きを表現しましょう
社内の雰囲気を伝えたい場面や、建築の施工実績紹介など、室内全体やイメージカットを撮影したい場合は、写真を撮る構図や被写界深度(ピント)を意識するようにしましょう。社内の1スペースを撮影する際、その一部だけを撮影するより、他のスペースから覗き込むようにパーティションや間のグリーンを絡ませたり、奥に見えるスペースをぼかしたりすることで立体感が強調され、室内を広く見えることもできます。デジタルカメラだけでなく、スマートフォンでもアプリの編集で被写界深度を再現することができますし、iPhone7以降のiPhoneでは「ポートレートモード」で擬似的に背景をぼかすことも可能です。
被写体の画角や整列を意識しましょう
ホームページに掲載するどんな写真にも言えることですが、被写体やその周辺の物はしっかりと整頓しておきましょう。これが一番基本的なようで、重要なポイントになります。書類が散乱したデスクの上と整理されたデスクの上で撮影された写真では、後者の方が視覚的に美しいのは明らかですし、前者のような環境で写真を撮影していれば、企業としての信用を失う可能性もあります。また、被写体が複数になる際は、整頓に加えて整列や画角を意識することで写真のクオリティも上がります。物や家具のラインを揃える、光や被写体の向きに合わせて撮影するアングルを変えることで一気に小慣れた雰囲気の写真を撮影することができるはずです。
今回のまとめ
ホームページ制作で使用する写真はカメラマンが実際に撮影した写真、もしくは写真素材を使用することが適切です。しかし、ホームページを運用していく中で実際に撮影した写真が必要となり、広報担当者が写真を撮影するケースも多いと思います。この際、いくつかのポイントを押さえているだけでも写真のクオリティはぐっと上がります。イベントなどの撮影に使用している広報用のデジタルカメラなどがある方は、この機会にブログに掲載する写真を撮影してみてはいかがでしょうか。