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GA4の探索レポート機能における5種類のテンプレートの使い分け
2022
.09.02
探索レポート機能には、「自由形式」「コホートデータ探索」「目的到達プロセスデータ探索」「セグメントの重複」「経路データ探索」のテンプレートがデフォルトで実装されています。
この探索レポート機能は、GA4の前身UAには存在しないため、Googleアナリティクスの初心者はもちろん、長年Googleアナリティクスを利用しているベテランの方も、各テンプレート機能で何を分析・解析することができるか理解していない方が多いかと思います。
そこで今回は、GA4の探索レポート機能における5種類のテンプレートの使い分けを説明します。
【目次】
1.GA4の探索レポート機能ではホームページを詳細に分析することができる
2.探索レポートの5種類のテンプレートの使い分け
a.自由形式探索
b.経路データ探索
c.セグメントの重複探索
d.コホートデータ探索
e.目標到達プロセスデータ探索
GA4の探索レポート機能ではホームページを詳細に分析することができる
Googleアナリティクスは、アクセス数やユーザー数、コンバージョン数などの情報を自動でカウントしており、GA4の「ホーム画面」「レポート画面」にアクセスすることでこれらの情報を確認することができます。
数値を知るだけでホーム画面・レポート画面で事足りますが、「アクセス数を曜日別で比較したい」「ユーザー数を都道府県別で見たい」のように分析するためには、探索レポート機能を利用する必要があります。
探索レポート機能は、指標・ディメンションと呼ばれる項目を設定することで利用することができます。指標は「アクセス数」「ユーザー数」などの数値で表示することができるものが多く、ディメンションは「国」「ページタイトル」のように数値で表示することができない項目です。
探索レポートの5種類のテンプレートの使い分け
自由形式探索
自由形式探索では、指標とディメンションを組み合わせてグラフや表を作成することができます。アクセス数やユーザー数、イベント数などの指標を、国や年齢、曜日などのディメンション別で確認することができます。
経路データ探索
経路データ探索では、ユーザーのホームページ内の動きをツリーグラフで表示することがきます。始点を設定することで「そのページからどのように遷移したか」、終点を設定することで「そのページまでどのように遷移してきたか」を確認することができます。
セグメントの重複探索
セグメントの重複探索では、国や閲覧端末、年齢といったセグメントされた指標同士の重複数を確認することができます。下の画像では、「アメリカからアクセスしたユーザー数」というセグメントと「モバイル端末でアクセスしたユーザー数」というセグメントの重複数を表示しています。
コホートデータ探索
コホートデータ探索では、「毎日」「毎週」「毎月」の3種類の間隔で、ユーザーのリピート数を視覚的に表示することができます。同じユーザーの「ホームページへの再アクセス数」「商品の再購入数」などを確認することができます。
目標到達プロセスデータ探索
目標到達プロセスデータ探索では、ページやイベントなどを選択することで、その通過数と通過率を表示することができます。トップページ⇨実績ページ⇨お問い合わせページの流れでコンバージョンに至ったのは「全体の何%?」「どれだけ離脱した?」などを知りたい場合に最適なテンプレートです。
今回のまとめ
今回のブログを読むことで、GA4の探索レポート機能に実装されている各テンプレートの用途を理解することができたかと思います。
GA4は、リリースされてからまだ日が浅いため、指標とディメンションをすべて理解して一つひとつレポートを組み上げることができる担当者の方は少ないと思います。
各テンプレートには余計な機能も含まれているため、利用し始めはデータを閲覧・操作するだけでも時間がかかるかもしれませんが、それでも一つひとつ組み上げるより時間がかかることはありません。オリジナルのレポートを作成してホームページを正確に分析することができるようになるため、まずは、テンプレートで探索レポート機能の操作に慣れていくことをおすすめします。