名古屋でホームページ制作を通じてWEB集客を支援する(株)オンカの「お知らせ・コラム」ページ

TEL.0120-038-517 CONTACT

NEWS & COLUMN

お知らせ・コラム

SCROLL

DESIGN

ホームページ制作におけるWEBデザインに応用できる資格11選

2023
.11.10

ホームページ制作におけるWEBデザインに応用できる資格11選

WEBデザイナーが働く上で、「これがないと話にならない」という資格はありません。もちろん、資格を勉強することでホームページやSEO、WEBマーケティングに対する理解が深まり、それをデザインにも活かせることは多くなりますが、資格があるからと言って、洗練されたデザインが作れるかと聞かれれば、難しいと言えるでしょう。ただ、職人気質に「デザインを仕事にする上で資格はいらない」と言い切れる時代に終わりが近づいているのも確かです。特にWEBデザインなど情報分野にも関わるデザインの領域においては、SEOやUX、情報処理などの分野が密接に関わってくるためその知識も必要となり、UI・UXの考え方が普及してきた背景も影響して、DX化の流れが強い近年では関連した民間資格が毎年のように設立されるようになりました。これらの民間資格の多くはホームページ制作会社や広告代理店のWEBデザイナーやWEBディレクターだけでなく、一般的な企業のホームページ担当者や広報担当者にも受験が勧められています。つまり、デザイナーとして適切な資格の知識を得ておかなければ、競合の制作会社にアドバンテージを作られてしまうばかりか、遠くない将来、クライアントにホームページに関する知識で優位に立たれてしまうというケースも考えられます。このような事態を避けるためにも、昨今ではWEBデザイナーにも資格や専門知識の体系的な学習への必要性が増してきています。今回は、WEBデザインに関する資格や、WEBデザイナーを取り巻く資格の種類や動向をご説明します。

【目次】
1. WEBデザイナーを取り巻く資格の種類や動向
a.WEBデザイナーとしての技術を保証するもの
b.考え方に関わるもの
c.他業種の領域に関わるもの
2. WEBデザインに応用できる資格
a. カラーコーディネーター検定
b. UX検定基礎
c. HCD基礎検定
d. マルチメディア検定
e. ウェブマスター検定
f. ウェブ解析士認定試験
g. SEO検定
h. デザイン思考テスト
i. WEBデザイナー検定
j. ユニバーサルデザインコーディネーター認定試験
k. デジタルアクセシビリティアドバイザー認定試験
3.今回のまとめ

WEBデザイナーを取り巻く資格の種類や動向

WEBデザイナー向けの資格とは一口に言っても、「WEBデザイナーとしての技術を保証するもの」や「デザインやUI設計、ホームページ自体の考え方に関わるもの」、「クライアントとなる他業種の領域に関わるもの」など多岐にわたります。ここではそれぞれのカテゴリについて解説します。

WEBデザイナーとしての技術を保証するもの

「WEBデザイナー 資格」というキーワードで検索をかけると、多くの記事で「ウェブデザイン技能検定」や、Adobe社が実施している能力試験が多くの記事で取り上げられています。もちろん、これらの資格は有用ですが、WEBデザインというビジュアル表現での「技能」は座学で押し計れるものなのかと言われればそうではありません。また、ソフトウェアを用いる「技能」の認定を受けたとして、良いWEBデザインが作れるかと言われれば、それもそうではないと言えるでしょう。まとめサイトなど多くの記事で「WEBデザイナーにおすすめの資格」と記載されている資格の多くは、WEBデザインの技能を最低限証明するものや、就職活動や転職活動に際しWEBデザイナーとしての人材価値をアピールする材料という側面が強いと言えます。

考え方に関わるもの

2018年に経済産業省が「DX推進ガイドライン」を示したのを契機に、日本ではDX化の波が広がり始めました。その流れを受けて2020年以降から、ホームページに関わる民間資格が毎年のように設立されています。例えば「UX検定基礎」などUI・UXの設計に関わる資格や、「WEBマスター検定」のようなWEBマーケティングに関わる資格、「SEO検定」などSEOに関わる知識の習得を目的とした資格もあり、類似した内容の資格も多くあります。冒頭で述べた一般企業のホームページ担当者が受験対象となる資格群がこのタイプの資格であり、専門知識を体系的に学習し資格を獲得しておかないと、近い将来クライアント候補に揚げ足を取られ、信用を失うケースも考えられるため、現職でWEBデザイン業務を行なっている方に求められる資格群の一つと言えます。

他業種の領域に関わるもの

日本には数多くの民間資格が存在しますが、グラフィックやWEBデザイン意外にもデザインに関わる資格は数多く存在します。例えば空間ディスプレイデザイナー認定試験という別業種のデザイナー名がつくものや、フードコーディネーターなどのコーディネーター資格は学習内容に「デザイン」が含まれています。これらの資格を取得、学習することにより、特定業種においての「デザイン」への理解が深まり、グラフィックやWEBデザインにもそのデザインやコーディネートを応用することが可能になります。また、競合の制作会社との差別化や、写真を撮影する際のディレクションやコーディネートなども可能になるため、企業の強みにもつながります。

WEBデザインに応用できる資格

前述したように、WEBデザインに関係する資格は多岐にわたりますが、ここでは現職のデザイナーのスキルアップに直結し、WEBデザイナーとして説得量にもつながる「考え方に関わる資格」をWEBデザインに応用できる資格の一例としてご紹介します。

カラーコーディネーター検定

カラーコーディネーター試験は、ビジネスにおける色彩の知識を学ぶことができる資格の一つです。色の見え方から、調色の原理、カラーパレットの作成方法などをトータルで学べるため、WEBデザインの色選定にも説得力を持たせることができます。また、店頭ディスプレイなどの知識も併せて学べるため、来店型ビジネスについての理解も深まります。

カラーコーディネーター検定

UX検定基礎

UX検定基礎は、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための取り組みや、その根底にある考え方について学習できる資格です。ユーザーエクスペリエンス(UX)とは、ホームページなどを利用したユーザーが感じる感情全般のことを示します。わかりやすいところで言えば、使いやすいUIや読み込み速度の短縮でUXは向上できます。UX検定基礎ではUX向上の施策や、UXという考え方の根本にあるプロセスをデザイン思考や行動経済学から学ぶことができます。また、後述するHCD(人間中心設計)基礎検定もUX検定基礎の学習範囲に含まれるため、UX検定基礎に認定されることでHCD基礎検定にも認定されます。

UX検定基礎

HCD基礎検定

HCDとは「Human Centered Design」の略で、「人間中心設計」と略します。その名が示す通り、HCD基礎検定ではホームページやアプリ、サービスを利用する「ユーザー」を中心に考えそれらを設計する場合のメソッド(プロセスと手法)やマインドセット(心構えと捉え方)を学ぶことができます。ユーザーの特定やリサーチに基づく要件定義の方法も学べるため、WEBディレクターにもお勧めできる資格の一つです。

HCD基礎検定

マルチメディア検定

マルチメディア検定はホームページだけでなく、画像や映像、サウンドなどホームページを構成する要素を含め、デジタル上のコミュニケーション能力について学習できる検定です。(情報通信技術)をベースとした画像や映像がマルチメディアでどう処理されているかという仕組みから、ネットワークの基礎など初歩的な内容をはじめ、人間の知能がそれらをどう知覚するのかに至るまで、メディアを通したコミュニケーションの基礎を学ぶことができます。

マルチメディア検定

ウェブマスター検定

ウェブマスター検定は、WEBマーケティングを行う上でのホームページの運用方法や、PCDAサイクルの実践例、法律に基づいたコンプライアンスの管理方法など、ホームページの運用に関わることを体系的に学べる資格の一つです。ホームページの移行やリニューアル、WEBマーケティングにおける外注の内製のバランスなど、実務を通してインプットされるはずの経験を体系的に知識として学べるため、クライアントへの提案に、より説得力を持たせることができる資格です。

ウェブマスター検定

ウェブ解析士認定試験

ウェブ解析士認定試験はウェブマスター検定と同様、WEBマーケティングに関わる資格試験ですが、ウェブマスター検定に比べ、分析方法やホームページの各要素について詳しく学ぶことができます。解析だけでなく、デジタル化の計画立案に際し押さえておくべき内容などもトータルに学べるため、ホームページによるWEBマーケティングだけでなく、メールやオウンドメディアの運用、インフルエンサーの活用に至るまでデジタルマーケティングを広く学ぶことができます。

ウェブ解析士認定試験

SEO検定

SEO検定とは、ホームページを上位表示させるための施策について学べる資格検定の一つです。SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化と訳され、大きなところで言うとキーワードの策定やページの最適化でGoogleの評価を向上させていくことを指します。この評価項目にはユーザーに最適なUI設定やホームページの導線構築も含まれており、GoogleのユーザーエクスペリエンスアップデートなどSEOに関わるWEBデザインの要素も少なくないため、WEBマーケティングを成立させる一要素としてSEOを学ぶことで、別視点からWEBデザインを検討することが可能になります。

SEO検定

デザイン思考テスト

デザイン思考テストとは、グラフィックデザインやWEBデザインなどビジュアルのデザインそのもののスキルテストではなく、ビジネスにおける創造的思考が優れているかを測定するテストです。資格ではありませんが、指定のテキストを読むことで革新的なアイデアを生み出すための発想や、デザイン思考をマーケティングやマネジメント、営業に活かす方法などを学ぶことができ、テストでその指標を確認することができます。発想力を養うことでビジュアル表現やコンセプト作成に立ち戻ることで、デザインの発想力を鍛えることができます。

デザイン思考テスト

WEBデザイナー検定

国家資格であるウェブデザイン技能検定がhtmlなどコーディング知識などを含めた広義の「WEBデザイン」を学ぶのに対して、WEBデザイナー検定はホームページのコンセプトメイキングから情報の整理、インターフェイスや動きがもたらす効果など、エンジニアと分業するデザイナーに最適化された資格です。ただ、この資格の知識は実務の中で身につく上、提案などで説明を求められることも少ないため、ホームページ制作の基礎を学ぶ際や、業務の進め方を見直したい際に役立つ資格検定と言えるでしょう。

WEBデザイナー検定

ユニバーサルデザインコーディネーター認定試験

昨今のコーポレートサイトなど一般的なWEBデザインでは、見た目のインパクトや差別化を重視したデザインよりも、むしろ誰もが使いやすい慣習的なユニバーサル性やアクセシビリティが重視されることも少なくありません。ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格では、誰もが使いやすい商品やサービスづくりの体系的な知識やスキルを学ぶことができ、ユニバーサル性の考え方を基礎から学ぶことが可能です。

ユニバーサルデザインコーディネーター認定試験

デジタルアクセシビリティアドバイザー認定試験

デジタルアクセシビリティアドバイザーは、コンピューターなどの通信機器・デジタル機器への適応力の低い高齢者や障がいのある方に向け、問題に合わせたコンテンツのコーディネートを行える人材を示します。一般的なホームページではターゲット層を考慮したコンテンツのコーディネートが優先されますが、自治体や病院のホームページなどアクセシビリティが重視されるホームページにおいて、デジタルが得意な人と苦手な人の間にデジタルデバイト(デジタルの恩恵を受けられる格差)が生まれてしまうことが問題となります。この認定試験では、アクセシビリティを高める施策や考え方を学ぶことができ、誰もが見やすいホームページのポイントを学ぶことができます。

デジタルアクセシビリティアドバイザー認定試験

今回のまとめ

国家資格であるWEBデザイン技能検定や、Adobe社の能力試験は個人のスキルを証明するのには有用ですが、その一方でWEBデザイナーのデザインスキルはデザインの実績を見れば一目瞭然だという一面もあります。今回ご紹介したようなWEBデザインを制作する上でのマインドセットに関わる資格の学習、認定を受けることで、ホームページの提案だけでなく、WEBマーケティングにおける施策の提案やSEOに関わるメリットを併せて提案できるため、提案における説得力も強くなります。遠くない将来、リテラシーの高いクライアントを獲得するためにも、DX化推進に合わせホームページ制作の知識を体系的に学習できるようにしましょう。

AUTHOR

著者情報

WEBデザイナー

T.S.

デザイン事務所でグラフィックデザイナーとしての勤務を経て、株式会社オンカにWEBデザイナーとして入社。クリニックやサロンなど高級感のあるデザインを得意としながら、サービスサイトやコーポレートサイトなど幅広いジャンルのホームページにおいて緻密な計算に基づいたデザインで顧客の集客力向上に尽力している。

  • カラーコーディネーター AD
  • ウェブマスター検定 1級
  • フードコーディネーター 3級

PAGE TOP