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ホームページ制作におけるWEBデザイナーの仕事について
2022
.04.08
ホームページ制作には、プロジェクトを管理するディレクターやホームページの文章を執筆するライター、システムを構築するエンジニアなど様々な分野のプロが集まっており、WEBデザイナーもその一つです。
デザイナーの本分はデザインなので、見場を作る専門家と思われる方も多いと思いますが、集客や採用など、様々なクライアントの目的をホームページ制作を通して実現させるためには、より複合的なスキルが求められます。
今回は、WEBデザイナーの実際の仕事内容や、WEBデザイナーになりたい方に向けて、ホームページ制作におけるWEBデザイナーの仕事内容と役割をお伝えします。
【目次】
1. ホームページ制作におけるWEBデザイナーの役割
2. WEBデザイナーの仕事内容
a. ヒアリング・制作の方針設定
b. 構成立案・ワイヤーフレーム制作
c. デザイン制作
d. デザインの提案
e. コーディング指示・コーディングチェック
3.今回のまとめ
ホームページ制作におけるWEBデザイナーの役割
クライアントがホームページ制作をする目的は集客や採用、ブランディングなど様々です。ディレクターやライターなどのプロがホームページ制作の目的に応じた戦略企画・原稿の執筆をしたとしても、そのアイデアを形にするデザイナーが見場ばかりを気にしていてはホームページの機能や操作性、導線の設定などが疎かになり、ホームページ制作の目的を達成することが難しくなります。
見た目にも洗練されたホームページを制作するのはもちろんですが、ホームページの目的やクライアントの性質を理解し、目的達成のためにはどんな構成でホームページを制作するべきか、操作性や動線の設定など、総合的な機能を含めたデザインを管理することがホームページ制作におけるデザイナーの役割です。
また、そのためにはディレクターやライター、エンジニアなど各分野のプロと連携が必要不可欠ということを覚えておきましょう。
WEBデザイナーの仕事内容
ここでは、WEBデザイナーの代表的な仕事内容を5つ紹介します。
ヒアリング・制作の方針設定
ホームページ制作にあたり、集客や採用など制作の目的を把握し、それに基づいてデザインの方向性を設定します。ヒアリングはディレクターやライター、時には直接クライアントから行う場合もあります。ヒアリングではホームページ制作の目的やクライアントの情報、ターゲットの設定などを話し合い、大まかな制作の方針を固めます。
構成立案・ワイヤーフレーム制作
ヒアリングしたホームページ制作の目的に応じてホームページの構成を立案します。例えば最終的なゴールが集客であればサービスや自社の強みを効果的にアピールし、お問合せフォームに遷移しやすい導線を構築するなど、目的を最優先に考えた構成を考え、必要があればワイヤーフレームで具体的なイメージをチーム内で共有します。
デザイン制作
設定したホームページ制作方針と構成に基づき、デザインを制作します。デザイントーンを調整するのはもちろん、ボタンやメニューなど操作性に関わるUI設計も含め、ターゲットに適切なデザインを検討し、チーム内で意見を出し合いブラッシュアップしていきます。
デザインの提案
クライアントに対してホームページ制作の目的に対する答えとして、デザインの提案を行います。ターゲットに対するデザインの方針、導線設計などを主軸に、デザインの意図や想定している挙動を必要に応じ加えて説明します。この時点でクライアントからデザインの要望などが出た場合、要望を反映した場合に想定されるメリットとデメリットを考え、落とし所を見つけるのもWEBデザイナーの役割の一つでもあります。
コーディング指示・コーディングチェック
ホームページのデザインと同様に、ホームページの動きやアニメーションを設定し、エンジニアと共有します。単純なホバーアクションやコンテンツのスクロールなど、Adobe XDで制作の段階で実装し、実際のホームページを想定して指示を行います。コーディングのテストアップでは各デバイスを必ずチェックし、レイアウトに崩れやデバイスごとに見え方が異なる場合は解決策をエンジニアに具体的に指示し、デザイナー主導で調整をおこなします。
今回のまとめ
WEBデザイナーはデザインを作る専門家だというのは間違いありませんが、WEBデザインは2次元的な見場だけでなくUIなどの機能面を含め、アニメーションなど動きを取り入れた総合的なデザインです。ディレクターやエンジニアと意見を共有しながらデザインを制作するのはもちろんですが、構成や原稿、システム構築など、自分の領域を超えて意見し、制作をコントロールしていきましょう。