NEWS & COLUMN
お知らせ・コラム
SCROLL
DESIGN
ホームページ制作とロゴマークの関係性について
2022
.04.15
WEBマーケティングに力を入れていくためホームページを新たに作りたい。古いホームページをSEO対策に特化したホームページへリニューアルしたい。スタートアップに合わせてWEBデザインのトレンドを押さえた現代のホームページを作りたいなど、企業がホームページを作る理由は様々です。例えば古いホームページをリニューアルしたいという要望があれば、現状のホームページから改善したい点や、今度はこういったデザインにしたいという漠然としたイメージも持ちやすいかと思いますが、ゼロベースでホームページを作るとなると、どういった仕上がりになるかイメージできない方も多いと思います。
しかしどんな企業にもデザインの要素となるベースデザインが存在しています。それがロゴマークであり、制作会社もロゴマークを基準にデザインを考えるケースが自然に多くなります。
今回は、ロゴマークのデザインがどのようにWEBデザインに関係してくるかをご説明します。
【目次】
1. WEBデザインにおけるロゴマークの重要性
2. WEBデザインに生かせるロゴマークのポイント
a.コーポレートカラー
b.フォント
c.モチーフ
3.今回のまとめ
WEBデザインにおけるロゴマークの重要性
WEBデザインに限ったことではありませんが、ロゴマークは企業にとってブランディングのベースともなる重要なシンボルです。地域に寄り添うお店がスタイリッシュなロゴマークを掲げていては利用するユーザーが違和感を抱いてしまいますし、客足も遠のいてしまいます。ロゴマークは企業のサービスや強みを分析した上で、企業の方針や利用してほしいユーザーに合わせたデザインが必要です。ホームページを作るときでも、ロゴマークとホームページのデザインが大きく異なればユーザーは混乱してしまうため、ロゴマークのデザインから想定するユーザーや企業の方針を大きく外れないようにブランディングを行う必要があります。
スタートアップに合わせてロゴとホームページを同時期に制作する場合はまずロゴマークのデザインを固めてからホームページのデザインを依頼するか、ホームページ制作会社にロゴマークの制作を任せるなどするとロゴマークとホームページのデザインが大きく外れてしまうリスクを減らすことができます。
WEBデザインに生かせるロゴのポイント
ロゴマーク自体はシンボルマークとロゴタイプの単純な組み合わせですが、この要素を分解していけばWEBデザインの方向性は決まってきます。ロゴマークのもつデザインの3要素をご説明します。
コーポレートカラー
ロゴマークなどに使われている色は企業のイメージカラーとも言える「コーポレートカラー」です。コーポレートカラーは企業のイメージにも直結するため、特別な理由がない限りはこの色をWEBデザインにも利用することがほとんどです。ただ、企業のロゴは印刷した時の視認性を考慮し濃い色味に設定されていることが多く、そのまま使うとパソコンなどの画面では濁って見えたり、鮮やかすぎたりする問題があるため、明るく調整をしたりイメージを壊さない程度にマイナーチェンジをするケースもあります。
フォント
ロゴタイプと呼ばれるロゴマーク中の文字もWEBデザインの参考となる一つの要素です。例えばロゴタイプが雰囲気のある明朝体なのにホームページのフォントがかわいらしい丸ゴシックで統一されていると、どうしてもデザインからロゴマークが浮いてしまいます。全く同じフォントを使ったり、同系統に合わせる必要はありませんが、WEBデザインにはロゴタイプとイメージの離れすぎないフォントを選定する必要があります。
モチーフ
企業のシンボルとなるロゴマークのシンボルマークがあれば、そのモチーフをWebデザインに生かしてみてもいいかもしれません。例えばシンボルマークが家紋のようなデザインなら、和柄などのモチーフをホームページの背景に用いたり、シンボルマーク自体を薄く背景に引いたりすることで他社のホームページと差別化をすることができます。しかし、こういった「企業らしさ」を前面に出してしまうと企業側の想いを強調しすぎたWebデザインになってしまうため、注意が必要です。
今回のまとめ
ロゴマークは企業の象徴であり、ブランディングの要とも言える存在です。WEBデザインもそれに準じたものになるのは当然ですが、ロゴマークの制作された時期が古ければロゴマークのデザインも当然その時代に合わせたものになっています。ロゴマークにWEBデザインを合わせなければいけないというよりは、時流や現在の企業の方針に合わせホームページはロゴマークの要素を生かしつつ色味やフォントを現代風にするなどの判断が適切な場合もあります。必要があればロゴマークをアップデートするぐらいの意識を持ってホームページ制作を含めた最適なブランディングを行いましょう。