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ホームページのリニューアルに伴ってサーバ・ドメインを移管する手順

2022
.01.11

ホームページのリニューアルに伴ってサーバ・ドメインを移管する手順

ホームページをリニューアルする際、ホームページの入れ物であるWEBサーバと、ホームページの住所であるドメインは、継続して利用することが一般的です。しかし、サーバ、ドメイン、ホームページの管理を一社に任せており、全てまとめたプランで契約している場合、別会社でホームページをリニューアルする際にサーバとドメインを解約し、移管しなければならないケースがあります。
そこで今回は、ホームページのリニューアルに伴ってWEBサーバとドメインを移管する際の注意点や手順についてお伝えします。

ドメインの移管は余裕を持って行っておきましょう

ドメインを移管する際は、状況によって手続きに数日〜数週間程度の期間を要する場合があります。また、何らかの問題があってドメインの移管作業が中断されたり、移管元から承認作業が行われなかった場合は、再度手続きを行わなければならず、さらに数日間かかる場合もあります。
そのため、ホームページの公開日が決まっている場合は、余裕を持ってドメインの移管手続きを行って準備を整えておくことが大切です。
なお、移管には数千円程度の費用が発生すると考えておきましょう。

ドメイン移管が中断する主な理由

元ドメイン管理会社で何らかの手続きを行っている
ドメインに移管ロックがかかっている
前回の移管申請から一定期間が経過していない
ドメインの期限が切れている

サーバの開設・ドメインの移管手順

サーバとドメインは別物のため、それぞれ別の会社で契約することができます。各社の料金や管理画面、機能などを比較検討して自社に最適な会社やプランを選びましょう。
なお、サーバとドメインで管理会社を分けると管理が煩雑になるため、両方のサービスを提供している会社でまとめて契約することをお勧めします。

STEP1 新規サーバの契約

まずは移管先となる新規サーバの契約手続きを行います。プランは、リニューアル後のホームページの仕様や容量などを考慮して最適なものを選択しましょう。

STEP2 新規サーバへのホームページデータのアップロード

次に、新規サーバにホームページのデータをアップロードします。
ホームページ制作会社にアップロードを依頼する場合は、アップロード時に必要となるFTP情報などを伝えましょう。なお、FTP情報は、各サーバ会社のコントロールパネル(ログイン画面)や登録時に送られるメールなどで確認することができます。

データベースの作成が必要な場合

ホームページの仕様によっては、「データベース」と呼ばれる情報の格納庫が必要となる場合があります。データベースは、コントロールパネルから作成できる場合がほとんどですが、わからなければサーバ会社のマニュアルやサポートセンターを活用しましょう。

STEP3 ドメインの移管手続き

ドメインの移管先で、移管の申し込みを行います。
なお、移管元で事前にAuthCode(認証キー)の発行を依頼し、手続き画面で入力・申請する必要があります。(.jp、.都道府県.jpの場合はAuthCodeを発行する必要がありません。)
また、移管元で移管ロックがかかっている場合は、ロックを外してもらう必要があるため、移管手続きを行う前に確認しておきましょう。

STEP4 ネームサーバーの変更

ドメイン・サーバのコントロールパネルからネームサーバの切り替えを行います。ネームサーバとは、ドメインが参照するサーバを指定するためのもので、新規サーバをアクセス先として指定するとリニューアル後のホームページに切り替わります。
ネームサーバの切替手順は、サーバ会社によって異なるため、各社のマニュアルやサポートセンターを活用しましょう。
なお、ネームサーバの変更には数時間〜最大72時間を要する場合があります。その間、旧ホームページと新ホームページのどちらかが表示されている状態になります。

DNSレコードの設定

WEBサーバとメールサーバを別会社で契約している場合や、サブドメインで運用しているホームページが別サーバで稼働している場合などは、ネームサーバ変更と同時にDNSレコードの設定を行う必要があります。
DNSレコードの設定手順は、サーバ会社やドメイン会社によって異なるため、各社のマニュアルやサポートセンターを活用しましょう。

同じドメインでメールを利用している場合

ホームページと同一ドメインでメールを利用している場合、ネームサーバの変更を行うとメールサーバも同時に最大72時間の切り替え待ちの時間が発生します。その間、旧メールサーバと新メールサーバのどちらかを参照してメールの送受信が行われますが、送受信が不安定になってメールが送信されなかったり、同じメールが2重で送信されるなどの現象が見られる場合があります。

STEP5 メールの設定(同一ドメインでメールを使用している場合)

同一ドメインでメールを使用しており、移管先の管理会社のメールサーバを利用する場合は、ネームサーバの切替後にメールの設定を行う必要があります。サーバのコントロールパネルから、メールアカウントを追加し、OutlookやGmailなどの各メールソフトのマニュアルに従って設定を変更しましょう。

STEP6 移管完了

ネームサーバの切替が完了し、ホームページとメールが正常に動作していることを確認した後、旧サーバの解約手続きを行います。解約すると旧サーバに残っているデータが全て消えるため、必要に応じてバックアップを取っておきしょう。

今回のまとめ

ドメイン・サーバを移管する際は、数日〜数週間、時間がかかる可能性があることを念頭に、早めに手続きしておくことが大切です。また、サーバの開設やドメイン移管手順は、各社によって異なるため、マニュアルやサポートセンターの活用をお勧めします。

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