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「引用」と「転載」の違いって何?正しい知識のもと記事を執筆しよう

2023
.07.21

「引用」と「転載」の違いって何?正しい知識のもと記事を執筆しよう

近年では、コンテンツマーケティングがWEBマーケティング手法の主流になっていることもあり、企業のマーケティング担当者がホームページに投稿する記事を執筆する機会が増えています。
その中で、記事の信頼性を高めたり情報を補足するために外部の情報を引用・転載する機会があるかと思いますが、実際にこの2つをどのように使い分けるのかを正確に把握できていない方も多いのではないでしょうか?
この2つの違いを明確に理解し、それぞれのルールを正確に把握していなければ、著作権侵害や盗用が疑われるといったトラブルにもなりかねません。
今回は、WEBコンテンツを執筆する際に知っておくべき、引用と転載の違いや正しい執筆方法をご説明します。

【目次】
1.引用・転載とは
2.正しい引用・転載方法
 a.元の文章や図を崩さずに掲載する
 b.引用・転載部分を他と区別する
 c.出典を明記する
3.今回のまとめ

1.引用・転載とは

「引用」とは、書籍やインターネット上にある他者の著作物である文章を一部抜粋し、自分のコンテンツにそのまま使用することを指します。
一方で「転載」とは、引用と同じように他者の文章を自分のコンテンツで紹介することを指しますが、「自分の著作物に対する他者の著作物の割合」によって引用なのか、転載なのかが異なります。簡潔に表したものが以下の内容です。

■引用:自分の著作物の従たる範囲内で他者の著作物を複製・掲載すること
(自分>他者)
■転載:自分の著作物の従たる範囲を超えて他人の著作物を複製・掲載すること
(自分<他者)

つまり、著作物の主従関係(パワーバランス)によって、どちらの言葉で表現されるかが異なるのです。また、引用は著作権者の許可がなくとも行えますが、転載の場合には著作権者の許可を必ず貰わなければいけません。著作権者の許可がないまま転載した場合、著作権者の複製権を侵害する「無断転載」という違法行為に当たり、トラブルに繋がりかねません。

なお、文章量において「他人の著作物がどれくらいの割合を占めると転載」という明確な基準はありません。一般的なオリジナルのコンテンツの中で一部を補完するための情報であれば引用で問題ありませんが、「この量だと引用か転載か分からない」と少しでも迷った場合は、記事を公開する前に著作権者に許可をとることをおすすめします。

正しい引用・転載方法

元の文章や図を崩さずに掲載する

当たり前ですが他者の著作物を使用してる以上、元の文章や図を崩して著作者の伝えたい意図を改変してしまってはいけません。コピー&ペーストを行った上で、原文と変わってしまっている部分がないかをしっかり確認しましょう。

引用・転載部分を他と区別する

引用・転載箇所だと読み手にわかりやすく理解させるため、引用部分を””や【】などで囲んだり、引用した部分の背景色を変える、枠線を付けるなどの配慮が必要です。

出典を明記する

引用・転載を行う際には、出典元を必ず明記する必要があります。また、出展元がWEBページである場合には、該当するページへの外部リンクを設置しましょう。

■出典の書き方例
“著作権は著作物を保護するための権利です。
著作物とは、思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいいます。“
出展:日本弁理士会「知的財産権とは」

今回のまとめ

今回は、WEBライティングの担当者に向けた、引用と転載の違いや正しい執筆方法をご説明しました。
引用と転載は、どちらも他者の著作物を自分のコンテンツに掲載するという点では同じですが、「自分の著作物に対する他者の著作物の割合」によってどちらかに該当します。他者の著作物をメインに扱う転載を行う場合には、著作者への許可取りが必要不可欠です。
また、引用や転載を行う際には、元の文章や図を崩さずに掲載することはもちろん、引用・転載部分を他と区別し、出典を明記しましょう。

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

S.S.

印刷会社で営業職としての勤務を経て株式会社オンカに入社。ユーザーの心理を深く理解した企画力と顧客に寄り添ったディレクションにより、専門性の高い事業を展開する顧客のホームページ制作を多く担当している。リスティング広告やパンフレット制作など総合的なマーケティングにも幅広く対応。

  • 印刷営業士
  • YMAA(薬機法医療法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • KTAA(景表法・特商法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • ウェブマスター検定1級

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