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自社でホームページを制作する際のメリット・デメリットについて
2023
.12.18
集客や人員獲得などの目的を達成するにあたり、自社ホームページの制作・運用は欠かすことができません。現在では、技術の発展により、プログラミングの知識や技術がなくても、簡単にホームページを制作することができるツールも存在するため、自社でホームページの制作を試みる企業も少なくありません。
しかしながら、自社でホームページを制作する際は、想定以上の時間や労力が必要となる場合や公開前・公開後にハッキングなどのトラブルが生じてしまうおそれがあります。そこで本記事では、ホームページを自社で制作する際のメリット・デメリットをご説明しますので、自社でホームページを制作する際は、本記事の内容に留意して制作いただくことをおすすめします。
【目次】
1. ホームページを自社で制作する方法
a.プログラミングスキルを用いて制作する
b.CMSを用いて制作する
2. ホームページを自社で制作するメリット
a.ホームページ制作のコスト削減
b.スピーディな修正・更新が可能
c.ホームページ制作に関する知識の蓄積
3. ホームページを自社で制作するデメリット
a.制作に時間・労力を要する
b.ユーザーの目線を取り入れづらい
c.セキュリティ面のリスク
4. まとめ
【目次】
ホームページを自社で制作する方法
ホームページを制作する際に、外部の業者に依頼せず、自社で制作する方法としては主に「プログラミングスキルを用いて制作する」と「CMSを用いて制作する」の2通りの方法があります。本章では、それぞれの方法についてご説明します。
プログラミングスキルを用いて制作する
ホームページ制作に関する知識やスキルを保有している社員が社内に在籍する場合、外部の業者に依頼することなく自社でホームページを制作することが可能です。具体的には、HTMLやCSSといったプログラミング言語や、サーバー・ドメイン等に関して十分な知識・技術があれば、ホームページを制作から公開・運用まで自社のページで進めることができます。また、外部業者に依頼してホームページを制作する場合と比べて、コンテンツの内容やデザイン、機能についてのイメージに齟齬が生じることがなく、自社の思いどおりに制作を進めることが可能です。
CMSを用いて制作する
WordPressのようなCMSを活用することによって、ホームページ制作についてあまり詳しくない方でも手軽にホームページを制作することが可能です。現在、CMSはWordPressやJimdoなどのように無料で使うことができるものや、Movable TypeやBiNDupなど有料で実装可能な機能の自由度が高いものもあるため、ホームページを運用する際に必要な機能や仕様について社内で検討した上で、いずれのCMSを導入するのか決定しましょう。
ホームページを自社で制作するメリット
自社でホームページを制作する際のメリットは「ホームページ制作のコスト削減」・「スピーディな修正・更新が可能」・「ホームページ制作に関する知識の蓄積」の3点を挙げることができます。本章では、それぞれのメリットについて解説します。
ホームページ制作のコスト削減
自社でホームページを制作する場合は、外部の業者に依頼する必要がないため、制作コストを安く抑えることが可能です。ホームページ制作会社に依頼する場合は、原稿やデザインの作成費用、コーディング費用、追加機能の実装費用、公開後の修正費用など、様々な工程において費用が発生してしまい、想定していた予算よりも高い金額が必要となるおそれがあります。
自社で制作行う場合は、制作会社の価格設定による制作料金や修正料金等が発生することなく、制作に携わる社員の人件費やドメイン・サーバー代の負担でホームページを作ることができます。
スピーディな修正・更新が可能
自社でホームページを制作する場合、公開前や公開後に修正・更新したい箇所が生じた際にスピーディに編集作業を行うことが可能です。ホームページの制作を外部の業者に任せる場合、公開前や公開後の修正・更新について、CMSなど自社で編集できる箇所以外は基本的に業者に逐一依頼する必要があるため、どうしても時間や費用がかかってしまいます。
ホームページ制作に関する知識の蓄積
ホームページを自社で制作する場合、制作を通じてコンテンツやデザインの作成スキル、Webマーケティングのノウハウなど様々な制作技術や知見を社内に蓄積させることが可能です。社内にホームページ制作に関して高いスキルを保有した社員がいる場合を除き、多くの企業はゼロからホームページ制作を学ぶ必要があります。そのため、自社でホームページ制作を行う場合、はじめは想定以上の時間や労力が必要となるおそれがあるものの、長期的に考えた場合、社内にSEOやデザイン、コーディング等に関する知見・技術が蓄積されるため、大きな資産となるでしょう。
ホームページを自社で制作するデメリット
自社でホームページを制作する主なデメリットは、「制作に時間・労力を要する」・「ユーザーの目線を取り入れづらい」・「セキュリティ面のリスク」の3点を挙げることができます。
自社でホームページを制作する際は、先述したようなメリットが存在しますが、一方でデメリットも存在するため、以下で説明する留意点も踏まえた上で、ホームページ制作に取り組むことが重要です。
制作に時間・労力を要する
前章でも解説したとおり、自社でホームページを制作する場合、制作から公開までにかなりの時間と労力を要してしまうことがほとんどです。ホームページ制作について専属の担当者がいない限り、本業を行いながら空いた時間で制作を進める必要があるため、ホームページの企画から公開まで数年ほどかかってしまうおそれがあります。
そのため、いざホームページを公開する際、作成したデザインや掲載する情報が少し古いものとなってしまうおそれがあります。そのため、競合他社よりも早く公開したい場合や、最新のデザインやコンテンツをホームページに反映したい場合は、ホームページ制作会社に依頼することをおすすめします。
ユーザーの目線を取り入れづらい
ホームページを制作する際に欠かせない要素の一つが「ユーザー目線」です。どれだけ質の高い内容を掲載したとしても、使いにくい・分かりにくいデザインやコンテンツの場合、発信したい情報をユーザーに伝えることができません。例えば、自社の製品・サービスの特徴を伝えるページを設けたものの専門的な用語が多く含まれている場合は、一般のユーザーにとっては理解しづらい内容となってしまい、ページから離脱されてしまうおそれがあります。
ホームページを制作する際は、制作者側の目線だけでなく、第三者の目線を忘れることなく、使いやすい・分かりやすいデザインやコンテンツを作ることができるよう留意しましょう。
セキュリティ面のリスク
ホームページはセキュリティ面を厳重に管理した上で制作・運用する必要があります。1〜2人の担当者が作るホームページは脆弱性が高くハッキングやデータ改竄のリスクがあるため、専門的な知識・技術を持った方が複数名でホームページの保守・運用を行うことが大切です。顧客情報や社内の機密情報に関わる情報を取り扱うホームページでは、特に細心の注意を払ってホームページの運用を行うことを心がけましょう。
まとめ
本記事では、ホームページを自社で制作する際のメリットとデメリットについて解説しました。ホームページ制作は知識や技術があれば、自社で制作することができ、業者に依頼する場合よりコストを抑えて制作できたり、社内にホームページ制作に関するスキルが蓄積されるというメリットを得ることができます。しかしながら、自社でホームページを制作する場合は数年ほど制作に時間や労力が必要となってしまったり、ハッキングやデータ改竄などの大きなトラブルが生じるおそれがあります。ホームページは自社の顔とも言える重要なツールであるため、制作コストや実装したい機能などを適切に考慮した上で制作を行うことを推奨します。