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WEBマーケティングを行う上で把握すべきWEB3.0までの歴史とWEBの未来

2023
.12.18

WEBマーケティングを行う上で把握すべきWEB3.0までの歴史とWEBの未来

インターネットは、技術の進化とともに私たちの生活に大きな影響を与え、今や生活やビジネスにおいて必要不可欠なものになりました。その歴史は、技術の発展とともに「WEB1.0」「WEB2.0」「WEB3.0」と時期が分けられ、今はWEB2.0からWEB3.0に移行途中の時期と言われています。そこで今回は、WEB1.0〜WEB3.0に至るまでの歴史と、WEBを活用したこれからの技術についてお伝えします。

WEB1.0は静的な情報発信の時代

インターネットは、1969年にアメリカの国防総省の研究「ARPANET」によって始まったと言われています。このARPANETは軍事目的で使用され、複数のコンピューターをネットワークで結んで情報共有が行われていました。
商業目的で使用され始めたのは1990年代初頭で、この時代のインターネットを「WEB1.0」といいます。企業や団体から発信された情報を一般ユーザーが受け取るという、一方通行の関係で情報のやり取りが行われ、HTMLやCSSで単純な文字情報や画像情報の貼り付けで完結していました。

WEB2.0は参加と対話の時代

2000年代に入ると、インターネットは一般ユーザーが情報を受け取るだけでなく、自ら情報を発信する側へとまわる「WEB2.0」の時代が到来します。FacebookやTwitterといったソーシャルメディアやブログ、掲示板など、誰でも情報を発信することができ、他のユーザーと対話することが可能となります。リアルな人間関係がインターネット上で拡張されるだけでなく、会ったことがない人と対話することも一般化し、世界中で様々なコミュニティが作られました。インターネットで知り合った人とリアルで会うことも現在では珍しくなく、可能性の広がりとともにインターネットでの誹謗中傷や犯罪の危険性も認知されるようになります。
しかし、今や生活やビジネスにおいて、インターネットを介したコミュニケーションやWEBでの情報収集は当たり前となり、人々の生活に欠かせないものになりました。

WEB3.0は分散とデジタルツインの時代

インターネット技術は革新し続けており、現在はWEB2.0からWEB3.0への移行途中の段階であると言われています。
WEB3.0は、「分散型ネットワーク」や「デジタルツイン」などの新しい技術を中心として発展し、インターネット上の新しいサービスの確立やセキュリティの向上、製品開発などの分野で役立つと考えられています。少し難しい内容のため、以下で噛み砕いて説明します。

分散型テクノロジーとは?

WEB3.0では、分散型テクノロジーが注目を集めています。
従来のSNSやゲーム、ツールなどのアプリケーションは、一つの大きな管理者が支配する中央サーバーから情報を取得して動作していますが、分散型テクノロジーは管理者を持たず、複数のサーバーに情報を分散させます。これにより、例えば一つのサーバーが攻撃を受けても他の場所にコピーが残っているため、情報を守ることができ、メンテナンスによってサービスを一時停止する必要もありません。また、管理者が存在しないため、管理者による不正や改ざんなどが発生しづらく、透明性のある運用が可能となるなど、多くのメリットが挙げられます。

現在では、例えば銀行や証券取引など金融分野で注目を集めており、仲介者がいないため利用時の審査がなく公平性も高いこと、従来の金融サービスよりも手数料が安いというメリットがあります。今後はその他にも、多くのサービスにおいて分散型テクノロジーが活用されると考えられます。

分散型テクノロジーはデジタルアイデンティティを守るメリットがある

デジタルアイデンティティとは、インターネット上のユーザーのIDやパスワード、個人情報、知的財産権など電子化された属性情報の集合を指します。オンラインでのサービス利用履歴や行動データなども含むデジタルアイデンティティを管理・利用することは、WEBマーケティングにおいても有効です。昨今では、セキュリティやプライバシーの観点から、このデジタルアイデンティティの漏洩や売買などの犯罪対策が喫緊の課題となっています。
WEB3.0では、上述したとおり分散型テクノロジーによってデジタルアイデンティティを細分化して暗号化し、各データを別の場所に保管することにより、ハッカーが情報の全容を把握しづらくなります。これにより、一度のハッキングで多くのデジタルアイデンティティが脅かされるリスクを防ぐことができ、セキュリティを向上させることができます。

分散型テクノロジーはエネルギー消費の観点でデメリットがある

上述したとおり、WEB3.0で用いられる分散型テクノロジーには利便性やセキュリティ上のメリットがありますが、課題も存在します。
まず一つ目が、情報が分散されているが故に処理の負荷が多く、処理スピードが遅くなる可能性があります。これを解決するためには多くのエネルギーが必要となります。
また、ユーザー個人がデジタルアイデンティティを自由に管理できるようになったが故に個人の責任が増し、新たな管理方法が検討されています。

デジタルツインとは?

現実世界に近い物理的なシミュレーションを行うため、仮想空間上に現実空間に存在する物をリンクさせた状態を双子に準えて「デジタルツイン」といいます。企業はデジタルツインを利用することで、製品の効果性を高めたり故障リスクを回避したりと、より精度の高い開発を行うことができるようになると考えられています。
このように、Web3.0においては、リアル世界とデジタル空間が融合した仮想空間が進化すると考えられており、ロボット制御や機械制御などを開発する産業分野で活躍する可能性があります。現在でも、製造業の分野ではCAEツールを用いたシミュレーションが行われていますが、よりリアルとの結びつきが強くなり、部分的なシミュレーションではなくより広範囲なシミュレーションが可能になると考えられます。

WEB3.0の未来展望

上述したとおり、WEB3.0は技術的にさまざまなメリットがある一方でスケーラビリティ(利用負荷への対応力)やエネルギー消費、セキュリティ管理などにおいて課題があります。また、新しい技術や概念の普及には時間を要するため、従来のWeb2.0からの移行には時間を要するでしょう。
しかし、これらの課題を解決し、新しいステージに移行するために、現在多くの企業やコミュニティが協力しています。技術の進歩と共に、Web3.0がより実現可能なものとなり、新たなデジタルエクスペリエンスやビジネスモデルが生まれることが期待されています。

まとめ

Webの進化は我々のデジタルな世界に深い影響を与えています。WEB1.0の受動的な情報閲覧、WEB2.0の対話的な参加、そして現在進行中のWEB3.0の分散とデジタルツイン。これらの進化により、インターネットでは情報へのアクセスや対話のあり方など人々の考え方も含めて根本的に変わっていきます。未来では、よりセキュアでプライバシーを重視したデジタル体験が一般的になり、個人のデジタルへの適応もより必要不可欠なものとなるでしょう。WEBマーケティングにおいても同様に、常に変化が求められるため、最新の情報をしっかり把握しておくことが大切です。

AUTHOR

著者情報

ライター

M.H.

人材派遣会社で営業職としての勤務を経て株式会社オンカに入社。ホームページ制作の企画・監修を行うWEBディレクターとしてアーティストやメーカー、公益法人、観光協会など多種多様なホームページの制作に携わり、現在はライターとしてホームページ制作に尽力している。

  • YMAA(薬機法医療法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • KTAA(景表法・特商法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • ウェブマスター検定1級

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