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検索エンジンマーケティングとは?成功に導く3つの手法
2024
.07.11
検索エンジンマーケティングとは、その名のとおりGoogleやYahoo!など検索エンジンの検索結果上で、ユーザーからのクリック・コンバージョンを獲得するためのマーケティング手法を指します。
今回は、これから検索エンジンマーケティングを始めるという担当者の方に向け、マーケティング成功に欠かせない3つの手法をご紹介します。
【目次】
検索エンジンマーケティングの概要
a. 検索連動型広告
b. 検索エンジン最適化(SEO)
c. 地図検索エンジン最適化(MEO)
優先度をつけ複合的に取り組むことが重要
検索連動型広告の強みと弱み
検索エンジン最適化(SEO)の強みと弱み
地図検索エンジン最適化(MEO)の強みと弱み
今回のまとめ
検索エンジンマーケティングの概要
検索エンジンマーケティング(Search Engine Marketing:SEM)は、自社ホームページの可視性を検索エンジン上で向上させるためのデジタルマーケティング戦略の総称です。この検索エンジンマーケティングは主に以下の3つの手法で実施されます。
検索連動型広告
検索エンジン広告(Search Engine Advertising)は、主にGoogle広告やBing広告を利用し、特定のキーワードでの表示された検索結果ページの広告枠に広告を表示させる戦略です。似た言葉に「リスティング広告」というものがありますが、本来リスティング広告とは「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」をまとめた名称です。
検索連動型広告は通常、テキストを中心にして表示され、クリック数に基づいて広告主が料金を支払う仕組みとなっています。また、原則として入札方式になっており、入札金額や広告、遷移先のホームページの質など様々な要素によって順位が決定されます。
検索エンジン最適化(SEO)
検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)は略してSEOと呼ばれることも多く、ホームページのコンテンツや構造を最適化し、検索結果ページの自然検索結果枠での可視性を向上させる戦略です。
SEOは、キーワードの選定や内部構造の最適化、被リンク獲得など、検索エンジンのアルゴリズムに準拠したサイト改善を行うことが重要です。
地図検索エンジン最適化(MEO)
地図検索エンジン最適化(Map Engine Optimization)は略してMEOと呼ばれることも多く、Googleビジネスプロフィール(GBP)を最適化し、地図検索エンジンを通じて企業や店舗の可視性を向上させる戦略です。
MEOは、Googleビジネスプロフィールの情報更新やSNS連携、口コミ獲得など、検索エンジンのアルゴリズムやユーザーを意識した改善を行うことが重要です。
優先度をつけ複合的に取り組むことが重要
前項では、検索連動型広告、SEO、MEOという3つの施策をお伝えしました。世の中の検索エンジンマーケティングに力を入れている企業は、これらを網羅的に行い日々検証・改善を行っているため、「どれか一つだけやっていれば競合他社に勝てる」というわけではありません。
一方で、これから検索エンジンマーケティングに力を入れようとお考えの企業は、あれこれと手を出すのではなく、自社の業態業種や商材、目的などに合わせて優先順位を決め、最適な施策に最適な予算・リソースを投じることが何より重要です。
次項では、その判断基準となるよう、3つの施策の強みと弱みをご紹介します。
検索連動型広告の強みと弱み
強み
即効性が高い
広告を出稿してからすぐに効果が現れるため、迅速な結果が求められる場面で有効です。
ターゲティングの精度が高い
検索キーワードはもちろん、ユーザーの属性や地域などで詳細なターゲティングが可能なため、特定のユーザー層にピンポイントでアプローチできます。
計測・分析・改善がしやすい
広告の管理画面からすぐにユーザーの反応を知ることができ、表示頻度や予算、広告文などを柔軟に調整できるため、コスト効率の良いマーケティングが可能です。
弱み
継続的な費用が発生する
クリックごとに料金が発生するため、クリック率やコンバージョン率が高くなければ費用対効果の悪い状態が続いてしまいます。
効果が一時的
広告が停止すると即座に効果が失われるため、持続的な効果を得るには継続的な予算投入が必要です。
広告依存度の高さ
SEO・MEOに比べて即効性が高い分、依存度が高くなる傾向があり、長期的な戦略として組み込むには取り扱いに注意が必要です。
検索エンジン最適化(SEO)の強みと弱み
強み
長期的な安定性が見込める
高い自然検索順位を維持することで、長期間にわたって安定した流入を期待できます。
信頼性を向上できる
予算を投じることで一定の効果を得られる検索連動型広告とは異なり、自然検索結果に表示されることで、ユーザーからの信頼性が高まり、ブランド認知や評価が向上します。
コストメリットが高い
検索連動型広告のようにクリックごとのコストがかからず、対策内容によってはインハウス化できるものもあるため、広告に比べて費用対効果が高い場合があります。
弱み
成果まで時間がかかる
上位表示には時間がかかることがあり、即時の効果が期待できない場合があります。
アルゴリズムの変化に影響される
検索エンジンのアルゴリズム変更に影響を受けやすく、ランキングの不安定性があります。
専門的な知識が必要な場合がある
SEOは技術的な理解と適切なコンテンツ戦略が求められるため、専門的な知識やリソースが必要です。
地図検索エンジン最適化(MEO)の強みと弱み
強み
店舗型・地域密着型の業態と親和性が高い
「地域名×キーワード」で検索されやすい、店舗型・地域密着型ビジネスの顧客獲得が効果的です。
口コミサイトよりも注目度が高い
飲食店や美容院などを探す際に主流だった口コミサイトの利用ニーズが低下し、Googleビジネスプロフィールを参考にするユーザーが増加傾向にあるため、効果が出やすい傾向にあります。
自社で対応しやすい
MEOで重要なGoogleビジネスプロフィールの最適化は、SEOと比較して専門的な知識が不要なため、自社で取り組みやすいと言われています。
弱み
地域性により限界がある
地域によって検索量が制限されるほか、例えば「〇〇×近く」のような検索方法の場合、ユーザーからの距離が検索結果に反映されるため、マーケットの拡大には限界があります。
ユーザーの検索行動に限界がある
エリア検索を行うユーザーは、比較的単価の安い商材を求めた一般消費者が多く、緊急性が高い場合も多いため、検討に時間をかけない=上位以外は自然検索以上にチャンスが少ない可能性があります。
アルゴリズムの変化に影響される
SEO同様、検索エンジンのアルゴリズム変更に影響を受けやすく、ランキングの不安定性があります。
今回のまとめ
今回は、検索エンジンマーケティングの成功に欠かせない3つの手法をご紹介しました。
検索エンジンマーケティングには、主に「検索連動型広告」「SEO」「MEO」の3つの手法が用いられています。それぞれの強み・弱みが存在するため、これらを把握した上で最適な優先度でマーケティングを実施しましょう。