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Google内部文書の流出について 不確かな情報に踊らされないよう注意しましょう

2024
.07.11

Google内部文書の流出について 不確かな情報に踊らされないよう注意しましょう

2024年5月末、Googleの内部文書2500ページ分がgit hub上に流出したという記事
Secrets from the Google Algorithm Leak」が米ipullRank社によって投稿され、この記事を追うように日本のホームページ制作会社やSEO会社からもGoogle内部文書の流出に関する記事が投稿されるようになりました。
さて、リークから1ヶ月以上も経過した今になってなぜ内部文書の流出に関する記事を執筆しているかと言いますと、故意か勘違いか不明ですが此度の流出について誤った情報や不確かな情報が記載されている記事が散見されているため、ホームページ担当者がこれらの情報に踊らされることがないように注意喚起を目的としています。
そのため、今回のブログでは、流出した内部文書のすべてを一つひとつ丁寧に説明することはありません。あくまでも、流出した内部文書の概要に加え、ホームページ担当者が理解しておくべき項目をいくつかピックアップして説明します。

【目次】
1. 流出したGoogleの内部文書とは何なのか
2. ホームページ担当者が理解しておくべき項目
-サイトオーソリティ
-サンドボックス
-ナブブースト
3. 今回のまとめ

流出したGoogleの内部文書とは何なのか

そもそも、流出したGoogleの内部文書とは何だったのでしょうか?
先に結論を記載すると、今回流出した情報は、既存サービスの改善や新たなプロダクト開発のためにGoogleが収集しているContent Warehouseと呼ばれる情報で、Googleアルゴリズムが流出したわけではありません。
Content Warehouseの原文を読むことでGoogleが収集している情報の種類を確認することはできますが、内部文書にはこれら情報の具体的な利用用途までは記載されていません。つまり、GoogleアルゴリズムではなくGoogle mapやGoogle広告などのサービスに利用されている可能性も当然あります。
しかし、まるでGoogleアルゴリズムが流出したかのように記述されたブログ記事や自社の都合の良い内容のみを抜き出した記事が多々見受けられます。専門家が言っているのだから間違いない、と盲目的にその情報を信じてしまうと、誤った情報に基づいて効果の低いSEO対策にコストや労力を費やしてしまうおそれや、かえってGoogleのガイドラインに反する対策を講じてしまい、ペナルティを受けてしまうおそれもあります。そうなれば、せっかくの努力が無駄になるだけでなく、取り返しのつかない状態までホームページの評価が低下するケースもあるので慎重に検討することが何よりも大切です。

ホームページ担当者が理解しておくべき項目

本項では、流出した内部文書の中からホームページ担当者の方であれば知っておいてほしい項目をいくつか紹介します。内容をすべて理解する必要はありませんが、名称と概要のみだけでも理解いただくと、今後のホームページ制作・運用の中で役に立つことがあると思います。

サイトオーソリティ

ホームページの権威や信頼性を評価する指標で、いわゆるドメイン権威と呼ばれるものです。ドメイン権威は存在しないとGoogleは公言しており、今回の流出によってサイトオーソリティという指標を導入していることが明らかとなったものの、こうした指標がなければ説明できない現象がこれまでに多々発生していたため、おそらく多くのホームページ制作会社が想定通りと感じていることと思います。

サンドボックス

サイトオーソリティ同様、サンドボックスもGoogleが存在を否定していた指標です。スパムサイトのようなホームページは毎日膨大な数が制作されており、サンボックスはこのような新しく制作されたホームページが検索結果の上位に表示されることを防ぐ指標です。

ナブブースト

ホームページのクリック率(CTR)がまとめられた指標で、2005年から導入されています。過去13ヶ月分のデータを収集しており、クリック率の数値やその後の再検索数などのユーザー行動を踏まえ、自然検索やGoogle広告の改善に利用していると予想されます。

今回のまとめ

Googleの検索エンジンは、世界中で一日55億回以上も検索されている世界シェアNo.1のブラウザで、Yahooやその他多くのブラウザもGoogleの検索アルゴリズムをベースとしたアルゴリズムを利用しています。
仮に、検索エンジンの核となる検索アルゴリズムのソースコードが本当に流出してしまったら、不正な方法によってあらゆるクエリで検索結果の首位・上位に表示されるホームページが多数出てきてもおかしくありませんが、実際そんなホームページは出てきていません。
確かにWEBマーケティング業界では、此度の内部文書の流出によって一種のお祭り騒ぎのような状態となっていますし、確かにこれまで疑念で止まっていたいくつかのファクターが確信に変わったものもありますが、どれもホームページ制作・運用に大きな影響を及ぼすものではありません。
変な情報に踊らされてブラックハットSEOに手を出すことはせず、これまで通りGoogleのポリシーに則ってホームページを制作・運用することがWEB集客の一番の近道です。

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

K.I.

前職では、設備メーカーで電気工事士として従事しながら、個人事業主のWEBコーダーとしてホームページ制作にも従事。株式会社オンカに入社後は、WEBコーダーとしての知見や、学生時代の留学で培った語学力を活かしたグローバルな情報収集力により、数々の顧客のWEBマーケティングに尽力している。

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