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ホームページのCV増加・CVR改善を叶える2つのポイント
2024
.08.26
多くのWEBマーケターは、ホームページの問い合わせや資料請求、予約、オンラインショップであれば商品の購入数など、CV(コンバージョン)の獲得を目指して日々運用に取り組んでいます。しかし、CVを増やすためには、単にホームページへの流入数の増加に取り組んだり、CTAボタンを目立たせるだけではなかなか十分な成果を得ることはできません。ここでは、いかに効率的にCVを向上させるかについて、流入前とその後の視点から詳しく解説します。
【目次】
1. ホームページに流入するユーザーの質を改善する
2. ホームページの流入からCVまでの導線を改善する
3. 今回のまとめ
ホームページに流入するユーザーの質を改善する
ホームページに流入しているユーザーがターゲット層と異なる場合、CVにはなかなか結びつきません。ターゲット層がずれてしまうのは、キーワード選定を失敗してしまっていることがほとんどです。たとえば、自社のサービスや商品に関係のないキーワードを選んでしまうと、流入が増えてもCVには当然つながりません。適切なキーワードを選定しないままコンテンツマーケティングを行ってしまうと、労力や費用をかけても結果が出ず、最終的にはスタッフのモチベーション低下やWEBマーケティングの予算削減に繋がる可能性があります。
適切なキーワード選定の第一歩は、自社商材やサービスの強みを明確にすることです。このためには、SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)、3C分析(顧客・競合・自社)、4P分析(製品・価格・流通・プロモーション)等を活用し、さらにペルソナ設定を行うことが有効です。これらの分析により、どのようなユーザーがどのような検索キーワードを使用しているのかを詳細に検討することができます。
キーワードを絞り込んだ後は、それぞれのキーワードで検索を行い、上位にランクインしているサイトを分析します。具体的には、文章の構成、キーワードの使用方法、さらにCVまでの導線を確認し、記事の執筆の参考にします。また、競合が多い場合には、ロングテールキーワードを狙うことも重要です。実際に記事を作成する際には、1ページ1キーワード(1テーマ)を意識し、読者にとって価値のあるコンテンツを提供することが成功の鍵です。
ホームページの流入からCVまでの導線を改善する
業界やサービスによって、CVR(コンバージョン率)が高い分野とそうでない分野があります。そのため、CVRを改善するためのアプローチも一律ではなく、個別にカスタマイズする必要がありますが、最初に取り組むべき基本的なステップをここでは紹介します。
まずは、自社サイト内でCVRの高いランディングページを特定します。その後、Googleサーチコンソールなどのツールを使用して、ユーザーがどのようなキーワードで検索してそのページに流入しているのかを確認します。この情報をもとに、流入しているユーザーがどのようなニーズや悩みを抱えているのかを理解し、ページのタイトルや見出しの改善に役立てます。たとえば、ユーザーが特定の問題を解決しようとしている場合、その問題を明確に示すタイトルや見出しに変更することで、ユーザーの関心を引きつけ、CVへとつなげることができます。
さらに、ヒートマップツール等を活用して、ページ上のどの要素がユーザーの注目を集めているかを分析します。たとえば、クリック率の高いボタンがある場合、それがユーザーにとって魅力的なコンテンツであることを示しています。この場合は、そのボタンのデザインや配置を工夫することで、さらにクリック率を向上させ、CVRを高めることができます。また、遷移先のページが最適化されているかを再確認し、ユーザーが求める情報を的確に提供することで、ユーザーの行動をCVに導くことが可能です。
今回のまとめ
ホームページのCVを増加させるためには、単に流入数を増やすだけでは不十分です。自社の強みをしっかりと分析し、ターゲットが検索するであろうキーワードを精査した上で、そのキーワードに基づいてコンテンツを作成することが重要です。また、流入したユーザーがスムーズにCVに至ることができるように、ページの導線や要素を最適化する必要もあります。これらの取り組みを体系的に実施し、PDCAサイクルを回すことで、持続的な成果に繋げることができるはずです。