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2024年8月のコアアルゴリズムアップデートの概要と対策
2024
.10.02
ホームページのSEO効果や検索順位は、Googleのアルゴリズムアップデートによって大きく左右されるため、コアアルゴリズムについて正しく理解し、アップデート内容に合わせて適切な対策を取ることが重要です。
今回のブログでは、2024年8月に実施されたアルゴリズムのアップデートを通じて、その仕組みや影響、そして対応方法についてわかりやすく解説します。
【目次】
1. アルゴリズムのアップデートとは
– Googleアルゴリズムのアップデートの概要
– アルゴリズムのアップデートの目的
2. 8月のコアアルゴリズムアップデートによる影響
3. コアアルゴリズムのアップデートに対する対応策
4. 今回のまとめ
アルゴリズムのアップデートとは
Googleアルゴリズムのアップデートの概要
Googleは年に数回、検索アルゴリズムに大幅な変更を加えており、これを「コアアルゴリズムアップデート」と呼びます。毎日実施されている細かなアップデートとは異なり、コアアルゴリズムアップデートでは、内容に大幅な変更が加わるため、検索エンジンの動作や評価基準に変化が生じ、検索順位にも大きな影響が影響を及ぼします。
特に今回の2024年8月のアップデートでは、AI Overview(AIによる概要)機能が新たに導入され、日本の検索ユーザーの検索行動にも影響を与えています。
アルゴリズムのアップデートの目的
Googleは、ユーザーが検索するクエリと最も関連性が高く、信頼性が高いコンテンツを提供することポリシーとして検索エンジンを運営しており、アルゴリズムのアップデートは単なる順位調整ではなく、ユーザーの検索体験を改善するために実施されます。
過去のアップデートでも低品質なコンテンツが順位を下げ、信頼性の高い情報が優遇される傾向が見られました。
8月のコアアルゴリズムアップデートによる影響
2024年8月のアップデートによって、AI Overviewが日本にも導入されました。AI Overviewは、ユーザーの検索クエリに対する要約を自動生成する機能で、2023年8月30日、似た機能としてSGEと呼ばれる生成AI機能が試験的に実装されていましたが、今回実装されたAI OverviewはこのSGEの正式版となります。
一見便利に見えるこの機能ですが、AI Overviewによる生成内容がユーザーのクリック行動に大なり小なり影響を与えるため、ホームページ担当者にとっては新たな課題となりつつあります。というのも、単一もしくは少数のキーワードに特化してホームページを制作・運用している場合、それらキーワードに対する情報がAI Overviewによって提示されてしまうと、ユーザーはそれ以上の情報を必要としなくなるため、必然的にアクセス数が大幅に低下してしまいます。
なお、今回のアップデート中、ランキングシステムに障害が発生したことで約4日間検索結果の順位が不安定にとなりましたが、現在この障害は解消されています。
コアアルゴリズムのアップデートに対する対応策
Googleが常に求めているのは「ユーザーにとって有益なコンテンツ」です。アルゴリズムのアップデートの影響を最小限に抑えるための第一の対応策は、品質の高いコンテンツを作成し続けることです。単なるキーワード詰め込みではなく、ユーザーが実際に求める情報を正確に、わかりやすく提供することが重要です。また、コンテンツの定期的な見直しと更新も、検索エンジンからの評価を高めるポイントです。
また、AI Overviewが導入によって多くのホームページにおいてクリック率が低下することが予想されるため、ユーザーに「クリックする価値」を感じる独自性・深みを持たせた情報を提供することが求められます。検索クエリには現れないユーザーが知りたがっている深層的なニーズをキャッチし、他では得られない付加価値をコンテンツとして発信することも大切となります。
今回のまとめ
今回のブログを読むことで、8月に実施されたアルゴリズムのアップデート概要とその対策を理解することができたかと思います。
AI Overviewの導入やランキングシステムの改善を通じて、検索エンジンがさらに進化しました。これに伴ってしっかりと対策していくことが大切ですが、基本的にやらなければならないことというのは、焦らずに質の高いコンテンツを提供し続けることです。
検索順位が大幅に低下してしまうと「何か対策を講じなければ」と焦る気持ちも分かりますが、ブラックハットSEOやそれに準ずる施策を講じてしまうと、これまでの労力がすべて水の泡となってしまいます。一にも二にも、ユーザーにとって価値あるコンテンツを提供することが、長期的な成功につながることを忘れずにホームページを運用していきましょう。