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ホームページの分析において「気にすべき変化」の見極め方

2024
.09.23

ホームページの分析において「気にすべき変化」の見極め方

ホームページを運用する中でアクセス数が下落すると、何か悪いことがあったのではないかと誰しも不安になるものです。しかし、実際には気にすべきではない事象であることに時間を取られて本来行うべき施策を行うことができなければ、その分成長が遅れてしまいます
そこで今回は、ホームページの分析時に参考にしていただきたい「気にすべき変化」の見つけ方と、アクセス数が変化した場合の対処方法についてお伝えします。

【目次】
1.ホームページはマクロ→ミクロの順序で分析する
2.ホームページのアクセス数に変化が見られた場合の対処方法
 a.アクセス数が下落し続けている・急激に下落した
 b.アクセス数が一定のリズムで上がり下がりしている
 c.アクセス数が変則的に上がり下がりしている・徐々に下落している
3. アクセス数の下落はコンテンツの質が低いことがほとんど
4.今回のまとめ

ホームページはマクロ→ミクロの順序で分析する

ホームページを新規開設・リニューアル後、どのタイミングでホームページを分析すれば良いのでしょうか。答えは、ホームページ全体である程度アクセス数が増えて安定し、数値の傾向が出始めてからです。
ある程度データが集まったら、半年間や1年間などの期間で絞り込んでホームページ全体を俯瞰してみます。全体の中で変化が大きいページがあれば、そのページに絞り込んで具体的な分析に落とし込んでいく、マクロ→ミクロの順序で分析しましょう。

毎日分析しなくても良いのか?

上述した内容は、あくまでも「本質的な分析は長期間集めたデータに基づくべき」ということであり、ホームページの新規開設・リニューアル直後からマーケティングツールを全く確認しなくても良いという話ではありません。毎日数値を確認して状況を追うことも重要であり、習慣化するに越したことはありません。
しかし、データが少ないと外れ値に結果が左右され、本来気にするべきでない結果に囚われる場合が多々あります。「この日だけアクセス数が多いけど何があった?」と気にしても、試験的なアルゴリズム変更やバグによってホームページが上位表示されただけで、そのページが評価されたわけではないケースもよく見受けられます。
原因特定に無駄な時間を費やしてしまっては本末転倒なため、毎日マーケティングツールを確認しながらも、長期間の目線で見ることが重要です。

ホームページのアクセス数に変化が見られた場合の対処方法

ホームページを分析する中で、アクセス数が上昇・下落している場合はどのように分析して改善すれば良いでしょうか。
次に各パターンにおける考え方や、改善方法を紹介します。

アクセス数が下落し続けている・急激に下落した

アクセス数が多かったページがGoogleのアルゴリズムアップデートによって急激に下落する可能性があります。
この場合、下落した時期を確認しましょう。アルゴリズムアップデートがその時期の前後にあった場合は、アルゴリズムのアップデート内容を確認し、問題点や古くなった施策があれば改善します。なお、一時的な現象の場合もあるため、改善点がないのであれば慌てて変更する必要はありません。
また、下落した時期の前後で被リンク元を確認してみることも重要です。例えば、大規模なニュースサイトからリンクが削除された結果、アクセス数が急激に下がることがあります。

アクセス数が一定のリズムで上がり下がりしている

アクセス数が下がったり上がったりと一定のリズムで繰り返している場合は、定休日にアクセス数が下がっているだけということがほとんどです。
この場合は、特に気にする必要がないため、日単位ではなく曜日単位や月単位での変化を見るよう設定を変更して数値を正しく読み取りましょう。

アクセス数が変則的に上がり下がりしている・徐々に下落している

アクセス数が変則的に上がり下がりするという動きは、基本的にどのようなホームページでもみられます。Googleによるアルゴリズムの調整や競合ホームページの運用状況によって影響されるため、アクセス数が安定しないことに対して気にしすぎる必要はありません。
気にすべきなのは、上がり下がりする中でも半年〜一年単位前で比較したときに以前より下落している場合です。この場合、ホームページ自体が古くなっている可能性があり、質の高いコンテンツを投稿しても焼け石に水の可能性があるため、リニューアルを検討しましょう。

アクセス数の下落はコンテンツの質が低いことがほとんど

ホームページのプログラムなどに何の問題がみられないにも関わらずアクセス数が下がっている場合、コンテンツの質が低いことが原因のほとんどであると言われています。
コンテンツマーケティングの進め方やコンテンツの作り方に問題がある場合、投稿頻度を競合ホームページよりも高め、ユーザーの役に立たないコンテンツは見直し、新規のコンテンツにおいても質を高めることに注力しましょう。

今回のまとめ

ホームページは、半年や1年など長期間を俯瞰した上で、変化があった部分を細かく分析するマクロ→ミクロの順番で分析すると効率的です。一日単位でのモニターも致命的なバグなどを見つける上で重要ですが、外れ値など無意味な数字に気を取られすぎないよう注意することが大切です。
分析する中で、アクセス数が急激に下落した場合や、長期的に下落し続けている場合、Googleのアルゴリズムアップデートによる影響やコンテンツの品質低下などが考えられます。基本的にはコンテンツの質改善が中心となりますが、場合によってはホームページ自体が古くなっている可能性もあるため、リニューアルすることも検討してみてください。

AUTHOR

著者情報

ライター

M.H.

人材派遣会社で営業職としての勤務を経て株式会社オンカに入社。ホームページ制作の企画・監修を行うWEBディレクターとしてアーティストやメーカー、公益法人、観光協会など多種多様なホームページの制作に携わり、現在はライターとしてホームページ制作に尽力している。

  • YMAA(薬機法医療法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • KTAA(景表法・特商法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • ウェブマスター検定1級

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