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A/Bテストとは、ホームページやランディングページのコンバージョン率の向上やユーザー体験の最適化を図るために有効な検証の手法です。
そんなA/Bテストは従来、コーディングやマーケティングの知識がなければ有効な検証ができないという課題がありましたが、昨今ではそれらを「A/Bテストツール」が解決してくれています。今回は、A/Bテストツールの概要や導入するメリット、おすすめのA/Bテストツールについて詳しく解説していきます。

関連記事：ホームページのコンバージョン率改善に欠かせない「A/Bテスト」とは？

【目次】
1. A/Bテストツールとは？
2. A/Bテストツールを活用するメリットとは？
直感的な操作で検証が可能
ノーコード・デザインフォーマットを用いた検証が可能
ツール独自の機能を用いた高度な検証が可能
3. おすすめのA/Bテストツール5選
SiTest（サイテスト）DLPO（ディーエルピーオー）
KARTE Blocks（カルテブロックス）
Ptengine（ピーティーエンジン）
ミエルカヒートマップ
4. 今回のまとめ

A/Bテストツールとは？

A/Bテストとは、あるページのデザインやコンテンツのバージョン（A案とB案）を複数用意し、ランダムにユーザーに表示させることで、どちらがより良い成果を上げるかを比較・分析する手法です。
A/Bテストツールはその名の通りこのA/Bテストを実現するデジタルツールの総称であり、国内外のメーカーがリリースした数多くのツールが存在します。

A/Bテストツールを活用するメリットとは？

A/Bテストツールとは、前項でご説明したA/Bテストを効率的に実施し、簡単に分析結果を確認することができるデジタルツールです。A/Bテストツールを活用することによって、ホームページやランディングページの運用において主に次のようなメリットが得られます。

直感的な操作で検証が可能

A/Bテストツールは、直感的な操作で比較・分析を行うことができるUX/UIが特徴です。例えば通常であればGoogleアナリティクスなどを用いて求めている情報を抽出する必要がありますが、A/Bテストツールは自動的に必要な情報を収集し、見やすく可視化してくれるため、Webマーケティングの知識が浅い方でも活用することができます。

ノーコード・デザインフォーマットを用いた検証が可能

通常、A/Bテストを実施する際はエンジニアがコードを編集する必要がありますが、ノーコードのA/Bテストツールはコンテンツの編集や移動、分岐の設定などを管理画面上の直感的な操作で行うことができます。また、デザインフォーマットが用意されているツールも多く、デザインを1から制作しなくとも効果的な検証を行うことが可能です。

ツール独自の機能を用いた高度な検証が可能

A/Bテストツールによっては、例えばAとBの表示の比率を5:5ではなく3:6にできたり、パーソナライズ機能により特定の年齢層・性別などの属性を持つユーザーにのみ対象のバージョンを表示させるなどの高度な検証が可能となるため、簡単にテストを行いたいユーザーだけでなく、よりA/Bを突き詰めていきたいユーザーにも導入メリットがあります。

おすすめのA/Bテストツール5選

本項では、実際に利用できるおすすめのA/Bテストツールを5つご紹介します。それぞれ特徴が異なるため、自社のニーズに合ったツールを選びましょう。

SiTest（サイテスト）

SiTestは、ヒートマップ機能とA/Bテスト機能が統合された多機能なツールです。ヒートマップによりユーザーの視線やクリックの傾向を可視化し、そのデータを基にA/Bテストを実施することができます。

測定値
セッション数・コンバージョン数・コンバージョン率
＋ヒートマップによる滞在時間・到達率・離脱率・タッチアクションなどを可視化

特徴的な機能
ページの閲覧環境やアクセスデータの項目と、流入時のセッションの範囲・タイミングとを組み合わせた振り分け設定が可能。

料金
初期0円/月額6.5万円/300,000PV以下

公式サイト

DLPO（ディーエルピーオー）

DLPOは、ページの要素ごとのパフォーマンスを比較するマルチバリエートテスト（MVT）が強力なA/Bテストツールです。複数の要素を同時にテストすることで、効率的に最適なページレイアウトやコンテンツを見つけ出すことができます。

測定値
UU数・CV数・CVR・改善率など

特徴的な機能
流入元やユーザー環境など指定可能なパーソナライズ機能など

料金
初期費用20万円/月額10万円〜

公式サイト

KARTE Blocks（カルテブロックス）

KARTE Blocksは、ユーザーの行動データをリアルタイムで分析し、パーソナライズされたコンテンツを表示することができるA/Bテストツールです。A/Bテストの結果をもとに、ユーザーごとに最適なコンテンツやデザインを自動的に表示する機能を有しています。

測定値
PV数・登録しているブロックの表示やクリック数・CV数など

特徴的な機能
ディメンション（前回来訪からの期間や来訪回数等）やデバイスで指定可能なパーソナライズ機能など

料金
初期10万円 / 月額14.8万円〜

公式サイト

Ptengine（ピーティーエンジン）

Ptengineは、ヒートマップとA/Bテスト機能を組み合わせたツールで、訪問者の行動データを視覚的に解析しながら、A/Bテストを効率的に実施できます。特に中小企業向けに手頃な価格で提供されており、使いやすさが特徴です。

測定値
UU数・CV数・CVR・勝率など

特徴的な機能
属性や行動データで設定した特定のユーザーグループのみへのテスト実施が可能なパーソナライズ機能など

料金
初期0円/月額8万円程度/20万PVの場合

公式サイト

ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップは、名前の通りヒートマップ機能を中心としたツールですが、A/Bテスト機能も備えており、ユーザーの視線やクリックデータを基にしたテストが簡単に行えます。

測定値
セッション数・コンバージョン数・コンバージョン率
＋ヒートマップによる熟読エリア・終了エリア・クリック位置の可視化

特徴的な機能
デバイス・パラメーターで指定可能なパーソナライズ機能など

料金
初期0円/月額49,800円

公式サイト

今回のまとめ

A/Bテストは、ホームページやランディングのパフォーマンスを向上させるために欠かせない手法です。A/Bテストツールを活用することで、データに基づいた確実な意思決定が可能になり、コンバージョン率や顧客満足度の向上に繋がります。自社のニーズや予算に応じた最適なツールを選び、ホームページの最適化を促進しましょう