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ホームページ集客の主流となるプル型のマーケティングとは?
2018
.11.09
インターネット検索をしたことのあるユーザーの方は、ポップアップ広告のように一方的に表示される広告に対して不快に思ったことがあるのではないでしょうか。このような企業側の意図したタイミングで、一方的にユーザーに情報を提供する方法をプッシュ型マーケティングと言い、ユーザーが求めているタイミングで情報を提供する方法をプル型マーケティングと言います。マーケティングの方法には様々な方法がありますが、今回は、プッシュ型とプル型マーケティングの違いを理解し、今後、ホームページ集客の主流となるプル型マーケティングのポイントについてお伝えしていきます。
プッシュ型マーケティングとプル型マーケティングの違いとは
マーケティングの方法は、時代や競争環境によって変化し、様々な方法が存在するため、企業側はそれぞれのマーケティング手法のメリット・デメリットを理解した上で、マーケティング手法を選択する必要があります。ここでは、以前から多くの企業で取り入れられている「プッシュ型」マーケティングと、近年、注目を集めている「プル型」マーケティングの違いについて説明します。
プッシュ型マーケティングとは
プッシュ型マーケティングとは、広告主である企業側が決定したターゲットユーザーに対して、一方的に情報提供するマーケティング方法のことを言います。プッシュ型マーケティングは、不特定多数のターゲットユーザーに素早く情報を提供することができる一方、多額な広告費用を要するマーケティング方法です。プッシュ型マーケティングの代表例としては、テレビCMや新聞広告などのマス広告、ダイレクトメール、FAX送信が挙げられます。また、ホームページにおいては、ホームページを開いた際に表示されるポップアップ広告や、スクロールした際についてくるバナー広告などがあります。
プル型マーケティングとは
プル型マーケティングとは、ユーザーが必要としている時に情報提供できるように、あらかじめ情報を用意しておくマーケティング方法のことを言います。プル型マーケティングは、ターゲットユーザー自らが情報を取得するため、見込み客に繋がりやすい一方、ユーザーの求めている情報を提供できていない場合は、コンバージョン(問い合わせ)に繋げることが難しいマーケティング方法です。プル型マーケティングの代表的な例としては、ホームページの商品ページなどの充実した情報提供や自社ホームページのコラムやブログなどを活用した情報発信、ユーザーの検索クエリに連動して表示されるリスティング広告などがあります。
プル型マーケティングが注目されている理由とは
インターネットで何かを調べているユーザーは、自分の求めている情報にすぐにたどり着くことを望んでいます。しかし、ポップアップ広告や必要以上のバナー広告が表示されることにより、その広告を消すという手間が増えたり、情報にたどり着くまでに時間がかかるため、ユーザーの利便性が損なわれています。ユーザーの中には、ホームページで一方的に表示される広告を「アドブロック」という機能を利用して、広告を非表示にしているユーザーもいます。
こうした企業側の一方的な情報提供がターゲットユーザーに受け入れられなくなったことから、ターゲットユーザーの求めているタイミングで情報を取得することができるプル型マーケティングが注目されるようになりました。
プル型マーケティングを行う際に大切な2つのポイント
プル型マーケティングにおいて重要なことは、ターゲットユーザーに共感・信頼してもらうことです。ターゲットユーザーの共感・信頼を獲得するために、以下の2つのポイントを踏まえて自社の情報を提供していきましょう。
ターゲットユーザーに有益な情報を提供する
ターゲットユーザーに有益な情報を提供するためには、ターゲットユーザーを明確にした上で、そのターゲットユーザーが求めているは何かを考えてホームページのコンテンツやコラム・ブログを作成することが大切です。有益な情報を提供することにより、ターゲットユーザーの疑問や悩みなどを解決し、共感させることができるため、結果としてターゲットユーザーのコンバージョン率をあげることができます。
コラムやブログを活用して継続的に情報を提供する
ホームページの商品紹介ページやよくある質問などでターゲットにとって有益な情報を提供することはもちろん、コラムやブログなどを活用して継続的に情報を発信することも大切です。長期的に情報発信することで、ターゲットユーザーは、「この企業なら安心して購入することができる」と判断します。こうしてターゲットユーザーの信頼を獲得することによって、コンバージョン数の増加に繋げることができます。
まとめ
マーケティングの方法は、時代や競争環境によって変化し様々な方法が存在するため、企業はそれぞれのマーケティングの方法を理解した上で、活用していくことが大切です。以前は、多くの企業が、一方的に情報提供をするプッシュ型マーケティングを取り入れていましたが、現在は、ターゲットユーザーが求めるタイミングで情報を取得することができるプル型マーケティングが主流となりつつあります。また、自社のホームページのコラムやブログなどを活用して、継続的に有益な情報を提供することで、Googleからユーザーに有益な情報を提供しているホームページであると判断されるため、SEO対策においても高い効果を得ることができます。
ホームページで集客を考えている企業の方は、一度、自社のマーケティングの方法を見直し、ユーザーの利便性を考慮したプル型マーケティングを意識してマーケティングを行いましょう。