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SEO対策においてオールドドメインを使用するメリット・デメリット
2017
.11.02
SEO対策を意識している方の中には、「オールドドメイン」と言う言葉を聞いたことがあるかと思います。世間では「オールドドメインはSEO効果が高い」「オールドドメインなんて意味がない」など、様々な解釈がなされていますが、実際のところはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
今回は、そんなオールドドメインをSEO対策目的で使用することのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
Googleはホームページの歴史も見ている!?
タイトルにも記載のとおり、Googleはホームページの評価を行う際に、そのホームページの歴史も見ています。正確には、ホームページに使用されている「ドメイン」の歴史を見ています。(ドメインとは、○○.comや○○.jpといったホームページの住所のような役割を果たすものです。)
私たち人間も、飲食店や旅館などを選ぶ際に、「創業100年」「明治○年創業」といった歴史を感じさせる情報を見ると、無意識的に「絶対に良いお店に違いない!」と思い込んでしまいます。
実は、これと似た判断をGoogleも行なっているのです。Googleは、古くから存在するドメインは、「きっとユーザーのためになるに違いない!」と判断し、検索結果の上位に表示させる傾向があります。
オールドドメインのSEO効果
結論から言うと、オールドドメインにSEO効果はあります!正確には、単純にドメイン取得からの経過年数を見ているわけではなく、長い歴史の中で多くのアクセスや被リンクを受けたドメインは、SEO的にも優遇されやすいという意味です。なお、ドメイン取得からの経過年数は長くても、まったく更新やアクセスがないドメインは、SEO効果もほとんどありません。
つまり、「古いドメイン=SEO効果がある」のではなく、「古いドメインはその歴史の中で多くの更新やアクセスがある=SEO効果がある」という考え方です。
ただし、先の例で言うと、飲食店や旅館は長年経営を維持するには、非常に大きな労力と費用がかかっています。だからこそ、私たちも老舗のお店に魅力を感じます。しかし、ことドメインについては、長年維持するにもほとんど手間もコストも発生しません。それ故に、得られるSEO効果もさほど大きくないと考えてください。
結局のところオールドドメインは使用するべきか否か
先述のとおり、過去にたくさんの更新やアクセスを受けたオールドドメインには、間違いなくSEO効果があります。つまり、Googleは、ホームページを評価する際に「以前にそのドメインに紐づいていたホームページの評価を引き継いでいる」ということがわかります。
しかし、これは言い換えれば大きなリスクを孕んでいるということにもつながります。オールドドメインは、過去にどんなサイトで使用されていたかが不明確であり、中には悪質なSEO対策を行っていたり、Googleからペナルティを受けていたり、アダルトサイトであった可能性も珍しくありません。(事実、オールドドメインは何らかの理由で閉鎖されたホームページに使用されていたものであり、優良サイトで使用されていた可能性の方が低いと考えてください。)そんな、言わば悪質なドメインを引き当てると、逆にホームページの評価を大きく落とす結果につながってしまいます。
つまり、幸運なことに良いオールドドメインに巡りあう可能性も否定できませんが、それ以上に悪いオールドドメインを掴むリスクの方がはるかに大きいため、私たちはオールドドメインの使用をおすすめしていません。
オールドドメインは利用しないか、しっかり見極めて、かつ過剰なSEO効果を期待せずに使用する方が望ましいと考えています。
今回のまとめ
長い歴史の中で多くのアクセスや被リンクを受けたドメインは、SEO的にも優遇されやすいと言う長所を持っています。つまり、「古いドメイン=SEO効果がある」のではなく、「古いドメインはその歴史の中で多くの更新やアクセスがある=SEO効果がある」という考え方です。
しかし、オールドドメインは、過去にどんなサイトで使用されていたかが不明確であり、中には悪質なSEO対策を行っていたり、Googleからペナルティを受けていたり、アダルトサイトであった可能性も珍しくありません。そんな、言わば悪質なドメインを引き当てると、逆にホームページの評価を大きく落とす結果につながってしまいます。
幸運なことに良いオールドドメインに巡りあう可能性も否定できませんが、それ以上に悪いオールドドメインを掴むリスクの方がはるかに大きいため、私たちはオールドドメインの使用をおすすめしていません。オールドドメインは利用しないか、しっかり見極めて、かつ過剰なSEO効果を期待せずに使用する方が望ましいと考えています。