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ホームページ集客に欠かせない「PESOモデル」を理解しましょう

2019
.07.12

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見込み顧客へのメディア戦略を考える際に用いる「ペイドメディア」「アーンドメディア」「オウンドメディア」の3つからなるユーザーの流入経路の総称を「トリプルメディア」といいます。
日本では、2010年に社団法人日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が、この「トリプルメディア」を発表したことがきっかけとなり、ホームページ集客の主流として考えられていました。
しかし、近年では、ユーザー自身が興味・関心の高い情報だけをカスタマイズして取り入れることのできるソーシャルネットワーキングサービスが普及したことにより、従来のトリプルメディアに「シェアードメディア」が新たに加わり、ホームページ集客にも大きな変化をもたらしています。
そこで、今回は、そもそも「トリプルメディア」とはどのようなものなのか、また、トリプルメディアに「シェアードメディア」が加わった「PESOモデル」についてお伝えしていきます。

1.そもそも「トリプルメディア」とは
 a. ペイドメディア
 b. アーンドメディア
 c. オウンドメディア
2.シェアードメディアの加わった「PESOモデル」とは
3. 今回のまとめ

そもそも「トリプルメディア」とは

「トリプルメディア」とは、ホームページ集客を行うにあたってメディア戦略を考える際に、さまざまなメディアを次の「ペイドメディア」「アーンドメディア」「オウンドメディア」の3種のメディアに分類・整理したフレームワークのことを指します。

ペイドメディア

「ペイドメディア(Paid Media)」とは、広告費を支払うことでインターネット上に掲載できる広告のことです。掲載する広告量に従って、幅広いユーザーに訴えかけることができるのが、このペイドメディアの特性ですが、一定の集客効果を得るためには、多額な広告費が必要となります。

アーンドメディア

「アーンドメディア(Earned Media)」とは、自社ホームページやソーシャルネットワーキングサービス、自社が配信しているメールマガジンなどのことです。自社の人間が管理することでユーザーに知られる情報を企業側がコントロールすることができるため、自社の戦略に従って適切な情報を発信することが可能です。商品やサービスに対するユーザーの意見がリアルに伝わるため、消費者側からの信頼性が高く、情報を拡散しやすいというメリットがありますが、その反面、企業が情報をコントロールすることができないため、悪評や噂が広まる危険性を孕んでいます。

オウンドメディア

「オウンドメディア(Owned Media)」とは、自社が発行するパンフレットや広報誌、自社ホームページやコンテンツ記事など、企業が所有し、ユーザーに向けて発信する媒体のことです。アーンドメディアの場合は、流行に沿った新しい情報しかユーザーの目に触れることはありませんが、オウンドメディアの場合は、ホームページ上などにコンテンツを設けることで、時代に流されずにユーザーを獲得し続けることができるというメリットがあります。

PESOモデルとは

前項でお伝えした「ペイドメディア」「アーンドメディア」「オウンドメディア」からなるトリプルメディアに「シェアードメディア(Shared Media)」を加えたもののことを、それらの頭文字をとって「PESO(ペソ)モデル」と呼びます。
シェードメディアは、TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルネットワーキングサービス上での口コミ投稿や拡散など、企業ではなくユーザーがコントロールするメディアのことです。日本では、トリプルメディアという3つのセグメントからホームページ集客の戦略を練ることが一般的であり、このシェアードメディアは、もともとアーンドメディアの一つと考えられていました。
しかし、近年は、ソーシャルネットワーキングサービスの普及により、アメリカを始めとする海外のマーケティングにおいては、シェアードメディアを追加した「PESOモデル」を提唱する声が強まっています。そのため、4種類のメディアそれぞれの特性を活かしつつ、メディア同士の連携を行うことで、ホームページ集客における相乗効果を高めることが「PESOモデル」の目的です。

今回のまとめ

今回お伝えした「PESOモデル」における4種類のメディアのうち、最も重要で優先すべきメディアは「オウンドメディア」と言っても過言ではありません。
オウンドメディアなしでは、アーンドメディアとして取り上げてもらうことができないだけでなく、ペイドメディアからユーザーを呼び込むことができず、シェアードメディアでシェアするコンテンツが生まれません。
そのため、オウンドメディアに掲載する自社オリジナルのコンテンツこそ、現代のホームページ集客において最も重要と言えます。

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