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ホームページを検索結果1位に表示させてもコンバージョン数が増えない理由
2019
.11.12
ホームページを制作した企業であれば、誰もが目指したくなる「検索結果1位」という称号。自社のホームページが検索した時に1位に表示されれば、どれだけ業績が向上するだろうと思いを馳せる企業も少なくないと思います。しかし、実際に検索順位1位を獲得した企業のほとんどが、「1位になったのにパフォーマンスが上がらない」と仰います。
今回は、そんな検索順位が1位になったにも関わらず、なかなかアクセス数やコンバージョン数が増えない理由をお伝えします。
どんなキーワードで1位を獲得しているか
自社のホームページが検索順位1位を獲得しているにも関わらず、なぜかアクセス数もコンバージョン数も増えていないという企業は、まずは、どんなキーワードで1位を獲得しているのかを確認してみてください。例えば、「名古屋 ○○業」で1位を獲得したと喜んでいても、そのキーワードの検索ボリュームが少なければ、小さな市場で優位に立っただけにすぎません。
また、Webマーケティング会社Internet Marketing Ninjas社の調査によると、検索結果で1位を獲得した場合のクリック率は、約22%と言われています。つまり、1位を獲得しても、検索したユーザーの2割しかクリックしてくれないのです。
したがって、月の検索ボリュームが100件くらいしかない小さなキーワードで1位を取ったとしても、20件程度のアクセスしか増えないこととなります。
Web集客は、「ひとつの1位」より「たくさんの5位」を目指す
上述のとおり、検索順位1位を取ったとは言っても、そのキーワードの検索ボリュームが少なければ、大した集客効果にはなりません。そのため、検索ボリュームの多いいわゆるビッグキーワードで1位を目指さなければなりませんが、ビッグキーワードで上位表示を獲得するのは簡単なことではありません。
中小企業は、そんな群雄割拠のビッグキーワードで1位を目指すよりも、検索ボリュームがそれほど多くないスモールキーワードやロングテールキーワードでたくさん上位表示を獲得する方がよほど効果的です。すべてのキーワードで1位を獲得する必要はなく、5位程度であっても、たくさんのキーワードで5位を獲得すれば、それだけでかなりの数のアクセス数やコンバージョン数になるはずです。
今回のまとめ
ホームページからの集客を目指す企業には、検索順位1位でなければ集客できないと思い込んでいる方が多いように感じます。逆に、1位を獲得すれば、絶地に集客できるものだと思い込んでいる方もたくさんいます。しかし、その1位を獲得するキーワードがどれだけの検索ボリュームを持っているのかによって、その集客力は大きく異なります。
また、ひとつのキーワードで1位を取るよりも、5位でも良いのでたくさんのキーワードで上位に表示させた方が、結果としてたくさんのアクセス数とコンバージョン数を獲得できることも多々あります。
自社が上位表示を目指しているどれだけの検索ボリュームがあるのかを確認し、本当に苦労して目指す価値のあるキーワードか否かをしっかりと見極めましょう。