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オリジナルコンテンツを作成するための3つの情報収集術と著作権のルール
2017
.12.01
今、皆さんが読んでいるこのコラム記事のように、コンテンツ記事を作成する際には情報収集が欠かせません。特定の人物しか語れないオリジナルコンテンツは、コンテンツとして高い価値がありますが、自分の知らない情報を収集することも大切です。
また、「自分が作成しようとしているコンテンツと類似しているコンテンツがすでに存在しないか」「すでに存在しているコンテンツとの違いを出すためにはどうすれば良いのか」という点を見つめ直すためにも、これからお伝えする情報収集の方法や著作権などのルールを守って情報収集を行なっていきましょう。
【目次】
1.効率的な情報収集のための3つの方法
a.専門家に聞く
b.書籍や雑誌を読む
c.インターネットで調べる
2.コピペは良くない!著作権に注意しましょう
3.ルールを守って引用しましょう
4.今回のまとめ
効率的な情報収集のための3つの方法
冒頭でもお伝えしたとおり、コンテンツを作成する際には、情報収集が欠かせません。しかし、「そもそもどのような方法で情報を集めれば良いのか」と疑問に思う方も少なくないと思います。そこで、本項では、効率的に情報収集を行うための方法について解説していきます。
インターネットで調べる
私たちが、まず何かを調べる際に思い浮かべるのは、インターネットだと思います。インターネットを利用して物事を調べることは、携帯などを使えば、誰でもどこでも手軽に行えますが、インターネット上から得られる情報には、信憑性がない場合も多く、古い情報が混ざっているという可能性もあります。
しかし、インターネットを利用することも大事な情報収集源の一つです。正しい情報だけを収集するためには、以下の点に注意しましょう。
一次情報を使用する
一次情報とは、自分が見たこと・体験したこと・考えていることなど、誰かが生み出した情報のことです。これに対し、二次情報とは、誰かがインターネット上・書籍・テレビなどで発言している自分以外の人の考え方や体験のことです。
インターネット上には、一次情報だけではなく、二次情報なども数多く載せられています。一次情報から二次情報へと変化するにしたがって内容が変化してしまったり、大切な部分が抜けてしまうことが多いため、インターネットで情報収集を行う際は、必ず一次情報を見つけるように心がけましょう。
最新情報を探す
インターネット上の情報は、過去のものから現在のものまで整理されずに掲載されています。そのため、通常私たちが行なっている検索方法では、検索結果ページに時空列のバラバラな情報が表示されています。しかし、検索をする際に期間指定を行うことで、指定した期間にアップされた情報のみを検索結果ページに表示させることが可能です。Googleの検索結果ページの右部に表示される「ツール」ボタンをクリックすると、「期間指定」のタブが表示されるので、時間を指定することで1時間以内から1年以内にアップされたコンテンツを表示させることができます。
書籍や雑誌を読む
インターネット上の情報は、誰もが発信できるため、信頼性の低い情報やすでに古くなってしまった情報、別のホームページや書籍などに掲載されていた情報のコピペという場合も多くあります。そういった理由で、インターネット上から得られる情報には注意が必要ですが、書籍や雑誌から情報を収集する場合にも次のような点に気をつけて行う必要があります。
書籍や雑誌などの紙媒体から情報収集を行うには、知りたい情報が掲載されている書籍や雑誌を探し出す手間や、書籍を購入する際に費用がかかってしまいます。
しかし、書籍や雑誌は、少なくとも誰が執筆したものなのかが明記されており、出版社や編集担当者のチェックを通過してきた情報なため、信頼性が高く、インターネットを使えない方でも手軽に情報収集を行うことができます。書籍や雑誌などに掲載されている情報には著作権があるため、当然そのままの情報をコンテンツ化することはできませんが、情報収集の方法の一つとしてとても役立ちます。
専門家に聞く
情報が溢れている現代において、コンテンツとして価値があるとされるものは、「その人にしか語れない」オリジナル性の高いコンテンツです。個人の体験や考え方には個性があり、ありふれた情報よりも面白みがあります。自分には知識のない情報については、その道の専門家に話を聞いたり、インタビューや取材をするなどして、コンテンツを作成しましょう。
専門情報について、書籍やインターネットなどで調べることもできますが、「その情報は正しいのか」「最新の情報なのか」など、素人では判断できない内容もあります。そのため、多少時間をかけたり面倒な手間を惜しまず、その道の専門家に聞くことが正しい情報の収集のための近道です。
そして、作成するコンテンツに、インタビューや取材を行なった専門家の名前などのプロフィールを掲載できると、さらに説得力の高いコンテンツとなります。ただし、プロフィールなどを掲載する場合は、その専門家に掲載許可を取ることを必ず忘れないようにしましょう。
コピペは良くない!著作権に注意
皆さんは、今読んでいるホームページ上のコンテンツ類にも著作権があるということをご存知ですか?
コンテンツの文章を書くにあたって、絶対に行なってはいけないことが「コピペ」です。コピペとは、コピー&ペーストの略称で、他人が書いた文章をコピーし、そのまま別の場所に貼り付けるなどして使用することを意味しますが、これは著作権の侵害に該当する危険性のある行為です。したがって、他人が作成したコンテンツ(文章や画像など)を自分のホームページなどに貼り付けるのは絶対にやめましょう。
また、SEO対策においてもコピペは認められておらず、Googleは「コピペによる低品質なコンテンツはコンテンツと認めない」としています。重複しているコンテンツだとGoogleに判断されてしまうと、検索結果ページでの表示順位が大きく下がるなどのペナルティを受ける場合もありますので、著作権には十分注意してコンテンツを作成していくことをおすすめします。
ルールを守って引用する
前項で解説した著作権は、著作権法という法律で守られているため、他人の著作物を自分の書いた文章として利用することはできません。ただし、これからお伝えする引用する際のルールをきちんと守ることで、他人の著作物を利用することができます。引用についてのルールを上手に活用することによって、自分のコンテンツの説得力を高めやすくなります。
内容をユーザーにわかりやすく伝え、ユーザーの理解を深めるためにも以下の引用のルールを知り、これからのコンテンツ制作に役立てていきましょう。
主従関係について補足をする
主従関係とは、自分の書いた文章が「主」、引用文を「従」とし、その関係を割合で表すことを意味します。主従関係の割合に明確な基準はありませんが、例えば、自分の書いた文章の割合が60%で、引用する文章が40%の場合、これは主従関係であるとはいえません。割合の目安としては、引用文が全体の15%以内に収まるように調節すると、誰が読んでも「主従関係にある」と判断することができます。
他人が書いた文章を改変してはいけない
前項でも、他人の書いた文章をコピペして勝手に使用してはいけないという説明をしましたが、もちろん、他人の書いた文章を勝手に改変して使用することも良くありません。しかし、引用する文章が長い場合は、文章の途中に〔中略〕と表記をして省略することは問題ありませんが、それ以外の場合は原文通り掲載しましょう。
引用のタグ(blockquote)を記述する
他のホームページやコンテンツ記事などをコピーしただけのコンテンツは、Googleに「ユーザーにとって価値のないコンテンツだ」とみなされ、表示順位にも影響します。他人が書いた文章の引用を行う場合は、ソースコード内に、引用のタグ(blockquote)を記述します。これにより、Googleは「この部分は引用文である」と判断します。つまり、引用のタグ(blockquote)は、「重複コンテンツではありません」と明確にすることによって、Googleに引用文だと認識させるために記述するタグです。
今回のまとめ
今回は、オリジナルのコンテンツを作成するにあたって、情報収集を行う方法や著作権など、気をつけなければいけないルールについてお伝えしました。
解説してきた3つの方法は、それぞれメリット・デメリットがあるため、それらを理解した上で、上手に組み合わせて足りない部分を補い、情報収集を行っていくことで、さらにユーザーにとって役立つコンテンツを生み出していきましょう。