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内部リンクを正しく設置してホームページのユーザビリティ・SEO効果を高めましょう
2020
.03.24
ほとんどのホームページには、ヘッダーやサイド、フッターに下層ページへアクセスすることができるメニューが設置されています。これらは「内部リンク」と呼ばれ、ホームページの様々なページを行き来するために設置されています。実際、これらの内部リンクがなかった場合、ユーザーは、ホームページから目的のページを見つけづらく感じてしまったり、最悪の場合、離脱してしまいます。今回は、内部リンクの重要性とユーザビリティの向上・SEO対策として有効な内部リンクの設置方法について解説します。
【目次】
1.内部リンクの設置がS E O対策に有効な理由
2.内部リンクの設置によって得られる3つの効果
a.トップページへの内部リンク
b.すべてのページを双方向に繋ぐ内部リンク
c.関連ページへの内部リンク
3.内部リンクの5つの設置場所
a.グローバルナビゲーション
b.フッターナビゲーション
c.パンくずリスト
d.メインコンテンツ
e.サイトマップ
4.内部リンクを設置するときの注意点
a.内部リンクのURLの記述方法
b.Googleのクローリングを妨げるリンクの設置方法
5.今回のまとめ
【目次】
内部リンクの設置がSEO対策に有効な理由
内部リンクは、ユーザーだけでなくGoogleのクローラーにとっても重要な役割を担っています。前提としてGoogleのクローラーはホームページを評価する際に、ホームページ内をクローリング(巡回)し、それぞれのページをGoogleのデータベースにインデックス(格納)した上で、コンテンツ審査を行っています。そのため、ホームページをGoogleのクローラーがクローリングしやすい構造にしておくことはSEO対策においても大事なポイントです。
内部リンクの設置によって得られる3つの効果
ユーザーの閲覧行動やGoogleのクローリングをサポートすることができる内部リンクですが、設置方法によって得られる効果が異なります。すべての効果を得ることができるよう、まずは設置方法ごとに得られる3つの効果について紹介します。
トップページへの内部リンク
下層ページのすべてにトップページへの内部リンクを設置することによって、Googleのクローラーは常にトップページを起点として、下層ページをクローリングすることが可能です。また、ユーザーが下層ページ内で迷った場合も、トップページに簡単に戻ることができます。
すべてのページを双方向に繋ぐ内部リンク
内部リンクを受けていないページは、ユーザーはもちろんGoogleのクローラーも発見できず、検索結果に表示されない可能性が高まります。ページ同士で行き来できるよう、双方向に内部リンクを設置しましょう。
関連ページへの内部リンク
関連性の高いページ同士で内部リンクを設置することにより、Googleのクローラーはリンクが設置されているページの内容をより正確に把握することができます。また、ユーザーにとっても、閲覧ページに関連するページのリンクが設置されているため、目的のページを見つけやすくなります。
内部リンクの5つの設置場所
上述の「トップページへの内部リンク」「ページ同士を双方向に繋ぐ内部リンク」「関連ページへの内部リンク」によって、ユーザビリティの向上やSEO対策の効果を得ることができますが、内部リンクをページのどこにでも設置していいということではありません。ここでは、より効果的な内部リンクの5つの設置場所ついて紹介します。
グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションとは、ホームページの全ページの上部もしくはサイドに表示されるメニューバーのことで、トップページやホームページ内の重要なページへの内部リンクが設置されています。グローバルナビゲーションにより、Googleのクローラーがホームページ内のトップページや重要な下層ページを把握することができるため、他のページと比べ高い評価を受けることが可能です。
フッターナビゲーション
フッターナビゲーションとは、ホームページの全ページの最下部に表示されているメニューです。目立たない場所にあるため、多くのホームページがプライバシーポリシーや利用ガイドラインなど、メインコンテンツではないページへの内部リンクのみを設置しがちですが、Googleのクローリングをサポートするためには、すべてのページへの内部リンクを設置することをお勧めします。
パンくずリスト
パンくずリストとは、現在閲覧しているページまでの階層を示すための内部リンクです。パンくずリストを設置することにより、ユーザーが今どの階層のページを閲覧しているのか認識できるため迷いにくくなるほか、Googleのクローラーにとっても、ホームページの構造を把握しやすくなるため、クローリングをサポートすることが可能です。
メインコンテンツ
グローバルナビゲーションやフッターナビゲーションを除く、ホームページのメインの要素となるコンテンツ内に関連性の高いページへの内部リンクを設置することにより、ユーザにもGoogleのクローラーにとっても、ホームページの理解をサポートすることが可能です。また、制作したばかりの新しいページへのリンクを既存のページに設置することによって、既存のページの Googleからの評価が新しいページに影響を与えるため、SEO対策において有効です。
サイトマップ
サイトマップとは、ホームページのすべてのページへの内部リンクを設置した目次のようなページのことで、ユーザーがホームページ全体を正しく把握することができます。また、リンクを設置する際はカテゴリに分けるなど、できる限りわかりやすく配置することで、ユーザビリティを高めましょう。なお、Googleのクローラーをサポートするには、今回紹介しているサイトマップではなく、XMLマップと呼ばれるホームページ内の各ページのURLや最終更新日などの要素をクローラーに伝えるサイトマップが有効です。
内部リンクを設置するときの注意点
内部リンクの具体的な設置場所を押さえた上で、最後に内部リンクを設置する際のhtmlの記述方法にも注意が必要です。ここでは、内部リンクを設置する際の2つの注意点を紹介します。
内部リンクのURLは記述方法を統一しましょう
内部リンクを設置する際に記述するURLは、必ず記述方法を統一しましょう。「http://〜」と「https://〜」のsの有無やwwwの有無など、URLの記述方法が異なる場合、Googleのクローラーは異なるホームページと認識してしまいます。
リダイレクトされていれば、sの有無やwwwの有無にかかわらずユーザーやGoogleのクローラーはリンク先のページにアクセスすることが可能ですが、ページが表示されるまでに時間を要してしまうため、ユーザビリティ・クローラビリティが低下してしまいます。
Googleのクローリングを妨げるリンクの設置方法は避けましょう
ユーザーにとっては問題のないリンクの設置方法でも、Googleのクローリングを妨げてしまう場合があります。一般的に使用されているプルダウン内のメニューも、Googleのクローラーを妨げる内部リンクの設置方法です。プルダウンでメニューが開く動作にJavascriptが使用されているため、クローラーが読み取るまでに時間を要します。
また、物件検索サイトやECサイトに見られる、検索フォームを入力することによって表示されるすべてのページに、Googleのクローラーはたどり着くことができません。重要な下層ページについては、検索フォームに頼らず、内部リンクを設置しましょう。
今回のまとめ
内部リンクの設置は、SEO効果を直接的に高めることはできませんが、Googleのクローリングを助けることができる上、ユーザーにとって使いやすいホームページに変化させることができます。今回紹介した内部リンクの設置による効果・設置場所・設置の注意点を把握することで、Googleのクローラーが巡りやすく、ユーザーにとって使いやすいホームページの制作を心がけましょう。