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ホームページにスタッフの写真を掲載する場合の法的リスクと対処法

2020
.09.20

現代のホームページには写真の掲載が必要不可欠であり、その中でもスタッフの写真掲載は、多くの企業にとって避けては通れない道です。特にサービス業や販売業の場合、業務中の写真を掲載するには、否が応でもスタッフの映り込みは避けられません。
そこで今回は、ホームページに写真を掲載する場合の法的リスクと対処法についてお伝えします。

スタッフの写真は個人情報保護と肖像権の観点で考える

スタッフの写真をホームページに掲載する場合は、個人情報保護法と憲法の観点から検討する必要があります。
まず、個人情報保護法の観点では、人物を特定することができる情報(個人情報)を取得する場合は、事前に利用目的を伝えておかなければなりません。また、憲法で保護されている肖像権では、容姿・容貌についてむやみに公表してはならないことが定められており、こちらも事前に利用目的を伝えておかなければなりません。
スタッフに対して事前に利用目的を説明し、許可を得ている場合は、個人情報保護法と憲法違反とはなりませんので、しっかりと事前に説明して許可を得ておきましょう。

ホームページにスタッフの写真を使用する場合は事前許可を

スタッフの写真をホームページに使用する場合は、該当するスタッフに事前許可を取っておきましょう。許可を取る方法は、同意書などの書面が最も望ましいと言われていますが、口頭でも構いません。
ただし、ホームページやブログ、パンフレット、チラシなど、販促物を制作するたびに許可を取るのも手間がかかるので、就業規則などに盛り込んでおくことをお勧めします。就業規則内に販売促進物や会社のPRのために写真や氏名を掲載することがある旨を記載しておきましょう。
また、在職中だけでなく退職後の掲載許可を取っておくと、スタッフが退職するたびにホームページの写真を変更する必要がなくなるため、手間と経費を抑えることができます。

今回のまとめ

写真の個人情報と肖像権については、スタッフも会社も意外と知らないところですので、しっかりと法律に則った対応をしておきましょう。在職中だけでなく退職後の許可も得ておくことで、トラブルの防止と、経費・労力の削減につながります。
なお、この記事は、ホームページ制作会社としての私見を記載しているに過ぎないため、各社での個別具体的なケースにつきましては、弁護士等にご確認ください。本記事に記載の内容の整合性について、弊社はいかなる責任も負いかねます。

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